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カナリア  作者: 名無し
13/14

崇拝系客

私はもう目的の為に手段を選ばないと決めた。


高校を卒業したいし、大学へ行く費用も貯めたい。その先の事も考えている。


それに孤児院に置いてきた弟は1人で生きていけそうな位に愛想が良く人から愛されるけど勉強は出来そうにないから心配だ。


一年前マスターに拾われた時は一文無しになっていた。それから一年働き軌道に乗るも、目標の為には充分ではない。


正直個人で客を取っていた時の方が時間とお金の効率が良かった。


私は日本人の雅という男に連絡を入れる。

こいつは私のガチ恋客だ。初めての出逢いは…


----------


この若い男は、無駄な肉が無くスッキリとした身体をしていた。

身長はアジア人にしては高い方だろう。

色白で、カラスのように黒い髪に、切れ長の目をしていた。


ルナ「こんばんは」


雅「…こんばんは」


相当緊張しているのか、私と目を合わせない。


ルナ「じゃあシャワー浴びてくるから、待ってて」


雅「待ってくれ、君に会えただけで十分なんだ。美しいすぎる。眺めさせてくれ」


ルナ「何もしないっていうの?」


雅「お金は払うよ。君は女神だから、ふ…触れるなんて…そんな」


ルナ「ふーん」

気持ち悪い。そう思った。


彼は、夢みたいだ、なんて言いながら、寝転んでる私の周りをウロウロした。


そして日本円にして300万円を置いて帰った。


その後、3回くらい会って、彼は私を女神のように崇拝する言葉をかけながら、結局何もせずに大金を置いて帰った。


私は雅という男を調べた。身元がはっきりしていて、日本の名家。そして政府間の癒着に関与しているみたいだ。

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