1月14日 その後
高橋 バイトの先輩。記念日に詳しい。
田中 バイトの後輩。「〜っす」が口癖。
ただのイチャイチャ話。オチはありません。
「えっと…記念日に詳しい!それと…記念日博士!あとは…記念日マスター!」
「記念日のことしか出てこないな…」
「いや、その、こう改まって褒めようとすると難しいんすよ。その…気恥ずかしいというかなんというか…(ゴニョゴニョ)」
「それもあるか。まあそれ以上に俺に褒めるところがないのが問題な気がする…」
「そ、そんなことないっすよ!…そうだ!反対に高橋さんがぼくのことを褒めてくださいよ!この難しさがわかると思いますよ!」
「田中くんを褒めるのか?そうだな…まず明るくて社交的だからみんなに好かれてるだろ?」
「そ、そうっすかね」
「んでスポーツ万能で運動神経がよくて、楽しそうに運動をするとこがすごい」
「ふふん!それほどでもありますかね!」
「そうやってすぐに調子に乗っちゃうとこも可愛いし、でも根は優しいから周りへの気遣いも忘れないし」
「う…///」
「バイトも頑張りつつ、就活やゼミの活動も手を抜かず頑張ってるし」
「…」
「料理も上手くて、歌も上手くて、ご飯を食べるときはこっちも嬉しくなるぐらい幸せそうに食べるし」
「ちょ、ちょっと待ってください…」
「ん?どうした?」
「さ、さすがにそんなに褒められると恥ずかしいっす…///」
「あ、ああ、すまん。ちょっとヒートアップしすぎたな…まあそれだけ田中くんが褒めるとこの多い人間だってことだな」
「そんなことないっすよ…高橋さんの方がすごいと思いますよ。ぼくなんて欠点ばっかりで…」
「欠点なんて誰にでもあるだろ。まあたしかにときどき図々しいなってときもあるけど、俺はそんなところもす…」
「す?」
「す、素晴らしいと思うぞ」
「いや別に素晴らしくはないでしょ…」