番外編 復帰後 5
ショウの性格からなのか、私との関係からなのかわからないが、ショウもTwitter上では広めていないらしいという情報を得た。Twitterの名前も「しふぉん」らしい。
私とは異なり、しふぉんは多分ヘリアンサスガールズの復帰は困難だろう。でも、いいファンとメンバーに囲まれて幸せだったといっていた。彼女の中でも、ヘリアンサスガールズの活動は忘れられない思い出となっているようだった。
とりあえず、向こうでも元気でやっていることを知れて何よりだった。そしてショウも元気にやっているようだ。私は、彼と高校時代を過ごすことができて本当に幸せだったと胸を張って言えるようになっていた。
ここから先、また活動が続いていくだろう。しふぉんも定期的にライブに戻ってくれるようだった(もしかしたら、高1の12月のライブでの私と同じように、舞台に立つかもしれない)。ショウはライブに来るのは厳しい(私としても、遠いので仕方ないだろうとは思う)といっていたが、1回は行っておきたいといってくれていた。
そして、コウとひかりも特に何もなくやっているようだ。ひかりはまだ軽音をつづけているらしい(他の3人は、大学に進学してやめてしまった)。
いつかまた会える。私の予定が一番問題だが、早ければ今年のゴールデンウィークにでも再会できるだろう。そう思えば、特に悲しいとも思わなかった。
私がヘリアンサスガールズをやっていたということも、その日に話そうと思っている。ショウからも承諾を得ている(明かすかどうかは自分で決めることだから、こういう言い回しは少し変だとは理解している。彼は「そっちが問題ないなら、僕は反対しない」と言っていた)。
私は心の中で、今までかかわってくれたみんな(小中高の同級生、とくに軽音部仲間、そしてファン及びライブに来てくれたみんな、今までのメンバー及び家族)に、ありがとうございました、と改めて念じた。
私はまた出会える日を楽しみにしながら、夜ご飯の材料を買いに近所のスーパーマーケットまで向かっていった。
ここで一通り終わりになります。ここまで読んでくださったみなさん、本当にありがとうございました!