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―とある人間不信の少女の独白―

 継ぎ接ぎだらけの私が、日常を生きるための私だった。


 昔の私は……根暗で、惨めで、嫌われ者だった。

 だから受け入れてもらえるため、ダメなところはすべて切り取った。

 見た目は捨てられる、性格も何とかできる、ふとした行動は頑張らないと。


 嫌われる性格、嫌われる言動、あらゆる嫌われる点を切り取った。

 そしたら、本当のあたしが誰なのか、何処にいるのか――わからなくなった。



 私が人形を愛してるのも、ぬいぐるみを愛してるのも頷ける話だと思う。


 人形は整っていて動かない。例え動いても操っている人間の動かす通り。

 ぬいぐるみはとても愛らしい。何が起きてもつぶらな瞳で表情はそのまま。

 それに2つとも気に入らないところを見つけたら、簡単に別の物に変えられる。


 まさに理想の自分、理想の他人。そんなあたしが……嫌いで、捨てたくなる。



 もしかしたら本当のあたしを好きになる人がいるかもしれない。

 だけど、アイツは私を好きになるのか。私はアイツを好きになれるのか。



 そして、私の嫌なところを、彼の嫌なところをちゃんと受け入れられるのかな。


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