変態が13匹
アルマさんとアメリーさんは約束の時間にきた。
二人は俺の指示通りミニスカートを履いている。
そして、俺との約束通り、
見せパンは履いてないはずだった。
そして、多分そうなのだろう。
アメリーさんが昨日より少しモジモジしている気がする。
「お早うございます」
「おっ、おはよ」
アルマさんが手を上げて言った。
「約束通り履いてきてくれたんてますね」
「そうにゃ、そして履いてないにゃ。心もとにゃいにゃ」
そりゃあそうだろう。
この世に見せるためのおパンツなんて無いからな。
さてさて、
今日は二人がどんなおパンツを履いてるか、
ゆっくり観照させてもらおう。
「じゃあ潜りますか」
俺はそう言って、迷宮の方へと歩き始めると、
二人は俺の後に付いてくる。
「結局お二人は動きに滑らかさが無いんですよ。だから弱い相手じゃないとすぐ押されてしまう」
「それは分かってるけどさ、それが何で、ミニスカートを履いて、見せパンを履かない事に繋がるのさ」
「動きをもっと滑らかにすれはスカートなんて捲れないんですよ。パンツを見せたくなければ、滑らかに動くこと。そうすればパンツは見えないし、強くなれる」
「う~ん、分かるような気はするんだけど、、、」
アルマさんは今一信じて無いようだ。
まぁ、そりゃそうだ。
俺がおパンツを観るための方便だからな。
多少の効果はあるかもしれないが、
誰かに試したことがあるわけでもない。
それから、迷宮に入って、ゴブリンが歩いてくるのを見つけると、
「じゃあ、お手本を見せますね」
俺はそう言って剣を出した。
近付いてくるゴブリンへと俺も歩を進める。
二人にも動きが分かるようにゆっくりと動いた。
ゆっくりで、しかし、流れる様に動く。
ゴブリンの振る剣をギリギリで躱して、
ゴブリンを斬りつける。
体の動きが最小で済むようにだ。
一通りゴブリンを倒すと、
「どう?わかった?」
俺は後ろを振り返って言った。
「う~ん。レオが凄いって事は良く分かったにゃ」
と、二人は微妙な反応を見せた。
だが、俺がお手本をやってても二人は上手くならないし、
俺もおパンツが見えない。
次のゴブリンが現れると二人の背中を押した。
二人の短いスカートがゆらゆらと揺れる。
アルマさんの少し『ムチッ』とした足と、
アメリーさんの『スラッ』とした足。
その麓には、
どんなおパンツがあるのでしょう。
心が高鳴る。
「あっ、アメリーさん、尻尾でスカートを押さえるのは反則ですからね」
「にゃ!」
驚いた様な声を出した。
押さえるつもりだったな。
そして、
御開帳となった。
動く度にチラチラと見える。
アルマさんはピンク、アメリーさんは黄色だった。
細かいデザインは分からないが、
お揃いなのかもしれない。
いやいや、これは良い目の保養になる。
ヒラヒラとするスカートと、チラチラとするおパンツと。
いやいや、良いですな。良いですな。
妹のおパンツに続き、この二人のおパンツまで。
しかし、もちろんこれで終わりじゃあ無い。
二人が全てのゴブリンを倒すと、
「う~ん。お二人はもしかして、俺にパンツを見せようとしてます?」
と言って俺は二人に近付いた。
「ち!違うにゃ!」
アメリーさんも首を左右に振って否定している。
「でも、、、。凄い見えたんですけど」
「そ、それは見せようとしたわけじゃ、、、」
「そうだ!良い事を思い付きました!たくさん俺にパンツを見せたらペナルティで、帰りはパンツを脱いで帰りましょう!」
「ちょ!ちょっと待つにゃ、それはダメにゃ!」
「大丈夫ですよ、見せなければ良いんですから」
無理だという二人を宥めながら階段へと向かった。
そして、
なし崩し的に次の戦闘に突入してもらう。
そしたらまぁ、見える見える。
当然だけどね。
敵のレベルは上がってるからな。
「お二人とも、パンツを見せない練習なんですけど?」
「そ!そんな!」
「そんな余裕にゃいにゃ!」
確かにな、二人の動きじゃあ地下5階が限界だろう。
しかし、良く見える。
きっと。魔力の使い方に繊細さが無いんだよな。
これは意識して覚えるしかない。
それからもたくさんおパンツを見せていただくと、
二人のMPがそろそろ無くなりかけてきたみたいで迷宮を出る事になった。
そうすると俺はもちろん、
「じゃあ、ペナルティですね」
と言って、手を差し出した。
「ほ、本当に脱ぐにゃ?」
そう言うアメリーさんに手をズイと更に差し出す。
もちろんノーパンで歩かせるのが目的じゃあない。
おパンツを持つのが目的だ。
「ね、ねぇ、今日は止めとかない?初日だったし、ね?」
そう言うアルマさんへもズイと手を差し出した。
ダメ!
おパンツ下さい!!
それから二人はおずおずとおパンツを脱いだ。
「しかも、え?パンツをレオ君に渡さなきゃダメなの?」
俺は大きく頷いた。
当たり前だ!!
何のための特訓だったと思ってんだ!!
俺がおパンツを持つために決まってんじゃん!!
さあ!
俺は再びズイと手を差し出した。
そして、ゆっくりと俺の手に置かれるおパンツ。
しっとり、ポカポカおパンツ。
俺は丁重に畳んでポケットに仕舞って、
ついでにチンポジを直した。
俺のアレははち切れそうになっている!
思い返してみよう。
ここまでの長い道程を、
パンツを買うことも出来なくてモンモンとした日々。
妹のおパンツに手を出そうとして見つかったこと。
そして、おパンツ交換をし、その喜びの絶頂のすぐ後に、
このような幸せを手に入れられるとは。
「さぁ、帰りましょう」
俺は二人に声を掛けた、
どうぞどうぞと先を促す。
俺は後ろから付いていって隙を見ておパンツの臭いを嗅がなけれはいけない。
・
変な事になっていた。
何故か、私とアメリーは迷宮をノーパンで歩いていた。
スカートの中はスースーするし、
何だか心許ない。
思わず少し内股になってしまう。
そして、後ろからレオ君が付いてくるのだが、、、。
なんだか、お尻の辺りを見られている様な気がするのだ。
「アメリーさん?」
後ろから声を掛けられて振り返った。
「なんか、綺麗ですね。いつもより、おしとやかな感じがして素敵ですよ」
誉められてしまった。
「アルマさんも、いつもは大股で歩いてましたけど、そうやって小股で歩くと、印象が変わりますね。綺麗です」
アルマを見ると少し頬を赤くしている。
「あ、ありがとにゃ」
それからもレオ君が私達の後ろから付いて来るのだけど、
レオ君が私のお尻をやっぱり見ているような気がする。
しかも、褒められたせいだろうか、
余計にお尻の辺りが気になった。
「ご、ごめん、レオ君が先を歩いてくれないかな?」
と、私が言うと、
「い、いいにゃ!後ろでいいにゃ!」
ってアメリーが余計な事をいった!
ふざけんな!こいつ!
アメリーの方を見ると顔を赤くして息を荒くしてる。
こ、この!変態ネコが!!
ノーパンの姿を見られて興奮してやがる!!
確かに恥ずかしくって、ドキドキするけど。
私はグッとスカートを押さえた。
魔物は出ないまま、
階段へと近付いていく。
階段を登る為には、どうしても足を上げなければいけない。
足を上げて、
そこをレオ君に見上げられたら、、、。
しかし、レオ君は後ろではなく、私達の横に立った。
ホッと一息つく。
高鳴っていた心臓も少し落ち着きを取り戻す。
隣のアメリーを見たら残念そうな様な顔をしていた。
ヤバイなこのネコ。
階段を登りきってスカートを押さえる手を緩めると、
レオ君は再び私達の後ろに立った。
そして再び感じる視線。
レオ君の視線が私のお尻のラインをなぞっている、
私の体を。
どうしても見られてるかと思うと内股になってしまう。
擦れる肌と、視線とで、、、。
「ハァ、ハァ」
と、隣の変態ネコは完全におかしくなっている。
そして、私も、自分の体が熱くなっているのが分かった。
体の奥からどんどん熱が込み上げてくる。
私の頭もおかしくなりそうだ。
年の離れたら男の子にこんな姿を見られて、、、。
息を荒くしてるなんて。
隣の変態ネコもどんどん顔付きがヤバくなっている。
発情期はまだ少し先じゃあなかったか?!
しかし、私も人の事を言えないか、
もう、たまらん!!
この後ろから付けてくる男を手込めにしてやろうか?
と、振り返ろうとしたその時、今向かっている出口の方向から人の気配を感じた。
斥候のアメリーを見るとうざそうな顔をしている。
え?
ノーパンで揉め事とかマジ勘弁なんだけど、、、。
「ストフェラ達にゃ」
げ、めんどくせ。
ストフェラ達は昨日レオ君に絡んでた3人組の男達だ。
私達は普段こいつらより遅く迷宮に潜って、早く上がる事にしていたが、今日はレオ君の指導を受ける為に早く潜っていた。
「おっ、珍しいじゃねえか」
先頭を歩くストフェラが近付いてきて言った。
私とアメリーはスカートを押さえて後退りした。
「しかもなんだ、今日は大人しいじゃねぇかよ」
パンツを履いてないこの状況で男相手に立ち回るなんて無理だ。
「うるせぇにゃ、さっさと行くにゃ」
「そんなつれねぇ事言うなよ、たまには一緒に潜ろうぜ?」
ストフェラ達が私達へと手を伸ばす、普段ならその手をひっぱたくが、思わず体が縮こまってしまう。
「お引き取りください」
レオ君がストフェラの腕を掴んで言った。
「なんだ?!この間の乞食じゃあねぇか」
レオ君が手を離したのだろう、
ストフェラが手を引いて下がった。
「お引き取りください」
レオ君が同じ言葉を繰り返した。
「ハッ!大したもんだな、ボウズ。おい!お前らはこんなガキが良いのか?」
どんどん険悪な感じになっていく、
ストフェラ達の腰には既に剣がぶら下がっている。
「お引き取りください」
レオ君は変わらず冷めた声で言った。
「おいおい、こんなガキのナニじゃあお前ら満足出来ねぇだろ?俺のアレにしとけよ!なあ!」
ストフェラが再び私へと手を伸ばそうとする、
『バチン!』
「おい何すんだよ!」
レオ君がストフェラの腕を叩いた、
3人の手が腰の剣の柄を掴む。
「お引き取りください」
レオ君は同じ言葉を繰り返した。
言葉の奥から深い怒りを感じだ。
「てめぇ!」
ストフェラが、
『スラッ』
っと剣を抜いた瞬間、レオ君の体がぶれる!
『ギャン!』
と音がして、
見ると、
レオ君の手に剣が握られ、
ストフェラの持っていた剣の先が無くなっている!
え?
何をしたの?
「お前の汚いナニも短くしてやろうか?」
レオ君だ!
レオ君が切ったんだ!
「て!てめぇ!!」
ストフェラが、レオ君に斬りかかろうとするが、
ストフェラの仲間が羽交い締めにして止める!
「止めろ!」
そう仲間に止められてるが、ストフェラはそれを振りほどこうとジタバタしている。
「ふざけんな!!離せ!」
レオ君はその様を冷めた目で見ている。
「こいよ?情けねぇな?お前、仲間に止められてんだぜ?お前じゃあ勝てねぇから、止めとけってよ!!」
「この!イカ臭いガキが!!殺してやる!」
ストフェラは仲間の腕を振りほどこうともがくが、
仲間が必死で押さえてる。
そうするしか無いだろう、
私にはレオ君の動きが全く見えなかった、
それはストフェラ達もそうだったに違いない。
ストフェラ達もはっきり言って強い訳ではない。
多分10階まで潜れるかどうかぐらいだ。
「くっそ!分かったよ!」
結局ストフェラが折れると、三人は迷宮の奥へと潜っていった。
それより、レオ君の様子にびっくりした。
温厚で優しい感じしか無かったのに、
今のレオ君は凄く怒っていた。




