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第2話

「で、俺はまず何をすればいい?」

棚からぼたもち感覚で 出てきたウェンディさんが聞いてきた


「何がですか?」

立ちっぱなしは疲れたのでソファに座る


あっ、フカフカ♪


「配下が必要だったから呼んだんだろ?」

配下? なにそれ?


「違いますよ?」

ノートが勝手に出しただけだし…………


「じゃあなんで俺を召喚したんだ?」


「なんか引換券もらったからそれを使ったらウェンディさんが出てきちゃっただけで………あっウェンディさんも座ってください 立ちっぱなしだと疲れるでしょ?」


「待て待て待て! 何? 俺福引感覚で召喚された?!」


「見たいですねぇ?」


「じゃあ俺何すりゃいいんだよ・・・・・・」

心底困った顔で頭を抱えるウェンディさん


そんな顔されたって何をどうすればいいかわからないし……………




…………ところでお腹すいたな



ウェンディさんを避けながらキッチンの方へ向かう



まず冷蔵庫

中にあるのは元の世界にあった野菜 肉 魚が一通り入ってる

そして炊飯器に電子レンジ トースター とポット

そして調味料一式にその他テレビで紹介で見たことのある便利グッズがちらほら収納されていた


さて何を作ろう?


冷蔵庫を開ける。


肉は 鶏肉 豚肉 牛肉…………


じゃあ 卵とパン粉もあるしハンバーグにしようかな☆


レシピは大体頭に入ってるから大丈夫

そうと決まればかけてあったエプロンをつけて材料を出す…………のだが…………



「取れないんですけど…………?」


お肉は普通に取れた パン粉も普通に取れた


だがここで問題が一つ発生する

それは、冷蔵庫が普通のご家庭にあるサイズの約2倍ほどの大きさになっているということ

するとどうなるか、 冷蔵庫の棚の数は約3つから4つほどになっているが この冷蔵庫は6つになっている。


そしてそうすると必然的に発生するのが棚が多ければ多いほど縦にでかくなる、

そして今僕の身長は160センチ程、冷蔵庫は二メートル…………お立ち台が必要になるが今はない…………今、僕が取ろうとしてるのは卵…………

卵の場所は冷蔵庫の扉を開けて扉側の一番上の段につけるのが一般的

そしてこの冷蔵庫もこのようにできてる。 結果



届かない…………


どんなに背伸びしようがジャンプしようが40センチの差は埋められない


「なにしてんだ?」

こえのしたほうを見るとウェンディさんが頬杖をついてこっちを見ていた


「卵取りたいんですけど届かなくて…………」


すると立ち上がりスタスタとこっちにきて卵ををとってくれた


「これで合ってるか?」


卵を受け取る


ウェンディさんを見る

背は冷蔵庫とほとんど変わらない 、そしてやはりマッチョ


「ところで嫌いな食べものってあります?」


「ん? 俺のも作ってくれるのか?」


「はい 一度に作った方が楽なので」


「それはありがたいな 俺は特に嫌いなものがないぞ 」


そう言ってにっと笑う


「ではこれから作るので座ってて下さい」


「手伝わなくて大丈夫か?」


「大丈夫ですo(`ω´ )o」


さて続きを…………



パン粉を牛乳で浸して


玉ねぎをみじん切りにして油で炒める。

付け合せは…………レタス? キャベツ? どっちがいいんだろ?

・・・・両方入れちゃえ☆


それでーひきに……………やってない


肉を見るとまな板の上でブロックで置いてある ブロックで!


包丁を二本取り出し とうっ!


ザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザク…ザクザク…ザク……………ザク…………


「疲れた・・・・・・・・!」



1キロ以上もある肉をひき肉にするのはきつすぎるでしょ!


「あ …あと半分…………!」


「俺がやろうか?」


いきなり話しかけられたので振り向くといつの間にか隣にウェンディさんがいた


「肉をミンチにすればいいだろ?」


「ええ ウェンディさんできます?」


まだ半分は残ってるが…………


「ちっと離れてろ?」


言われた通り一歩下がる


ザンッ!


「へ?」


切る音は一回だったはず…………それをどうすれば細切れ肉に変わるほどの威力になるのか


「これでいいか?」

なんでもない風に言うウェンディさん





「…………すごいですね…………」


「そうか? 前のところじゃあこんなの普通だったけどな」


「どんなとこなんですか…………」

ひき肉 玉ねぎ 浸したパン粉 卵を混ぜてこねる


「前は今は死んだ魔王様のところにいたんだがなー」


コネコネコネコネコネコネ



「そこじゃ俺は一応隊長の位をもらっていたんだ」


「へー」

コネコネコネコネコネコね


「そこの将軍は俺よりもはるかに強くて 魔王様は比べるのもおかしいほど強かったぜ」

昔を思い出してるのかしみじみと話す


コネコネコネ…………オケ


「ただなーある日、異世界から召喚された勇者がたった四人で攻めてきたんだ」


かなりのテンプレ感


お肉固めてー


「それで俺も戦ったんだがさすがに四人相手はダメで負けて死んじまったな」

テンプレテンプレ


形をとってー空気を抜いてー


「倒されてもしばらくは生きてたんだが魔王様の最後は見れなかったな…………」

生き生きと話してたのに声のトーンが下がる


丸くして一旦置いとく


「それでもあのお方の魔力が消える瞬間だけはわかったからその時はショックだったな…………」


ハンバーグ20こ分


つ 作りすぎたね…………


「それから何もない暗黒の空間でずっとさまよってて どのくらいだったかわからないくらいの時に突然光に包まれて」


フライパンを熱して油入れて


「で気がついたらぽかんとした顔のお前に召喚されてたってわけだ」


なぜか昔話になってるオチ


「どうコメントすれば…………」


「悪いな いきなりこんな話しして」


「い いえ …………僕から降った話だし」


き………気を取り直して調理再開


ハンバーグを一度に4つほど焼く


『あと少しでできるので座ってて下さい」


「おうっ おめえは簡単に死ぬなよ」


「生後数時間で死ぬもんですか!」

赤ん坊レベルで死んだらシャレにならん


「ははっ!」

何が面白いのか笑うウェンディさん


「いや 笑い事じゃありませんからね?!」


ハンバーグをひっくり返す


「とりあえず俺の役目はフロルウェアリ魔王様の護衛だな」

ニヤリと笑って言う


フルネームで呼びやがった!


「僕弱いですか?」


「んー? 普通の人間なら大したことねえけど 国の兵士相手には怪しいな?」


「えー…………?」

聞いてる限り僕死亡フラグが立ちまくる予感しかしないが…………?

やだよ? テンプレ通り勇者に殺されてエンドとか


「まあ俺が守ってやるよ」

親指立てて宣言する


ハンバーグが焼ける前にレタスに人参を茹でる


お皿にフォーク ナイフを出して皿に並べる

はしがないのは悲しい


「そういやぁ何作ってんだ?」

待つのがあきたのか僕のとこへ来てフライパンを除く


「ハンバーグです 知りませんか?」


すると首を傾げて

「知らんなぁ? 俺たちは大抵 ミンチになんてしないでそのまま焼くか生で食うかだな」


「どんな食生活ですか…………」

原始人的な?


「楽だからな」


それでもダメでしょう そんなんじゃご飯を美味しく食べれないでしょう


さて

「でーきた♪」


できたやつを皿に盛るのだが…………またまた問題が


ハンバーグ20個 僕はせいぜい3つが限界


ウェンディさんどのくらい食べるかな?


………………………こうしてしまえ( ´ ▽ ` )ノ




☆☆☆



「おい…………おかしくないか?」


「何がです〜?(汗)」


「この量はさすがにおかしいだろ?」


僕のハンバーグ 4個

ウェンディさん 16個


あ あはは?

不可抗力ってやつでしょう???


「普通おかしいよな? この量」


「・・・(´ε` )」


「おい目を逸らすな」


(大汗)


「冷めないうちに食べちゃいましょ?? ね! ね!!(^_^;)」

こうなりゃゴリ押しだ!


「たくっ …………うめえな」

文句を言いながらも食べると意外にも喜んでくれた

上手に焼けました〜♪的な?


「食べた後は疲れたので寝ちゃいますね?」

色々テンプレがおきすぎて疲れた


「食べた後に寝ると太るぞ?」


「生後数時間の赤ちゃんをこれ以上起こす気ですか!?」


「見た目全然赤ん坊じゃねえぞ?」


「・・・それでもピチピチの0歳ですもん(・ω・)」


「もんってお前な…………まあいいや」

ため息をつきながらも折れてくれました!



「じゃあウェンディさんどこで寝ます?ソファかベッドの二択ですけど」

できればベッドがいいなぁ ……………僕が


「おめえベッドに寝ればいいだろ?」


ヤッター

大人ですなーウェンディさん


「ではお言葉に甘えますね!」





美味しくご飯を食べて本当に眠くなったので


そしてあっとう間に意識を手放す










☆☆☆



「いい顔で寝るな〜」


中性的な顔立ち 少し長めの緑色の髪

スヤスヤ寝息を立てる主君の横に腰掛ける


「にしても………まさかまた魔王の下に着くとは思わなかったな」

1度目は勇者にことごとく負けて死に

そして今はこの魔王 フロルウェアリの護衛をすることになった



「魔力も少し高いくらい これで魔王だから笑えるな」


普通魔王はもっと強い、いくら生まれたてでもだ

まだこいつの力は見たことないがそれでもこいつの性格は大体分かった

性格は優しく 少し臆病な節がありそして少しバカだな

それでも守ることには変わらねえがな


フロルの頬を軽く撫でる


「んにゅ〜?」

おかしな声で唸る


思わずニヤリと笑い

「俺がソファで寝るとは一言も言ってないがな」


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