第1話
よろしくお願いします
そして意識が覚醒する…………
辺りを見回すと
フローリングの床
白いソファ
テーブル
ベッド
冷蔵庫
本棚
どこかへ続く赤と青の扉が二つ
テレビにプレーヤー
トイレ お風呂
エアコン 靴箱
キッチンとかなり充実した感じ
だけどそんな便利情報よりも何より…………
「説明不足だなぁ……………………」
完全にまくしたてられた挙句説明がほとんどなくてこの状況…………
僕に引きこもり生活でもやらせてくれるのかね?
他に変化したことをまとめると
☆☆☆
見た目
髪 緑色(眼鏡かけてます〕
顔 変化なし?
服 茶色いコート
白いTシャツ
黒いズボン
スリッパ
☆☆☆
「なぜスリッパ?」
まぁ家の中だけど…………
格好は変質者とか言われそうだけど
そしてテーブルの上を見ると手紙が二枚のってたので見る
☆☆☆
魔王生どうですか??( ´ ▽ ` )ノ
この手紙を読んでるということは無事についてるということでしょう!^_^
この部屋 もといここの亜空間はあなた専用の空間です
無理やり連れてきたお詫びに好きに使っちゃってもらって
大丈夫です!(・ω・)ノ
電気 水道 ガスについてもいくら使ってもらっても構いません^ ^
そして扉の説明
まず赤の扉があなたの亜空間の外に出る扉です♪
ドアノブを握った時にあなたの好きな風景を作り出せるように作ってあるので
是非試してください!
そして青の扉は元々の空間 と言ってもあなたのいた世界とは違い 魔法やドラゴンなどがいる世界などでご了承ください!
開けた先はどこに出るかはランダムなので山や川 もしかしたら火山にでるかもしれませんが気をつけてください!
あと靴は靴箱に入ってます
あとあなたは【魔王】なので魔王らしく暮らすために本棚に
「魔王のススメ2016」を入れてあるので目を通してくださいね!
☆☆☆
・・・・・・・・・・・なんかウザい
で言うか無駄に絵文字。が使ってあるのはなぜ…………?
とりあえず生活には困らない? であってるんてるんだよね?
本棚を見ると僕好みのライトノベルがずらりと並んでいる
そしてなぜか眼鏡クリーナーが置いてあった
そして一番隅に知らない本が二冊「魔王のススメ」「ダンジョンノート」
魔王のススメはわかるがダンジョンノートってなんだ?
もう一枚の手紙を見る
☆☆☆
ダンジョンノートの説明
この亜空間はあなたが好きに使っちゃっていいんですが一応客観的に見るとここはダンジョンになるのでこのノートと魔王のススメの説明にしたがったりすれば見事な魔王になってることでしょう
そしてダンジョンにはダンジョンポイントがあり
そのポイントを使いモンスターを召喚したりあなたのお家を大きくできたりします!
まず初回サービスとして10000ポイントプレゼント!
ノートを見れば大体のことがわかるので見てください
そしてなん度も言いますがあなたは魔王です
魔王のススメも読んで魔王らしく暮らしせください!
あと最後に私はこの世界を管理してる神です
では魔王生をエンジョイしちゃってください♪
神より
☆☆☆
なにこのテンプレ感満載度
まぁとりあえず
ノートを本棚から取り出し開く
するとまるでスマホを操作するみたいにロック解除のページがでてきた
右から左にタッチパネルを動かす
いきなりGoogleの音声が聞こえてきた
“ようこそ”
“このメニュー画面では☆☆☆様のステータスの確認ダンジョン活動 モンスター召喚 ポイントの確認 などができます
まずは☆☆☆様にはご自分のお名前をお決めになられることがおすすめになっております。”
名前…………?
それは 普通に僕の名前…………はつまんないか…………
ちょっとステータスを見てみるか
ステータスの項目をタッチする
☆☆☆
名前 ☆☆☆
種族 妖精
階位 魔王
適性 植物 幻覚
魔法 植物生産 幻生産
操作
技 不明
能力
攻撃力 5
防御力 2
魔力 1500
魔力耐性 250
素早さ 20
ユニークスキル 妖精の契約
☆☆☆
・・・・・・僕魔王だよね!?
魔王補正どこいった!?
物理要素クズじゃねえかよ!
で言うかわからないこと盛りだくさんだし
とりあえず能力の説明を見る
植物生産
自分の知っている植物又は自分のイメージした植物を作り出せる
木も可
植物操作
自分の出した植物又は
近くにある植物を自在に操ることが可能
幻生産
対象に向かって幻覚を見せることが可能
妖精の契約
自分と親しくなったものとのみできる
契約したものはステータスが五割プラスされる
契約したものは自分には危害を加えられない
☆☆☆
最後のやつって・・・・
見方を変えればチート?なのかな?
でも一人だとジリ貧だし
幻覚は論外
植物は わからない……………………
僕って使役してなんぼなのかな?????
で
名前だけど
魔王だからそれっぽく……………………
でもでも妖精…………妖精って何?
妖精の項目をタッチする
☆☆☆
妖精
空に浮くことができ魔法に長けた種族
主に気分屋な性格の妖精が多い
☆☆☆
浮くことできるの!?
後で試さなきゃ!
で名前だけど…………
いかつい名前は却下
ドラクエのラスボスとかがいいけど名前負け必須!
あとは能力にあった名前…………
妖精 フェアリー
植物 プラント フラワー ウッド など
幻覚 ミラージュ
うーん?
フラワー・・・フロル
妖精 フェアリー
フロル…………ウェアリ?
フロルウェアリ
これでいいかな?
“おめでとうございます!!”
いきなり本から声がしだした
“☆☆☆様改め フロルウェアリ様!名前をお決めになったボーナスにSランクの魔物引換券をおお送りします!
早速使いますか?
なにそのスマホのゲーム感……………………
“引き換えの前に初回なので説明をさせていただきます!
モンスターのランクは
F~SSSランクまでありまして
F~Dが初心者向け
C~Aが一人前向け
S~SSSが達人向けとなっております”
へー本と一緒だの?
“では引き換えを始めます 部屋の中央に陣ができますので移動してください
なおSランクの中でランダムで出てきます
返品はポイントに換金されますご了承ください”
魔物が商品扱いって…………
でもなんかファンタジー感が出てきていいなあ〜
部屋の真ん中に人一人が軽く入れる魔法陣が現れてそして強く光りだした
何がでるかなー?
ドラゴンとか狼がいいなあ〜
でもうちに入るかな?
1分程経過し光りが弱くなり出し陣の中の様子がみれるようになってきた
それは人型をしており
年は20代くらい
身長は190センチは軽く超えてて
黒い鎧をきてい…て?
鎧からでもわかるほど筋肉ががっしりとついていて?
顔は精悍で角刈りで赤い髪をしている…………人?!
慌てて本のステータスを見る
☆☆☆
名前 ウェンディ
種族 魔人
能力に差がありすぎるため見ることができません
☆☆☆
おかしいね?
魔王より強いのいんじゃん
魔王最強じゃなかったっけ?
するとウェンディという人が話しかけてきた
「お前が俺の主になるやつか?」
その声はとても低い声で耳に心地よく聞こえるが…………
「返品 返品…………」
こんな強すぎるのはいらん
本の画面で返品できないか見る
「お おい なに物騒なことをしようとしてんだ!!」
ウェンディさんは慌てて陣から出てきて僕から本を取り上げる
「なにすんですか!」
「それはこっちのセリフだ! 俺じゃ不満か!?」
そういうわけじゃないが…………
「そういうわけじゃありませんが…………なんか僕にはもったいないなって思って…………」
「あのなー…………お前の操作一つで俺の命が決まるんだぞ?」
「それは なんか不幸ですね?」
「他人事みたいに言ってるが現に今お前がやろうとしてたことなんだからな!?」
「えー…………じゃあ採用にするんで貸してください」
「ほんと頼むぞ?」
おし! 確認ボタンを押して おしまい!
「これでオッケーですね」
「いきなりびっくりしたぞ……………………
じゃあよろしく頼むぞ 名前はなんと言う?」
「フロルウェアリです」
「そうか あと俺はフロルウェアリに使えてる身だから敬語じゃなくていいぞ」
ウェンディさんは敬語じゃないけど?
「元々こう言うしゃべりかたなので気にしないでください、あと言いにくいからフロルでいいです?」
「そうか? ではお言葉に甘えてフロルと呼ばせてもらう」
「オッケー♪」
フロルウェアリはウェンディを仲間にした!




