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戦闘は激しさを増していき

皆さんがお気づきの様に私の文才が余りにも凄いばかりに、書いていた内容が面白すぎて読んでいるうちに皆さんが失神するかと思いまして、面白くしないように工夫している内に更新が遅くなりました。

嘘です。

 ――――ラリアーラヘルツ帝国領内  南方に20km地点の森林地帯


 短くない年月を感じさせる樹木が生い茂り、流れる川は魚達の目の動きさえ観察出来る程綺麗に澄んでいる。


 聖域とも言える程に清浄なその土地は今、鋼鉄の人型兵器によって形を少なからず変えていた。


「ただの斥候に何故ここまで侵入を許しているのだ!近頃の諜報部隊の怠慢は過ぎる物があるぞ!」


 その兵器に乗った、他の兵器に乗った者とは一線を画するように華やかに装飾が施された鎧を着た女性が忙しなく手足と視線を動かしながら地上を駈ける。


 手の操縦機、レバーに様々なスイッチが付いているソレを流れるような動作で的確に押しながら前に倒す。


 足の操縦機は足首から覆うようなフットペダルになっており、それもまた踏みしめるようにしてからまた前に突き出す。


 すると搭乗した機体、武者の鎧と言えるような胴体部や脚部そしてをそれを大きく覆うようにして腰部から流している装甲が連動するように動き全長18メートルもあろうかと言う巨大な機体を前へと突き動かす。


「姫様、レリーシア様!突出し過ぎですぞ、お下がり下さいませ!」


 突出したレリーシアと呼ばれた彼女の突出を諌めつつ、その僚機と思わしき機体が同じように前進。


 巨大な鎧武者の左手に握られたガン・アサルトが火を噴き、まさに同じような動きでレリーシアを蜂の巣にせんとばかりにガン・アサルトを構えていた敵に風穴を空ける。


「駄目だ!ここまで突破されたと言うことは隠密行動のプロである可能性が高い、ここで逃したとあれば次は何時、帝国首都が攻撃されるやもわからん!」


「ですがレリーシア様、このままでは部隊は全滅です!数が二つ違えば敗走し、三つ違えば殲滅される。それがこの"機動型精霊デバッカル"という兵器を使った戦闘の基本です!部下を無駄になされますな!」


 頭に血が登ったレリーシアとそれを諌める副官は激しい口論を交わしながらも手足や目は決して止まる事は無い、止めてしまえば眼前の敵に喰われて果てるのみ。


 考える暇も無く、只々感情とほんの少しの理性を通して語られる互いの言葉は交わる事無く無作為に時間だけを浪費させる。


(この"20km"という絶対距離を侵入されてしまったら、先の隣国との大戦でその殆どが破壊され機能していない防衛砲台。そしてその目と鼻と先に下層居住地……!流れ弾一つ通さないようにするにはここで食い止めるしか……!)


 ジリジリと押されている状況に嫌でも頭が冷えてくる、最初に定期巡回をしていた三機、そして私と私の気まぐれの探索に警護の為付いてきていた副官のノヴァリーチェとその部下を含めてたった六機。


 対して隣国の王国から来たであろうこの侵入者達は我が国の、決して侮る事の出来無い"はず"の警戒域を軽々越えての侵入としか思えない、九機という数で侵入し三機で一個小隊を三つも組めている。


 二個の小隊と三個の小隊だったものは、一個の小隊と一機。二個の小隊という数になっている。


 簡単な引き算でももう先は見えいている、それでも引けない、引くわけにはいかない。


 この不利な状況を打破するだけの援軍が欲しい。


 私のわがままに振り回されたこの副官とその部下と仲間を守ってほしい、叶う事ならば敵を殲滅まで追い込みたい。


「――――誰か、誰か私に力を貸してくれ!」


 その心の叫びは――――


「お、敵は居ないとか言ってたけどいるじゃん。しかもこれは最初のステージの主人公登場シーンって奴?」


 届いた。

ロボット物って需要無いですかね、無いですよね。それでもお気に入りに入れてくれた一人の為に頑張ります。


お気に入りありがとうございます!

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