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契約、それは願望の実現

…新作だ。不定期だ。それでも良き時は見てくれや。

「我に魂を寄越せ、さすれば願いを三つ叶えてやろう」


…は?


いきなりの事で頭が混乱している、いきなり現れた可愛い悪魔コスの美少女に魂寄越せと言われた。どういうこっちゃ?


「…コホン、我を呼び出しておきながら何も望まぬ、何も欲さぬのか?」


「いや、望む欲するの前に呼び出してないから…てか寒くない?いま冬だよ」


「はぁあ?なにを申しておるのだ?ほれ、その本、詠んだであろう?我が魔本、契約の盟約書を」


そう言い悪魔コスの美少女が俺が持っている本を指さした。


「あぁ、これ?爺ちゃんの形見の骨董品…これが君のだっていうのなら返すけど…」


「何を戯けた事を理由はどうあれ我はそなたによって現界した。契約の名の下に…契約せぬ場合、我はそなたを殺しさっさと冥界へと帰る。汝の選ぶ道は契約か、不様なる死に様を世間に晒すかの二つに一つ。我としては前者を望むぞ」


「はぁ、つまり俺は契約を結ぶしかないわけか…で、三つの願いの代償が…魂だっけ?それいつ取られるの?」


「ふむ、基本契約完了時だが…今回は死ぬ直前にしてやろう…悪魔とてそこら辺サービスしないとなぁ、何せ二百年ぶりの客だからのう」


「死ぬ前か、願い事って何でも有りか?」


「基本はな、だが願える回数増やせや、魄を取るな等の契約に触れることは無しじゃ。あぁ、後…えっちぃのはダメだ」


若干顔を赤らめながら笑みを浮かべる悪魔コス。


「は?なんで」


「これ全年齢対象だから」


「おぉメタイメタイ」


「三分間待ってやるからその間に決めてくれ」


「舞うのか?」


「…なぜ我が舞を舞わねばならぬ。はぁ、どうもそなたと話しておると調子が狂う…主、少々頭が悪くないか?」


「成績は平均よりちょい下だが悪くはないはず」


「いや、そういう意味ではなくてだな…はぁ、もう良い。さっさと契約を結んで冥界へと帰る」


「いや、まだ決まってないんだが…後一つ」


「なら先の二つを叶えよう残りは後々考えようぞ。では一つ目申してみよ」


「一つ目は一生遊んで暮らせる分の金だね」


「ふむ、とても在り来たりな物だ。まぁよい、二つ目は?」


「家、大豪邸ほどではないが少し持て余しそうな大きさ」


「家?そんなもの後々買えば良かろう」


「今ほしいんだよ。それに買うにしても色々と面倒だろ?」


爺さん家は区の土地開発で押収されるし…


「そうか…まぁ、良いがな」


「後一つなぁ…なぁんも浮かばない」


その2つあれば他に困ることもないしなぁ…


「何かあろう?例えば絶対的な権力とか」


「権力とか興味ないしなぁ……ん?」


「なんだ?何か思いついたのか」


とても目を輝かせ尋ねてくる彼女に少し悪気を感じてしまった。


「いや、これアリか?」


「我に出来る事ならな」


そう言いそれなりに育ったモノを揺らしながら胸を張る彼女


「なら…」


その願いを聞いた彼女はとても驚いた表情をした。


「正気か?」


「ダメなのか?」


「い、いいいや、だ、駄目ではないが…」


顔を真っ赤にしながら尋ねてくる彼女


「なら、契約成立だね」


「そ、そうだな。契約…成立だ。」


彼女はそう言うと俺の持っている本が光だし俺の手から離れ彼女の前に浮かび上がり白紙のページを開いた。


「『我、トランコクト。三つの願望とともに汝の魄を貰い受ける。』」



「『契約終了期限、契約者淺宮快耶が天寿全う数秒前』」



「『願望内容。壱、淺宮快耶の人生で使いきること不可能な大金。弐、淺宮快耶の手に余るほどの豪邸。参…』」



言葉につまり顔を湯でダコの如く真っ赤にする悪魔っ娘



「『さ、参、わ我、と、トランコクトをあさ淺宮か、か快耶のかかか彼女にすること』」



「『い、以上の内容は何事にも破られず何事にも破棄されぬ事をここに印し拘束する』」


白紙のページにはトランコクトが言った言葉がそのまま印され本は勝手に閉じ彼女の手の中に落ちた。

「これで…契約は成立。…では我はこれで」


そそくさと呪文を唱え扉を召喚しノブに手を掛けるトランコクト


「どこに行くんだ?」


「先に申したとおり冥界へと…帰れない?あれ、何故?あれ、何で門が開かないんだ?あれあれ!?」


ガチャガチャとノブを回したり扉を叩いたりする悪魔っ娘


バサッと地面に落ちた盟約書は契約のページをたまたま開いた


「なになに…『特記:契約の内容にトランコクト本人が関わる場合、トランコクトはその契約内容を全うするまで冥界へと戻ることを禁ず』だそうだ」


「…つまり、我が退路は断たれたと言う事なのか?我は主が我を振るまで我は主とともに過ごすのか?」


「…振る?なんで僕が君を振らないといけないんだい?こんなに可愛いのに…」


「か、可愛い?!我が?なにを戯けたことを…まぁ良い、快耶。これから頼む」


「あ、うん。よろしく、トラン」



僕は彼女と契約を結び彼女と僕は恋人となった。


「…恋人…ボフッ」


一瞬で真っ赤になりぶっ倒れるトラン。


「え、ちょっ、トラン?!」


「こ、ここ恋人ならいつかはえっちぃ事を…ボンッ!」



………続く!

トランコクト…タダの悪魔で恥ずかしがり屋で楽しむことを第一にしている

浅宮快耶あさみやかいや…ハタチ過ぎの彼女なし高校生、鈍感


…次の更新は何時になるやら、或いは無かったり…頑張ります

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