転生して数年…
どうも転生者ライトです
第二の人生が始まってからもう13年経ちました
その間にあった事を簡単にまとめると…
・思い出したくない乳児期の記憶
・幼馴染が出来る
・この世界にはゴブリンなどの魔物が居る
・魔法が使える
・親が二人共騎士
・三歳位から親に稽古をつけられる
等々
親が騎士っていうのは結構驚いたが、実は学院がありそこを卒業さえすればなれるらしい
それで親の稽古についてだが、なんというか無茶苦茶だ
今までにあった稽古という名の苛めをあげていくと…
・森で一週間サバイバル
・魔物と対決
・近所の魔法使いを集めて集中砲火される
・親の所属する騎士団の新入りだと思われる人達と決闘
魔法の集中砲火はホントに死ぬかと思ったよ…
まぁお陰で魔法も簡単なのなら出来るようになったから良いんだが
だがしかし!今日からは学園に行く事になるのであんな無茶な稽古はなくなる
ちなみに今日から行く学園はただの学校であり剣術とかを習ったりはしない普通の学校だ
「にしても待ってる間に脳内で今までの事説明出来るだけ時間掛かるってどんだけ待たせるんだか…」
俺は今、学園に行く前に隣の家に住む幼馴染を待っている
「ライトごめーん!遅くなったぁー」
やっと幼馴染のコトナが駆け寄ってくる
「今日は学園行くだけなんだからそんなに時間かける事ないだろうに…」
「別に良いでしょー。今日は初日なんだからちゃんとしてかないと!」
そんなやり取りをしつつ俺とコトナは歩き出す
「そういえば今日は剣持ってきてないのー?」
「学校に剣持って行ってどうすんだよ」
「んーと護身用?」
学校で護身用に剣が必要ってどんだけ危険な学校に行くつもりだ
「私は攻撃魔法使えるからなんとかなるけどライトは剣がないとただの子供でしょー?」
「素手でも戦えるっての。…それに魔法も簡単なのだったら出来るし」
…初歩の初歩位のだけどな
「へー、あのライトが魔法ねぇー…剣で戦う所しか想像つかないんだけど」
まぁ俺の魔法の使い方はちょっと特殊だしなぁ
「まぁそこは気にすんな。っともう着いたな」
到着した場所を見るがなんというか前の世界の学校をイメージしてたせいもあり小さく感じる
辺りを見回すと同じ制服を着た奴らが掲示板のような物の前に集まってる
「あっちになんかあるみたいだから行こうよライト!」
コトナは俺がなんか言う前に俺の手を引っ張り集団に向かう
「分かったから引っ張るなコトナ!」
「えー!別に良いじゃん!」
即答で拒否されたよ…
「なんだーただのクラス名簿じゃん」
ただのって…
「ただのはないだろ…これから卒業までそのクラスで学ぶんだから」
まぁこいつの場合学校の勉強なんて楽勝だろうから関係ないか…
「うーんまぁそうだねー」
どうだけ能天気なんだコイツは…
「っと俺のクラスは1組か…コトナは?」
俺が隣で自分の名前を探すコトナに声をかける
「私も一組だよー!ライトよろしくねー!」
コトナが一緒か…なんとなく予想がついてたけどホントになるとはな…
「んじゃまぁ教室でも行くか」
「ライト早く行こ!」
またもコトナが腕を引っ張って行こうとする
「だから引っ張るなって!」
コトナに引っ張られながら校内に入り教室を探しているのだが…
「コトナ…そろそろ手放してくれないか?」
「ダーメ」
俺の意思は無視だそうです…
なんで俺がこんなに手を離して欲しいかというと…
近くを通る恐らく同学年だろう男子に睨まれるのだ
その理由は簡単
コトナの見た目は可愛い
簡単に言うと「リア充爆発しろ!」って感じに見られてる
…俺にどうしろと
そんな事を考えながらコトナに連れて行かれてると教室に着いた
「やっと視線から解放される…」
「そんなに疲れてどうしたのー?」
お前のせいだ!と言ってやりたい所だがもうそんな事を言う気力も残ってない
「なんでもねぇよ…」
席は適当らしいので近くの席に座る
「私がライトの横ー!」
横の席にハイテンションで座るコトナ
…また視線がこっちに集まる
(早く先生来てーーーーーーーーーーー!)
この思いが通じたのかすぐに先生が来た
「えーっと、一組の担任になったソラ・フェネットです。一年間よろしくね」
先生が自己紹介をし、その後にクラスメイトの自己紹介になった
他のクラスメイトの自己紹介を適当に聞いていると俺の番が回ってきた
「ライト・クロスリアです。迷惑かける事もあるかもしれませんが一年間お願いします」
自分の自己紹介を適当に済ませ次の人になる…のだが
(嫌な予感しかしねぇ…)
次の自己紹介する人はコトナ…頼むから俺を巻き込むなよ?
「コトナ・エレインです好きな物は家族とライトで、嫌いな物は特にないです!一年間よろしくね!」
コトナの自己紹介が終わると男子生徒がこっちを睨んでくる
(かんべんしてくれ…)
クラスの自己紹介も終わり、クラス委員などを決める事になったのだが…
(どうしてこうなった…)
俺は今学校の運動場でクラスメイトの男子と木刀のを使い決闘をしている
そうなったのを簡単に回想にすると…
コトナが勝手にクラス委員に俺を推薦
↓
クラスの男子(名前はまだ覚えてない)が猛反対
↓
俺の意思を無視してコトナが話を進める
↓
もう一人の男子の方も剣が使えるという事でコトナが決闘を提案
↓
俺の意思に関係なく決闘する事に
以上が回想である
脳内で回想が終わるのとほぼ同時にソラ先生が「開始!」と声をかける
「怪我してもしらねぇからな!」
男子生徒Aが木刀で攻撃をしかけてくるが避ける
え?嫌なんだったら当たって負ければすぐ終わるじゃんだって?
手抜くとコトナに魔法撃たれるし何よりコトナから親に伝わって真剣で攻撃される
「はぁ…怪我しないように気をつけろよ!」
俺は相手に一言かけて木刀をしっかり握り相手の後ろに回り込む
自分では5割位に抑えて動いたのだが
「消えた?!」
相手やクラスの連中は見えなかったのか驚いている二人を除いて
「さすがライト!…けどまだ私で見えるって事は手抜いてるわね…」
その内の一人のコトナがそんな事を言ってるのをもう一人の動きを見えた方が返す
「アレで手抜いてるなんてさすがクロスリア家の子ねー」
担任のソラ先生である。
「後ろから攻撃なんて卑怯だぞ!」
と言いながら振り向いた勢いを使って攻撃してくるがそれを木刀で簡単にガードする
「まだ攻撃してねぇよ!それに前から攻撃されたいんならお望み通りしてやるよ!」
言い合ってる最中にも突きを入れてきたりしてるがそれを簡単に避ける
相手の上段切りを右に避け俺は木刀を相手の首を狙い振るう
「そこまで!」
ソラ先生が終わりを告げた時俺が振るった木刀は相手の首ギリギリで止まっており相手はそれを見て気を失った
「…もしかしてやりすぎた?」
「「「「「「「「今頃?!」」」」」」」」
クラスのコトナ以外に驚かれた
ちなみに俺の動きが見えた二人に何で見えたか後で聞いてみた所
「そりゃライトの稽古とかよく見てればさすがに見えるようになるよー」
「私は元々戦術学院卒業だからねー。その時にライト君の親御さん達とも手合わせしたりしたのよ?」
だそうである。ちなみに上がコトナで下がソラ先生だ
こうして俺の学園生活初日は様々な事があって終わった
~ライト自宅~
「あーなんか色々あって疲れた…」
学園でコトナに振り回されるしいきなり決闘する事になるし…
「でもライト楽しそうよ?」
「えー面白かったし良いじゃーん」
先に喋ったのが母さんだというのはすぐに分かった
しかし二人目の声も聞き覚えはあったが本来ここに居るはずのない奴の声だ
「…母さん、なんでコトナが居るんだ…」
しかも普通に馴染んでやがる!
「なんか今日コトナちゃんのご両親が二人共居ないらしいから呼んだのよ」
「まぁよくある事だし良いか…んじゃ俺はもう疲れたし寝る」
コトナが「えー」とか「なんかしてようよー」とか言ってるが無視して自分の部屋に向かう
次の日の朝起きたら、自分のベッドにコトナが一緒になって寝てたのはここだけの秘密だ
どうもクロアです(。>д<。)ゞ
二話目更新しましたが…
なんというか何処にでもありそうな話ですねw
まぁこんな感じでちょくちょく更新していこうと思うんでよろしくお願いします<m(__)m>
感想お待ちしております!(o'∀'o)ゝ
後宣伝等してくださると嬉しいです。