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跡地

作者: 尚文産商堂

そこにはたくさんの思い出があった。

それこそ初めての友達もここでできた、初めてのこともたくさん知れた。

初めて誰かの前で大泣きした。

そんな初めての思い出がたくさんあるところだった。


小学校が取り壊されることが決まったというのは、数年も前からの話だ。

単純に人が少なくなったということもあったが、それ以上に耐震工事よりも新築建てた方が安上がりだったということらしい。

最後に見たいなと思って、取り壊される直前の日曜日、小学校のところへとやってきた。


するとどうだろう、同じことを考えていた人らが十何人、それもさらに増えていきそうな状況だ。

中には見覚えのある人らもいて、ちょっとした同窓会のようになっている。

先生も来ればよかったね、と言っていたらなんと担任までやってきた。

そんなこんなで取り壊される前、最後の校舎の写真をみんなで撮った。

いまやそれは私の最高の思い出だ。

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