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詩[思索]

ことたま

作者: 日浦海里

言葉は時にとても重くて

言葉は時にとても軽い


胸に響く言葉だって

「ホントウ」かどうかはわからない


拙く幼い言葉でも

鋭く実を貫いたりするし


華やぐ綺麗な言葉でも

嘘と汚れに塗れてたりする


誰かにとっては軽くとも

誰かにとっては重く響く


そんな言葉だからこそ

傷つけもすれば

縛られもする


見知らぬ誰かのたった一言に

親しいはずの友人の言葉に

守られるはずの身内の言葉に


そんなつもりはなかったとしても

言葉は時にキョウキとなりうる


けれど、

そんな言葉だからこそ

救われもすれば

支えられもする


見知らぬ誰かの些細な言葉に

笑いあえる友人の言葉に

誰よりも大切な「あなた」の言葉に


そして、

言葉と音の中に込められた

伝えたいと思うその気持ちに


言葉は時にセカイにもなる


ヒトは誰もがことたまを持つ

最後までお読みいただきありがとうございます


自分の何気ない一言が

誰かを変える力を持っていることがある


そう思うと、

誤解がないように、と

誰かに何かを伝えるとき

どうしても言葉多くなってしまいます


でも、それって

本質が伝わりづらくもなってしまっていて

短く端的に、伝えたいことを誤解なく伝えられる人は

本当に尊敬します

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― 新着の感想 ―
[一言]  口から出る言葉だけでなく。 『書き手』としては綴る言葉もそうであって。  肝に銘じなければと思うところです。  端的に誤解なく伝えられる人。  素晴らしいですよね。
[一言] この世には魔法なんて存在しないとオトナは言いますが、人間は「言葉」という魔法を――人を傷つけもすれば救いもする、立派な魔法を持っているじゃないか。そんなふうに思わせてくれる、素敵な詩だと思い…
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