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詩の目次

「愛と正義と光と影」「離別」

作者: 冬野三月

「愛と正義と光と影」

明るい空気が充満している。

光を浴びて笑いあう僕ら。

平和な世界。平穏な自由。


愛と正義が邪魔をする。

光が影を駆逐する。

奴らの正義が「奴らではない」悪を滅して、

奴らの愛が押し付けられる。素晴らしい世界。


息をする自由をくれ。

息をする自由。

権利は奪われていく。

奴らの愛と平和。奴らの自由と平等。

焼け落ちた僕の家に火を放ったのは誰だ。

名前のない空気。思考を奪う常識。世界は奴らの物。




「離別」

どうしてそんな顔をするんだ?

僕らは別れて、離れるしかないのに。


何も残らなかったわけじゃなく、

悲しみしかなかったわけでもない。


同じ道を歩いていないだけ。

同じ時間を生きていないだけ。


もう全て終わったことだと、理解して、去るだけ。


さよなら。


同じ月を見ていないだけ。

同じ夢を見られないだけ。


別れは悲しみしか生まないけれど、

この想いはもうどこにも行き場がないから、

さよなら。

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