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空想日記  作者: 旭桜
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覇王の短剣

 覇王の武具の中で最も血を浴びた武器。覇王が自らの忠臣に授けて以後、彼が討ち死にした後に覇王自らの手で封印された呪いの武器。覇王が手にしていた間はついぞ発揮されなかったが、弧の短剣には特別な魔法が封じられており、それは、騎士が王に忠誠を示す際に用いられた。いわば儀式用の魔法である。悪魔と契約を交わし、自らが王のためになすと宣言した偉業を悪魔の提示する期限内に達成できなかった場合。悪魔が騎士の命を奪うという。

 覇王がこの短剣を発見した際。この短剣はさやに入ったまま遺跡の宝物庫に打ち捨てられており、覇王は単純な武器の性能のみでこの短剣を愛用していた。

 しかし、中心に短剣を手渡した後に事件は発生してしまった。

 ある時、短剣に悪魔を呼ぶことを察した覇王の忠臣は、悪魔とある契約を交わしてしまった。戦場で活躍し、王に勝利をもたらすことを・・・・・・。

 しかし、戦場は覇王の師である。名のある賢者でさえも見極められないほどの苛烈さであった。中心は獅子奮迅の活躍を見せ、敵を圧倒し、最後には力尽きて倒れてしまったという。その魂は悪魔の手には渡らず。天へと昇っていった。彼は勝利を王に齎したのだ。命と引き換えに・・・・・・。

 短剣はそののち、覇王が死した後、宝物庫から忽然と消え、騎士を求めて彷徨っているという。


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