告げる季節、ざわめき。
澄み渡る蒼空
そよぐ風
一点の曇りもない
大の字で寝転がるや
目蓋を閉じて深呼吸
鼻孔を擽る香りはあたたかい
まるで
大地の息吹に触れたように
いっそのこと
一体化してみたい
寝息にも等しく
穏やかに胸は上下を繰り返してゆく
── 春の到来 ──
雲雀の鳴き声が
心に染み込んでいった
季節外れの綿毛が舞う
地の底深くに鎮まる骨は笑み
誰にも気づかれることなく
養分として静かに消え去っていった
掘り起こされることを望まずに
やがて 死者は眠りにつく
浜辺を墓石として ──