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シンドロームღ世界で最も小さな嘘  作者: 姫咲静夜
プロローグ
1/12

出会いは気まぐれに・・・

あれはただの気まぐれな感情だったに違いない。


「はぁ‥‥なんでこんな雨の日に任務なんて‥‥」


小さな羽を生やしているが決して天使ではない。

雨がたくさん降っているのに服は水分を補給しない。ましてや髪も濡れる気配すらない‥‥というか、雨が彼の身体を通り過ぎているようにも見える。


そもそも午前中に、人が空を飛んでいることに疑問なのに、地面に足をつけて歩いている人達は彼のことが見えていないのか、それとも見えているのにあえて触れてこないのか‥‥


どっちにしろ、彼には関係ないことだ。


「しかも病人ね‥‥」


写真の裏に詳しい情報が記入されていた。

それが今日の仕事なのにこんな雨だからか気乗りしない彼は時間までそこら辺をふらふらと飛んでいた。



「‥‥‥‥ん?」


こんな雨の中、屋上で1人の少女が立っていた。今の時間帯は授業中だと思うのに‥‥しかも制服で傘もささずにずぶ濡れのまま。

明らかに様子がおかしい‥‥


ー自殺‥‥?おいおい。勘弁してくれよ


死んでしまったら仕事が増える。そう思った彼は立っている人の元に近付いた。
















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