第三十九話 ガイアの要件
司会者が言った。
「では、一回戦全試合が終了いたしましたので、只今から一時間休憩をはさみたいと思います。午後一時に放送で知らせますので、自由に行動してもらって結構です」
アベンジが言った。
「じゃ、じゃあ、とりあえず、食堂行きましょうか」
『賛成!』
【主、今応答出来るか?】
アテネが脳内に喋りかけてきた。
ん?
どうした?
【少し能力について話したいことがある、ガイア様からの願いだ。来てくれ】
分かった。
「あ、ごめんなさい。ちょっと僕少し用事があるので、先に言っててください」
『わかった、早く来てね!』
そして、みんなが控室から出て行った。
よし、じゃあ、『天地万物世界移動』
シュン
天地万物の世界 教会 ガイア室
ガイアが言った。
「主様、急に呼び出して申し訳ございませんでした」
「いや、大丈夫だよ。こっちも休憩時間になったばっかりだし」
アテネが言った。
「そうなのか。ちょうどよかったな」
「で、要件ってなんだ」
ガイアが真剣な顔になり言った。
「主様、体育祭、というもので、なんの能力を使用しましたか?」
「え?普通に、マッハとか」
「ほかには使いませんでしたか?」
「あと、アテネから教えてもらった領域を使ったな」
「…。やはりですか」
「ん?なんかまずいことであるのか?」
「結構まずいですね。本来、領域、は魔力が相当削れてしまうものです」
「ああ、そうだな」
「ですから…。もう少し遅く…。ちゃんと言えば、決勝戦までその能力は使わないでほしかったです」
「え?どういうこと?」
「…。もしかして、アテネ、領域の反動を教えてない?」
「ギク…」
アテネが顔を悪くした。
「その調子じゃあちゃんと教えてなさそうね」
「えっと、領域の反動って何?」
「領域の反動は、まず、魔力が多大に削れる。そして、一度使ったら、丸一日…。もしくは、一週間使えない状態になります」
「マジで!?」
「まあ、使用時間で差異は生じますが、大体はこれです。ですが、森羅万象が分けられたあと三つを得ることによりクールタイムが速くなります」
「マジか。となると、森羅万象はノーリスクってことか」
「そういうことです。ですから、主様は一つの能力しか取り入れていない。領域は、もう今日は使えない。となると、勝機は相当激減しますね…」
「確かに…。領域を使わなければ勝てない場面とか結構あるしな」
「そのことを伝えたかったんです。ですから、戦略を変えて、安定的に勝てる方法を探してほしいです。私たちも関与したいですが、主様の技量をまだすべて把握できていないのです」
「ごめんな。俺が弱くて。お前らに迷惑をかけっぱなしだな」
「いえ、そういうわけではございません…。悲観しないでほしいです」
「ああ、わかってるよ。もう最終手段は朽ちている。これからは、ごり押しなんて使えない。もっと知性的に動くとするよ」
「納得していただいてありがとうございます」
「ああ。だけど、最終手段は朽ちてしまっているが、俺はアテネとアポローンと契約している。やばい時は、この二人の能力を多用して戦略を変えるよ」
「我を沢山使えよな!主!」
「その時は頼むぞ。あと、このことをアポローンにも伝えておいてくれよな。ガイア」
「承知いたしました。主様」
「じゃあ、俺はちょっと現実世界に帰るとするよ。あんまり長居すると飯の時間が無くなっちゃうしな」
「本当申しわけございません。大事な食事の時間を…」
「いいや、大丈夫。俺が来たいから来たんだ。俺に責任があるし」
「カバーしていただきありがとうございます。では、現実世界に帰りましょう。では、体を楽にして下さい」
「あ、ごめん。ちょっと聞いていい?」
「なんでしょう?」
「なんで天地万物の世界には自力で来れるのに、現実世界に戻る時はガイアの力が必要なんだ?」
「まあ、簡単に言いますと、現実世界と天地万物の世界は完全に異なる空間だからです」
「異なる空間?」
「例えば、いつもの重力なら動きやすい、だけど、逆に重くなると動きにくい、と同じです。異なる空間だから、異なる空間のものにしかできないことがあるのです」
「なるほど、ごめん。ありがとう」
「いえ、これくらいお安い御用です。では」
「わかった」
「『現実世界移動』」
ビュン
現実世界
ふう、何とか戻ってこれたな。
さて、ガイアの用件も済んだし、とりあえず、腹減った…。
さっさと食堂に行くか!
みんな待っているし!
その後、アベンジは食堂が混みすぎてて、思うように飯が食えなかった…。
だから、みんなに恵んでもらったとさ…。←←←←←仮作りすぎじゃね?
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