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幻想の暗殺者  作者: Eva
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転移

2100年、人類はついに完全仮想現実の実現に成功


2113年、完全仮想現実へとフルダイブ機『ヘット・ギア』のコスト削減成功により、一般販売開始


2114年、ついにヘットギア初のVRMMORPG『フリー・ファンタジー・ムンディー』が発売開始


2125年、今現在・・・・・


「最近、突然行方不明になる人が多発しています。警察は無差別誘拐事件として調査をしているみたいですが皆さんは寄り道などせず気をつけて下校してください」

美香先生がそういうとちょうどホームルーム終了のチャイムが鳴り、クラスのみんなが帰宅の準備を始めた。

私も帰ってゲームでもしようと思いながら鞄に授業道具を入れていると

「おーい、ひな~ゲーセンによって行こうぜ」

声をかけてきたのは来たのは私の親友の大空秀おおぞらしゅう、勉強もしないでゲームをするほどのゲーマーで、うちのクラスの補習組みの1人である。

「ゲーム、ゲームって本当にあんたの頭の中はゲームでできているの?」

シュウのゲーム馬鹿振りを見てあきれているのは古里優衣こざとゆい、私の幼馴染でかわいい系美人だ。

「ほら、ひなもシュウになんか言ってやってよ~」

神崎雛かんざきひな、16歳の高校1年生で、男

男なのに何故?雛という名前になったかというと親が女の子が欲しかったのが原因で、見た目も少し女の子ぽいみたいだ。

まぁ、私自身はそんなに気にしてないが

「別にいいんじゃないかな?家の近くに小さなゲーセンがあったよね。そこにすればすぐ帰れるし」

私たち3人の家は近いため、ゲーセンによってちょっと遊ぶぐらいなら遠くのゲーセンよりはいいかなと思い提案してみた。

「お!さすがひな、話が分かるな」

シュウはそういいながら私に肩を叩きながら言った。

その横では仕方ないわね~といった感じでため息をついたゆいが

「私も行きます」

といい3人で歩いていった。

ゲーセンで1時間ぐらい遊び、あたりが薄暗くなってきたところで私たちは帰ることにした。

「ひな、俺たちはこっちだからまた明日学校でな!」

シュウがこっちに手を振りながら言ってきたのでこちらも振り返しながら家を目指して歩いた。

しばらく歩いたら家に着き、家の鍵を開けるための鍵を鞄から取り出そうとすると急に周りの景色がぼやけ始め、そこで私は意識を失った。





「適正者発見、勇者適正を検査・・・・・勇者適正はなし、英雄適正を検査・・・・適正あり、適正に合う世界候補を検索・・・・6件見つかりました。その中からさらに適正に合うか解析・・・・・3件までに絞れました。適正者の記憶を解析・・・・・その中から、ゲームアバター『ヒナ・シュベール』を発見、合う世界を1つに絞れました。これより肉体の再構築及び世界№1778番『地球』から世界№2956番『ベルーガ』への魂の移行を始めます。」

「肉体の再構築及び世界№1778番『地球』から世界№2956番『ベルーガ』への魂の移行を完了。アバターデーターによる所有品の構築を開始・・・・・・一部の所有品が『ベルーガ』での法則とは違うため、構築し直します・・・・・・成功・・・・これより、適正者名神崎雛かんざきひなの世界転移を開始します」









突然だが『フリー・ファンタジー・ムンディー』というゲームを知っているだろうか?

『フリー・ファンタジー・ムンディー』は2114年に発売されたヘットギア初のVRMMORPGで通称FFMといわれる。

このゲームは多種多様の種族やジョブ、スキル、さらに広大なマップといったほかのゲームには見られなかった幅広い自由度によって爆発的な人気を誇ったゲームだ。

今現在もその人気は衰えずにいる。

私もFFMをプレイしており、トッププレイヤーであった。

何故、こんな話をいているのかというと目が覚めたら私のゲームアバターである

ヒナ・シュベールになっていたからだ!




ヒナ・シュベール 16歳 女

種族:アルン 種族LV50

ジョブ:幻影の覇者LV50

サブ:幻術師LV50 アサシンLV50

スキル:暗殺術、幻影魔法、索敵、解析、隠密系強化、呪術、変装



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