反逆者討伐作戦
童話の世界などで出てくるお城というものがあるだろう、俺なんかはよくPCで画像なんかを見たことはある、しかしながらニートじゃなくても入ったことある方は少ないのじゃないだろうか、、、
「元ニート、、、城に入る、、すげえな、異世界」
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時は少し遡り、昨日の少女を家に送り届けるため、彼女の護衛をして家まで向かう、装備は拳銃、狙撃銃、軽機関銃、これでアキバを歩けばポリ直行だ、無論だがロベリカも同伴である
「あと少しで付きます、護衛までしたいただけるとはありがとうございます」
「いいってことよ。」
「私はフウ様についていく身ですので」
そうして少し歩くと、以前街に来た時、真っ先に目に入った領主の城が、目の前にあった。
「ここが私の家です」
「「!?」」
「ふ、、フウ様!!この子領主の娘ですよ!!」
「え、え!?」
「上がっていってください、歓迎します」
まずい、身元不明のテロリストのような服装の男がここに入れば、、、絶対大変なことに、、
「少女、頼みがあるんだが」
「なんでしょうか?」
「実はな、俺は体にやけどがあって、服だけはどうしても脱げないんだ、無礼だろうが着替えれない、よろしいだろうか?」
「そういうことでしたら話しておきますのでどうぞ」
とりあえず服装のことはなんとかした、問題は身元だよな、、、
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城内に入ると、少し老いぼれた執事が走ってきた
「お嬢様!よくぞこ無事で!!」
「心配をおかけて申し訳ありません、後ろの二人が守ってくださったのです」
すごい城、まるで俺の世界の有名遊園地、デステニーロンドというところのおとぎの国のお城だ、さすが異世界
「おお!お嬢様をお守り頂きありがとうございました!なんとお礼を申し上げたら」
「いえいえ、困っている方を見れば、助けたいと思うのが当然す!」
山での飛竜の件は事故ということで、、、
「しかし、お礼を差し上げないのは家の名に傷がつくと当主様はおっしゃるかと思います、是非ともその際はお願いします」
「了解しました」
そう言うと執事に客室まで案内された
「すげ~客室が広い、ホテルのロビーかよ、、、」
「す、、すごいですねフウ様」
すると少し小太りの貴族風の男が入ってきた
「どうも、ここの当主のラフエル・カナーヴィンといいます、今回は我が娘の護衛誠に感謝します」
「フウと言います、お礼なんて恐れ多いです、ただ困っている方を助けただけですし」
するとラフエルさんが少し声を小さくして何やら話しかけてきた
「お礼を差し上げたいのですが、正式に勲章なども差し上げたいのです、、、そこであなた方の腕を見込んでお願いがあるのです、これさえやっていただければお好きな報酬を差し上げます」
うむ、追加の依頼か、、、ここはあえて安い報酬を求めてご贔屓してもらうべきかな
「了解しました、では報酬は昨夜私達が襲撃された宿、もう人が居ないみたいですし、所有権を頂きたい」
「え、それならばもっといい住居を差し上げますよ!?」
「いえいえ、困っている方を助けるのにこれ以上入りません!」
「あ、、ありがとうございます!では依頼なんですが、、、実は私の息子が、私兵で部隊を作って、領主の座を狙っているのです、、、あんなバカ息子にこの街を任せるわけには行かないのです、、、そこで、反逆者として殺害していただきたい、、、娘を釣れだして売ろうとしたのも息子なんです、、もう無理です」
「了解しました、その依頼ですができればギルド経由でよろしいでしょうか?」
「分かりました、引き受けていただけるのですね!」
「私の誇りにかけてやり遂げましょう」
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というわけで、私兵に2人で突っ込むという愚かな事をすることが決定した、無論策はあるが、少々無謀であることに変わりはない
「フウ様、敵の総数は60人、いかがなさるおつもりですか?」
「今回の作戦は、まず俺の遠距離魔法(狙撃銃)で敵のトップを殺害、その後距離を離れて超遠距離魔法(対物ライフル)をやれるだけやって退散だ、トップをやれな勝ちだからな」
「私はどうすればよろしいでしょうか」
「近くに来た奴の排除と、荷物持ち頼むは」
荷物持ちはどう考えても必須だ
「行動時間は日が落ちてから行う」
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夜になり、敵の本距離付近に行った、警備は手薄で進入は楽だった、敵は何やら広場に集まっている、おそらくだが演説か何かやってるのだろう、熱気にあふれている。
「距離は400m、うん行けるな」
「フウ様よく見えますね」
「紳士のたしなみさ」
吸血鬼の嗜みである、敵のトップは高台に上がり何かやっている。無論無視して撃ち殺す
[バシュ カチャ バシュ カチャ バシュ カチャ]
「2弾命中、1弾は頭にヒット、敵沈黙確認」
「お見事です」
その後距離を更に200mほど離れて対物ライフルで撃つ、
[ドガン、カシャ、ドガン、カシャ、ドガン、カシャ]
鈍い音は乾いた空気によく響き、敵の本拠地を襲撃する
[グチ、、グググ、パン!!!]
「付近に敵確認、排除しました」
「お見事!相変わらずそれすごいね~蔦で絞め殺す時ってそんな音だったんだね」
付近の敵をロベリカが殲滅した、二人ほど居たのだろう、真上で殺ったため人肉のライスシャワーが降り注ぐ、ロベリカの笑顔がとても素敵だ
「あ~あ、この服血まみれだな、取れるかな」
「それならいい洗濯の仕方知ってますので教えますよ」
「よし、じゃあそろそろ撤退しよう、お疲れさん!」
こうして領主からの依頼を終えた、明日はもう一度城に行き依頼達成の報告をしに行かな蹴らばならない。
読んでいただきありがとうございます
対物ライフルの出番が多いですが、個人的には狙撃銃のほうが好きです。みなさんはどうなのでしょうか気になるところです。