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ニート武器マニアが異世界で造形魔法を得たら  作者: かみかみリュカ
〘第一部〙【一章】ニートの異世界生活
8/50

ニートと少女と狙撃銃!

「ついに出来た!!」

 俺は以前から制作を開始していた銃の完成に思わず声を上げた、今回制作した物は少し古いものだが【Karabiner 98 Kurz】に民間用スコープをつけたもので、銃剣付き装填数は改良し6発、これで現在の装備は以下のとおりとなる

・短機関銃 ・拳銃 ・対物ライフル ・狙撃銃

 この銃の特徴はコンパクトであることと、古いが故に作るのに苦労はしないことだ

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「きゃあ!誰か!助けて」

「うるせえ!誰も助けてくれねえよ!さっさとこっちコイ!」

 窓の外から物騒な会話が聞こえるな、これは大変だ!助けないと!この今完成したKar98kで助けないと!、そう思い窓を開けて女に掴みかかる男を撃つことにした、つまり試射したいだけである

[バシュ]

 助けるべき相手と密着してるがお構いなしに銃を撃った、幸いにも男の頭を直撃した、少々反動が大きいが命中精度には問題はない。銃の製造は見事成功だ、試射も完了したし今後は積極的に使っていきたい。

「大丈夫かい?少女よ」

「あ、ありがとうございます!おかげで助かりました」

 俺は窓から飛び降りて少女の元へ向かう、吸血鬼の身体能力の便利さに自分でも驚いている限りだ

「こんな夜中に出歩いては危険だよ」

「すいません、、、」

「帰る場所はあるのかい?」

「あるのですが、流石に夜ですし今は。。。」

ふむ、身なりからして金持ちっぽいな、しゃべり方も下品ではない

「君が良ければだが、一緒に来るかい?」

「え、、、えっと」

 黒ずくめの男に言われてすぐに頷くならそいつはバカだ、警戒を解かなければならない

「この服装は戦闘用でね、怪しいものではない、冒険者のバッチも付いてるだろ?」

「そ。。。そうですね、このままではまたひどい目に合いそうですし、お願いします」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 宿に入ると少女は疲れたのかすぐに寝てしまった、真っ黒な髪に赤いドレス、まるでお姫様のようである、年は14ほどであろう。

「さて、このお嬢様、お金持ちならいいな~」

 案の定ドアの前に大量の足音が聞こえる、数からして5人ほどだろうか、おそらくこの少女を狙いだろう。

「ドアを開けろ!そうすれば命までは取らない!」

 ドアから声が聞こえる、、、ああ、この発言は嘘だ、殺意がむき出しだ、俺に5人もの殺意が向いている、声は軍靴、剣の擦れる音はまさに銃声のような威圧感だ、気を抜けば殺されるのだろう、俺の脳内からは彼らをどう殺すかしかもう頭にない

「ドアを開けてくれ、鍵は開いている、、、」

[ガタン!]

「死ね!!!!」

案の定男5人が剣を抜いて襲いかかってくる、震えが止まらない、唇が乾く、なんて素敵なんだ!

[ダダダダダダ]

俺はドアの前の男に銃を撃つ

「くそ!何だあの魔法!詠唱がいらないのか!」

「素敵だ!素晴らしい!即座に遮蔽物に隠れるとはなんて判断能力!生への執着!まさに欲の塊だ!」

最初の銃撃で2人死んだ、あと3人、、、

「おら!!!!!死ね!」

[ダン ダン」

「ほら後2人だ!!」

 男が一人きりかかって来たが懐の拳銃の存在を知らずに来たため撃ち殺す

「くそ!なんて強さだ、撤退するぞ!」

[ダダダダダダダダダダダダダダダダダダ、、カシャ]

声のする方向に打てるだけ全弾撃ちこんだ、これで残り一人、、

[ザシュ!]

「あ、、これは気づかなかった、、、」

「し、、、死ね!」

 後ろから刺された、服に血がにじむ、刺された腹部は燃えるように熱い、これが生きているということか!

[ダン]

「痛い、、痛いなああああああああ」

「い、イカれてやがる!」

 男は肩を撃たれ彼はもう剣を振れない、俺は腹部を刺されているが、吸血鬼は早々死ぬものではない、

「イカれてやがる?君たち人殺しじゃないか、今更過ぎるだろ」

「ひぃ」

[ダダダダダダ]

 残りの男を撃ち殺す、宿は穴だらけ、血で塗装してるように床は赤黒くなっている

「あ、、、あの、大丈夫ですか?」

「ああ少女、起こしてしまったね、サプレッサーも作らないとな」

 少女が心配そうに見つめている、なんといっても俺は血まみれだ、腹部以外は返り血だが。

「そ。。外にもいるです!」

「ああ、そうだね、、、」

 外にも6人ほどいる、突入されると本気でやばい

「求めに応じよ、神聖樹よ、愚かなるものを絞め殺せ」

外にいる5人が空中高く蔦に吊るされクビが飛ぶ、相変わらず血の雨だ

「フウ様、大丈夫でしょうか」

「救援感謝する!」

 ロベリカが救援に来てくれた、流石に今回は危なかった

「ロベリカ、絶対に動くなよ!」

「はい、分かりました」

 外にいるロベリカの後ろで生き残りが震えている、新作の狙撃銃をもって狙いを定めた。

[バシュ]

「フウ様、お見事です」

「いえいえ、この程度、今日は上がっていくか?宿の人も殺されてるしタダ宿だぞ」

「ではお言葉に甘えて」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 かくして少女の護衛はなんとかなった、これだけ狙われたのだ、きっと金持だろうし、報酬はたんまりもらうとして、最近までニートな俺が腹部を刺されたのだ、死にはしないしすぐ治るが痛みでその後枕を濡らしたのは言うまでもない。

読んでいただきありがとうございます

今回出てきたKar98kは私の趣味です、この作品は筆者の趣味の銃が割りと出てくるので、好きな銃とか出てきたらニヤッとしていただけると幸いです

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