ニート、ようやく服を買う!【閑話回】
窓の外を見ると、赤い葉がゆらゆらと落ちている、そんななか新武器制作に区切りを付けて、あることに着手しようと思った、俺はこの世界にきてから、魔物を殺し人を殺し、武器を作り勉強して情報集め!元ニートとは思えない頑張りを見せている、しかし!
「俺の服装、寝間着と黒装束しかねえ!!」
今の今まで、寝る前に服を洗って干して朝に寝巻きを洗って干してとやっていた、だが、元日本人として、正気はなくても衛生的ではあるべきだと思うし、いくら欲や銃が好きでも、居住食と少しの休みは必要不可欠である!
[コンコン]
「どちら様ですか?」
「ロベリカです」
「上がっていいよ」
ロベリカが宿にやってきた、いつもどおりのメイド服である
「どうしたんだい?」
「いえ、今日は依頼うけるんですか?」
「いや、今日は買物をする、実は俺の服、いま来てる黒いのと寝間着しか無いから洗濯大変なんだよ」
「そうだったんですか!?私はこの服4着もってますよ」
いや、メイド服4着はおかしいだろ
「それならば買い物、付き合ってもいいですか?」
「ああ、買い物は夜だし、昼は寝かせてもらうけど、夜からでいいなら頼む」
「構いません、では夜来ますね」
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夜になるとロベリカが宿に来た、俺はこの街の店とか知らないので案内を頼む
「この御店とか良いですよ!地味ですが機能的な服が多いんですよ」
「ほう、確かに機能性は大切だよな」
中に入ると案外近代的な感じである、前の世界でよく服を買ってた【しまうま】という店をググッと小さくした感じで、少し懐かしい感じがする
「う~ん、このコートとこの手袋と、、、」
「フウ様厚着好きですよね」
「体にやけどがあって隠したいんだよね~」
「すいません!」
「いいって全然」
無論嘘だ、厚着じゃないとやけどをしたような痛みで動けなくなる、が正解だ
「よし決めた!ロベリカ付き合ってくれてありがと」
「いえ、お世話になってますし」
買った服装は、土色のコートと軍パン、黒のセーター、少し柄の入った顔に巻くようのストールである、どう見てもテロリストです、本当にありがとうございました
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そのごせっかくだしと食事も食べに行った、場所は肉料理をメインとする、いわば焼肉店だ。
「しかし、一人で依頼やるよりやっぱり効率いいですよね」
「まあ、前回はひどい目にあったけど、人を選べば数は力だな」
他愛もない会話をしながら肉を食らう、肉は鶏肉豚肉セロトーマという豚に牛を足してニで割ったような動物の肉だ、セロトーマが一番美味しい
「そういえば、フウ様使ってる魔法すごいですよね、無詠唱であの威力」
「まあ、色々工夫してるんだよ」
ここで構造の話し始めたら夜が明ける、少しすると肉が全て消えた
「では、ごちそうさまでした、今日は楽しかったです」
「こちらこそありがとうね~」
こうしてロベリカと別れて宿に戻った
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いや~これで服増えたし、半乾きの服着なくて済むな~、と言うか、、、
「あれってデートじゃね!?」
今更だが、メイドさんと服を買ってお食事して談笑して、少し前までニートなおれがデートしたんじゃね!?、とまあ、落ち着け俺、しかしロベリカとパティ組めたのはものすごく助かってる、魔法の研究から範囲攻撃まで、便利なのだ。
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今回の収穫は
・服が手に入った ・ロベリカと親交を深めた
というところだ、それと後二日ほどで新しく作っている武器にが完成しそうである、今作っているのは対人狙撃銃だ、やはり対物だけじゃきついものがあるのは最初から分かっていたのである。
「しかし、ステンもそろそろ変えたいんだよな。。。」
弾づまり多いしステンもそろそろ別の銃に変えたいところである。
明日からは依頼をこなしてランク上げて、できればドレインスピアを用いたライフル弾も作りたいところである。
異世界は絶えずやることが絶えない、やはりこの世界は素晴らしいと思いつつ今日は床につくことにしようと思う。
読んでいただきありがとうございます
今回は短めの閑話回です、いつもは2千文字意識してるのですが今回は千5百です