ニート都会に行く
前回村を出てから、クラム・ラミ向かい、2日でついた、そこは石で舗装された道、外に並ぶ露店、大勢の人で溢れかえり、奥の方には領主の家とみられる
大豪邸が見える、まさにファンタジーの世界だが、、、
「人に酔う、、、人が多い、、」
そう、人が多すぎたんだ。元ニートにこの人混みはきつい、ネット繋がってなくても大丈夫だが、人が多いのと日差しが強いのはダメなのだ。今回この街でやることは大きく分けて4つである
・疑問なことに対して図書館での情報収集 ・魔法の兵器化ができるか考える
・ハンドガンの制作 ・対魔物武器の設計
再優先は魔物と接触しそれにあった武器を考えることだが、魔物と接触するにはまず【ギルド】という組織に参加して仕事をもらえるようにするのが合理的だ、なぜならそうすれば仕事しながら研究できて一石二鳥だからである。
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ギルドに入ると、酒!タバコ!荒くれ者!ッて感じである、ファンタジーの中でもよろしくない方のギルドだこれ
「あの、ギルド参加したいんですが」
若い兄ちゃんが出てきて紙を出した
「これに戦闘スタイルと名前書いて!ギルドの説明いる?」
「あ、説明頼む」
「ギルドは魔物や盗賊などの危険な仕事を依頼する組織さ、ギルドには階級があって、依頼をこなすうちに上がってくよ、階級はF~Aそうしてそれをも超えるのは世界にいま5人しか居ないSのランクに分かれるよ!」
そういえば、ここで東道と名乗るわけにはいかないんだよな、、、どうしよう
「はい!お名前はフウさん、戦闘スタイルは中距離魔法ね!」
「はい、そうです」
「はいこちらF階級のバッチ、そのかっこいいコートにつけときな!」
そうしてFと書いてあるバッチを胸につけた、単純にかっこ悪いのでランクは上げていきたいと思う。とりあえずオーガという魔物の討伐依頼をもらってギルドを後にした。
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広がる草原!眩しい太陽!パット見だけで10を超えるオーガ!なんともRPG感溢れる状況だが、服の上でも日光は吸血鬼の敵である、熱いのだ、今回は魔物に通常の銃が通じるかの実験だ、通常弓で倒せるんだ、銃は通じるだろうが油断はできない
[ダダダダダ]
「オーガ沈黙確認、問題なしっと」
オーガは案の定血を吹き出して倒れこむ、近くまで行くとまだ息がある
「うーん、もう少し威力が必要かな~」
すると後ろから女性の声が聞こえた
「オーガは死にづらいので、中距離の魔法からでしたら動かなくなったところを頭に止めを刺すこと速いですよ」
「そうなんですか!ありがとうございます」
メイド服を着た女性だ、黒い髪は腰まで伸びている
「貴方もFなんですか、私も実は最近ギルドに参加して」
「そうなんですか!戦闘スタイルは?」
「植物魔法です、貴方は中距離魔法ですねさっきの感じだと」
本当は魔法じゃないけど魔法ということにしておく
「はい、そうですよ」
するとメイドが石を投げた、石を投げた先のオーガが蔦に絡まれて身動きができなくなる
「こんな感じでやってます、私は」
俺は銃を構えてオーガの頭を撃ち抜いた
「俺はこんな感じ」
「すごい威力ですね!それなら倒し放題!」
「え?」
「あ、、すいません、実は私、魔物や人を攻撃するのが好きで、いえ!普段はしませんよ!合法な状態でしか!」
・・・これは突然すごい人に出会った、この人は殺害衝動がある、俺の好み!
やはり異世界は最高だ!
「それはすごい!欲に忠実なんですね!」
「い、いえ、あくまで問題にならないように相手は選んでますよ」
理性はある、、、これはいい、一人で生きていくのは厳しいだろうし、すこし
知り合っておくか、理性がないと共に行動するには不便だし、この人最高だ。
「よければお名前を教えてくれませんか?」
「ロベリカ・マルコフです あなたは?」
「俺はフウっていう、今後なんかあったら一緒に依頼でもどうだ?」
「いいですね!よろしくお願いします!」
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今回の依頼で銀貨3枚の儲け、ちょうど宿一泊分だ、今回の収穫は、
・魔物にも銃器は通じる ・知り合いができた
ということだ、あの後話した結果、ちょくちょくパーティーを組むことになったやはり一人だときついものがあるしちょうどいい。
それと、ハンドガンを作った、今回作ったのは九四式拳銃だ、古いがメンテが楽である。これで弾詰まり対策はできた、今後はロベリカと魔物を倒しながら
魔法の兵器化、収入の安定、これらを目指していかなければならない、収入
がないと武器が作れないし、未知の技術、魔法は新たな武器を作る事ができるかもしれない重要なことなのだ。
「ああ!異世界は楽しい!、しかしやることが多いな、明日から大変になるし今
日はもう寝よう!」
そうして床についた、明日からは魔物倒して金稼いで、今考えてる武器の設計
しなければならないのだ。
読んでいただきありがとうございます
今回は新キャラ出してみました、次は冒険者ファンタジーッて感じの話になると思います