プロローグ
1話目です、異世界ファンタジーッて感じの話は3話目から始まりますのでご了承ください。この話で楽しんでいただければ嬉しいです。
突然だが、俺は武器が好きだ、人殺しが好きという訳ではない、武器というのは人間の【欲】のみを抽出している。鈍器のようなものから始まり、現代はロボ、無人機などと、ついには欲が無人で動き出す。
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俺は仕事が嫌いだ、ありとあらゆる苦痛を耐え、大量の欲を押さえ込みながら動くのはむしずがはしる!
「はは、、、この理論なら製造設備さえ整えれば、単純な命令で自動に動くセミオートの機械兵が作れる!」
俺は東道 風蘭 24才、現在色々な武器の研究を親の収入を担保に進めている、その研究資料は、広辞苑のようなあ厚さになっているのだ、銃の設計図はもちろん、戦闘機などの兵器、自動で戦闘するロボ、無論剣や弓まで研究している、要するに武器好きニートだ!
「いやああああ、なんで、あなた、あなたあああああああああ」
下から母親の悲鳴が聞こえる、その声はまるで武器の音だ、剣を振り下ろす音、銃声、戦闘機のジェット音だ。
[ガタガタガタガタ]
母親が階段を登ってくる、その足音も俺にはまるで武器の音に聞こえる、殺意がにじみ出るように来るのがわかる。
「あ、、、あんたのせいよ!!!、この!」
俺の親はまるで俺を親の敵のような形相で眺めている。
「おふくろ、何があったんだい?」
「ふざけないで!貴方のせいでお父さんが、、、この!」
「なんだ?首でも吊ったのか?」
俺が冗談で放った言葉はどうやら正解だったらしく、包丁を片手に一気に走ってきた。
「、、、」
[ザシュ!]
俺の胸に包丁が深く刺さる、腹部は焼けるように痛み、次第に血がにじむ、そして刺した本人は包丁を引き抜き俺に尋ねる。
「どうよ!今の今まで人の金食いつぶして生活した罰よ!」
罰とはなんてお門違いな、、、こんなのは、、
「なにかいいなs」
「素晴らしい!!!!!、なんと素晴らしい!欲しかない!殺意しか無い!発言も行動も、あたなの欲を具現化したそれはもはや包丁ではない!短刀だ!はは、これは素晴らしい!流石俺の親だ!わかっているな!」
実の子供を見る目ではない、まるで悪魔を見る目でおふくろは俺に言い放った
「あ、、、あんた狂ってるのね!!!!」
「お前が言うかね!殺意の塊、まさに狂気そのm」
[ザシュ!ザシュ!ザシュ。。。。」
おふくろは包丁で何度も屠殺しようとする、少しずつ意識が遠のく、しかし抵抗はしない、こんな純粋な欲に殺されるなら、これほど現代において幸せなことはないだろう、こんな世界だ、これ以上の欲に出会うことはないだろう、人生楽しかった、最後は親に殺されるなんてな、ははは、武器作れなかったのは心残りだな、、、
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白い世界、まるで天国のようだが、俺が天国のワケがない、幻覚だろうか、、、
「起きなさい、貴方はまだやるべきことが残っています」
金髪で白い羽、白い衣、まるで女神様だ、どうせ夢なら話してみるのも一興だろう、こんな美人と話したことなどなかったしな。
「おいおい、やるべきも何もおっちんじまったぜ」
「貴方はまだ生きる選択肢があります」
そんなわけはない、俺はあんなにも迷惑をかけて生活したのだ
「地獄はどっちだ?」
「説明しますね、、、今地獄というのはかなり満員なんですよ、、、かなり悪いことしないと送れないんです、まして何もせずニート生活していたあなたは地獄にはいけないんです」
「なにも、、まあそうだな、で、どうするんだい?」
突然女神様に何もしていないという理由で地獄行きを棄却された、、、たしかに仕事も就活も勉強もしてないニートだけどさ、、、心に刺さる
「実験に付き合うか、今すぐ赤ん坊になって転生です」
「実験とは?」
すると女神のような女性が後ろから本を出してきた
「現在ですね、もっとも地獄を満員にする要因の世界に人を送り込んで解決させようという作戦を立ててるんですよ」
「別の世界?」
「あなた方の世界で言うファンタジーな世界です、しかし、ファンタジーって魔物がいるじゃないですか、それが強すぎて死人が増加、さらに文明レベルの低さ、文明が低いと出産率は上がる傾向に、おかげでリンボは満杯なんですよね、そこで貴方のような善行も悪行もない人に神の加護をかけてその世界に送り、その世界の問題を解してもらうんです」
うむ、人生延長できる代わりに魔者退治に明け暮れろと、、、
「断る!行く意味が無い!」
「まあ、話を聞いて、神の加護であなたには【物質の変換】【造形魔法】の2つを付与します!さらにあっちの世界の私物をお付けします!」
「それでも行く意味は無いだろ」
「貴方、武器を作って使いたくないんですか?」
「!?」
武器が作れる、それは俺の念願の夢、欲の化身を作り動くかを確かめる、俺の夢だ。
「話を聞かせてくれ、俺はとても興味が出てきた」
「ありがとうございます、では交渉をしましょうか」
読んでいただきありがとうございます
つたない文章ですが読んでいただければ嬉しく、楽しんでいただければ幸いです