プロローグ
ああ・・・やってしまった。
まだ非凡を求めた少女終わってないのに・・・
・・・まぁ、駄文ですがよろしくお願いいたします!!
”・・・見つけた”
「んあ・・?」
「どうしたんだ?銀」
「・・・いや、なんでもねぇっす」
ガコンガコンと耳を劈くような音が響く中、
木材を担ぎ軽い足取りで進んでいく男達の中に彼は居た。
色素の抜けた白銀の髪。
目も同じく銀色。
長身の割りに細身な体で巨大な木材を担いでいる。
「銀、それこっちに持ってきてくれ!」
「いっす!」
銀、と呼ばれる彼の名は神代銀鷺。
この物語の主人公であり、これから、波乱の人生を送ることになる青年。
今はまだ、誰もそのことを知らない・・・
キィィィィィィィ,,,,,,ン,,,,
「!?・・・っあ・・・」
「銀!?」
突如、銀鷺は木材を投げ捨てかがみこんだ。
傍にいた男が体を起こさせ揺するがその銀の瞳に光はなく、
空虚を見つめていた。
――――――今・・・な・・・神、ども・・・め・・・が
銀鷺の頭に響く“何か”の怒りの声。
――――――我を・・・ひ・・・すつも・・・
「あ、あ゛・・・」
「銀!?」
「――――――今更何用だ神どもめが・・・」
「――――――我を利用するつもりか・・・!」
銀鷺口から紡ぎだされる彼のものであり彼のものではない言葉。
「――――――我は貴様らの頼みに応えたというのに」
「――――――・・・だが、“彼ら”が心配だ。このようなこと、」
「――――――二度目があると思うでないぞ・・・!」
言葉が終わると同時に眩い光が放たれる。
光がおさまった時、そこに銀鷺は居なかった。
「・・・なにしてたんだ?」
否、銀鷺はこの“世界”から消滅した。
ありがとうございました
よろしければ非凡を求めた少女もご覧ください。