表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
愛しい娘になんとか「お父様」と言われたい  作者: 古里@3巻電子書籍化『王子に婚約破棄されたので義理の兄が激怒して


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

3/3

娘の母の元に行かせた外務の使者は頭を燃やされて帰ってきました

 俺はいけ好かない偽善王妃からの情報など眉唾物だと思っていた。


 どのみちガセ情報を俺に流して、少しでも帝国との間を改善しよう、あるいは第二王子である自分の息子の応援を俺に頼もうという浅ましい依頼をするために流してくれたがせ情報だと断定していた。


 まさか本当に金の瞳の少女がいるわけはないと思っていたのだ。


 その言葉通り金色の瞳の少女の情報はすぐには集まらなかったが、最強魔術師の情報はすぐに集まった。


 なんでも長い黒髪に青い瞳の子連れの魔術師だというのだ。

 その魔術師は可愛い黒髪の女の子を連れているという話だった。


 その名前はすぐに判明した。

 クリスティーネ・フルフォードとゲオルクの夫婦魔術師だと知って、こいつらは名前を隠す気が無いのかと俺は心配になった。


 こいつらなら、それは王妃というか、国王の言うことなど聞かないだろう。

 何しろクリスティーネは王妃に嵌められて今の国王と婚約破棄させられ、断罪、国外追放されたのだから。国王や王妃のの言うことなど聞くわけはなかった。


 クリスティーネか。魔物の流出の原因がクリスティーネだったら、国王に頼むよりは直接俺がクリスティーネに魔物をランフォースに送り出すのを止めてほしいと頼んだ方が効果的だとは思った。


「金色の瞳の女の情報はやはり王妃のガセだったのか?」

 俺が暗部の長に聞くと

「いや、それがクリスティーネ様が連れておられるお子様の瞳の色が金色であるとの情報か入っておりまして、現在暗部で確認中です」


 その言葉を聞いて、俺は思わずたちあがっていた。

「な、何だと! それは誠か?」

 俺はフィンの胸ぐらを掴んで聞いていたのだ。

「へ、陛下苦しいです」

 暗部の長の言葉を俺は聞いていなかった。

「本当かどうかと聞いているのだ」

「現在確認させております」

 その言葉を聞いて俺は思わずフィンを掴んでいる手を離した。

「ぎゃっ!」

 どんとフィンが地面に落ちる。

「陛下、酷いですぞ!」

 フィンが怒って立ち上がったが俺はそれどころではなかった。

 クリスティーネの生んだのが金の瞳の女の子なら、その父親は俺で間違いない。あの時の子供だ。

 俺は確信を持った。


 それまでは前皇帝の落としし種かまた面倒なことをと父を疑っていたのだが、俺の娘となると話は別だった。


「どうされました、陛下?」

 流石のフィンも俺の動揺に気付いたようだ。

「その金色の瞳の少女は俺の娘かもしれない」

「な、何ですと。それは帝位継承権にも関係するのでは無いですか」

 外務卿達も慌てだした。


「継承権などどうでも良い。俺の子供は未だにむさ苦しい男しかいないのだぞ。俺に可愛い女の子がいるなど信じられるか?」

 俺が外務卿に聞いても他の誰に聞いても皆あまり何も言ってくれなかった。


「本当にまた面倒なことを。王妃様が知られたらなんとされるか」

俺には魔導公国から嫁いできた嫉妬深い配偶者がいたのだ。

その女から出た息子以外に俺には二人の息子がいた。


「そうか、娘か」

俺はおとうしゃまと呼ばれて微笑む俺の姿が思い浮かべられた。

「クリスの娘なら可愛いだろうな」

とはは思いながら、ゲオルクの事を考えると少し悪いと思った。

あいつはずっとクリスの事を思っていたし、今はやっと夫婦になって生活しているのだ。

なのに、クリスから生まれたのが俺との娘というのがなんとも申し訳無かった。

それも事故みたいなものだ。

俺は流石に躊躇した。


でも、俺の娘ならばこちらからいろいろと援助したいし、もし二人の邪魔になるなら引き取って良いと俺は思った。


その結果が優秀な暗部の人間を10名も失うことになったのだ。

俺の可愛い娘の映像と引き換えに。


仕方なかった。


俺は横にいて俺を白い目で見ていた外務卿の方を向いた。

「陛下、外務にいる人間は最低二カ国語は繰れる本当に貴重な人間なのです。陛下の暇つぶしに失わせるのは止めて下さい」

「外務卿、何が俺の暇つぶしだ。俺の血を継いでいるのなら、帝国の皇女だぞ。唯一の。貴様等は先日そのように騒いでいたではないか!」

「状況がむ変りました。情報を取るのに優秀な職員が10名も失われるのならば、ここは諦めるしかないかと」

「はああああ! 帝国の皇女だぞ。政略結婚には絶対にさせないがな」

「それでは意味が無いでしょう」

外務卿が頭を押さえていた。

「ふんっ、待ちに待った皇女が出来たのだ。これほど嬉しいことはないだろう」

「政略の駒に使えないのならば外務では使いようが無いではありませんか。なのに何故、犠牲者を出す可能性が高い任務をしなければいけないのです」

「それが貴様等の任務であろうが」

「安全な任務なら任せられますが、この状況下で外務に優秀な人材を集めるのは至難の業なのです」

愚痴愚痴外務卿が反対するのを俺は無理矢理、使者を決めさせて、クリスの所に送り出したのだ。


帰ってきた使者を見て俺は思わず吹き出していた。

頭が完全に燃えて丸坊主になっていたのだ。

「陛下、笑い事ではありませんぞ」

「いや、すまん」

俺は必死に謝ったが、使者は悲惨な目に逢わされたらしい。

「アミはゲオルクとクリスの子供で皇帝の血など一滴も入っていない。下らぬ事を言うとこうなるぞ」

使者は言う前から頭を燃やされたらしい。


その後で言わない事ではないと外務卿がわーわー喚くわで本当に大変だった。




ここまで読んで頂いてありがとうございます

20センチくらい下に記載の物語の外伝になっています

本物語を読んでいらっしゃらない方は是非読んでください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私のお話、ここまで読んで頂いて本当にありがとうございます。

関連作品

『母に叩かれ家出して魔術学園に入学したら何故か王子様と親しくなりました 平民少女のシンデレラストーリー』https://ncode.syosetu.com/n8270ll/

私の今一番熱い人気の作品はこちら

表紙画像
1巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど 卒業パーティーは恐竜皇子と恐れられるお義兄様と一緒に』
上の表紙絵はおだやか先生が可愛いエリーゼを守る格好良いお義兄様を描いて頂きました。
このなろうで書いたのに【お義兄様との洞窟探検】2万字の描き下ろしが追加されています。
小さいヒロインのエリーゼはダンジョンに潜りたいとお義兄様に無理やり連れて行ってもらって、巻き起こす大騒動。
後で知ったお義父様(皇帝)が怒るもエリーゼの前に撃沈、更に行ったダンジョンにはなんとあの…………、とても面白いお話になっています。

■【3千字のSS商人の娘の独り言シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/


■【アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DD3SHSJV/


■【楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/86f757d2dd7d3674900eac6783288ad5/

■【小説家になろう記載ページ】『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど……』https://ncode.syosetu.com/n9991iq/


表紙画像

表紙絵はおだやか先生が美しい、お義兄様とエリーゼのキスシーンを描いて頂きました。
2巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… 帝国に帰還しての宮廷夜会、お義兄様にキスされてしまいました』
こちらの新規書き下ろしはセッシーとの出会いです。皇帝一家でセシール湖にお出かけしたエリーゼはお義兄様たちと湖の地下宮殿に冒険に出かけます。
反逆の陰謀と共にそこにいたのは巨大な水竜で…… とても面白いのでぜひとも手にとって頂けたら嬉しいです。

■【3千字のSSドレス工房の主の独り言シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/vol/2/


■【アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DGQ7J6VH/


■【楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/178537d615973d18a4cb8adc53c66c16/

3巻表紙画像

表紙絵はおだやか先生がエリーゼをお義兄様が抱きあげる美しいシーンを描いて頂きました。
3巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… そのお義兄様から「エリーゼ、どうか結婚してください」と求婚されました。』
こちらの新規書き下ろしは学園に出る幽霊竜退治です。学園時代のお義兄様の幽霊騒動にエリーゼが一緒に冒険します
とても面白いのでぜひとも手にとって頂けたら嬉しいです。

■【3千字のSS連れ子様の護衛騎士・シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/vol/3/


■【アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/-ebook/dp/B0DK55BWGS/


■【楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/e9901759f61337b88109b29ff7a5ffb0/

ぜひとも手にとって見ていただければ嬉しいです。

アルファポリスのレジーナブックスにて

【書籍化】

しました!
2023年6月28日全国1200以上の書店にて発売しました。表紙画像は11ちゃんさんです。
表紙画像
表紙絵をクリックしたらレジーナブックスの説明ページに飛びます。


■アマゾンへのリンク

■楽天ブックスへのリンク

■hontoへのリンク


手に取って読んで頂けたら嬉しいです。

なろうの掲載ページ『悪役令嬢に転生したけど、婚約破棄には興味ありません! ~学園生活を満喫するのに忙しいです~』https://ncode.syosetu.com/n3651hp/

第一部は書籍化の規約上3分の1残して後は他者視点で繋いでいます
「えっ、ゲームの世界の悪役令嬢に生まれ変わった?」
頭をぶつけた拍子に前世の記憶が戻ってきたフラン、
でも、ケームの中身をほとんど覚えていない!
公爵令嬢で第一王子の婚約者であるフランはゲームの中で聖女を虐めて、サマーパーティーで王子から婚約破棄されるらしい。
しかし、フランはそもそも前世は病弱で、学校にはほとんど通えていなかったので、女たらしの王子の事は諦めて青春を思いっきりエンジョイすることにしたのだった。
しかし、その途端に態度を180度変えて迫ってくる第一王子をうざいと思うフラン。
王子にまとわりつく聖女、
更にもともとアプローチしているが全く無視されている第二王子とシスコンの弟が絡んできて・・・・。
ハッピーエンド目指して書いていくので読んで頂けると幸いです。


私の

3番人気の作品はこちら

『モブですら無いと落胆したら悪役令嬢だった~前世コミュ障引きこもりだった私は今世は素敵な恋がしたい~』https://ncode.syosetu.com/n8311hq/

私の

4番人気で100万文字の大作の作品はこちら

『皇太子に婚約破棄されましたーでもただでは済ませません!』https://ncode.syosetu.com/n8911gf/



5番人気の話

『悪役令嬢に転生したみたいだけど、王子様には興味ありません。お兄様一筋の私なのに、ヒロインが邪魔してくるんですけど……』https://ncode.syosetu.com/n3871kh/

短編

『AIに乗っ取られた男』https://ncode.syosetu.com/n7779ku/

― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ