「無能」の君主(軽度の露骨表現を含みます、ご注意ください)
「そうですか、陛下……それなら、壊してしまいましょう。国はまだあなたのものです。あの女を追い出して、この結婚を粉々に砕いてしまえばいい」
彼は黙って私を見つめている。その瞳から読み取れる感情はたくさんある。不満、臆病、虚ろな精神……。美しい肉体とは裏腹に、彼の内側は自分の世界で腐敗している。可哀想に……。
ゆっくりとベッドに近づき、這い上がる。指で彼の下方をからかい、優しく背中を抱きしめ、胸を彼の背中に押しつける。私の双乳も同時に圧迫され、左脚を曲げて彼の逞しい脚に絡ませる。なぜ私が後ろにいるのか? それは「聖母」のような優しさだからだ。こんな抱擁のような姿勢、久しぶりに使ったな。
ここまで導いてくれたのに、彼は積極的にならない。完全に受け身だ。本当にあまり経験がないのだろうか?
宴会で見せていた姿とはまるで別人。弱々しく、逃げ腰で、喜びと性欲が入り混じっている。でもまだ足りない。彼はまだ「立ち上がって」いない。
「ない……欲が……ない……アンナさん……」
「陛下、愚痴をこぼすためだけに私を呼んだわけじゃないですよね? 私は強引な女でもなければ、優しく思いやれる女でもありません。もっとストレートに言いますよ。私はあなたのためにここに来たんです。王后と大差ない立場ですよ」
「そうか……すまない。よそ者だからこそ、愚痴をこぼしやすいのかもしれん。それに、俺たちは初めてだろ? まさかアンナがこんなに積極的だとは思わなかった。マーガレットからは純潔だと聞いていたのに……親の行為をたくさん見て育ったのか? ははっ」
純潔? マーガレット、本当に口が固いな。見くびっていた。でも、この国王「スティード卿」の方がよほど純粋だ。神秘的なのは彼の装いだけで、あれは「純粋さ」を隠すための仮面だったのか。
ベッドの上で純粋なのも、なかなか面白いポイントだ。彼と王后は一体どんな関係なんだろう。言葉の端々からあまり幸せそうには聞こえないが、まともな経験がないわけでもないはず……。
「それじゃ、今は準備できた? まだ全然元気がないみたいだけど、萎えてるよ〜」
「う……うん、それじゃ、少し刺激してくれ……ん……んっ……あ……」
彼は顔を赤らめながら下を覗き込み、自分の不甲斐ない“小弟”を握った。敏感で柔らかい撫で方。くすぐったいような興奮が伝わってきて、ようやく硬くなり始めた。
「もう大丈夫だ。みっともない国王を見せてしまってすまなかった……それじゃ、始めよう……アンナ……」
彼はベッドにうつ伏せになり、真っ白だが赤い痕だらけの臀部を高く持ち上げた。両手を背中で組むような、縛られるのを待つような姿勢。まるで運命の行方を待つ動物のようだ。
この奇妙なポーズに、私は困惑しながら見つめた。男の中でこんな動作、ほとんど見たことがない。いや、一度も見たことがない。これは一体……どんな奇妙な……儀式なのか?
「えっ! 陛下……あの……これは何のポーズですか? 王后様とはいつもこんな感じで……?」
彼は少し首を捻って私を見た。同じく困惑した、不思議そうな顔。まるでこれが当たり前だと言わんばかりだ。
「最初は手を縛るんじゃないのか……? それから検査して……その後、俺は静かに横になって、勃起するのを待つ。君が俺の上に跨って、俺が入ったら君が上下に動けばいいんだろ……?」
私は思わず国王に対して呆れ、思わず白い目を剥いてしまった。この人は完全に変な方向に調教されてしまったんだな。王后に不慣れなせいで、想像もつかない「夫婦の営み」の形になっている。
恐ろしい女だ。国王が逃げ出さないように、こんな方法を選んだのか。
「陛下、そうじゃないんです。私が本当のやり方を教えてあげますね」
「え……ええ……本当にいい人だな。俺が誘ったのに、こんなことまで教えてもらうなんて……ちょっと……恥ずかしい……」
私は彼に微笑みかけ、それから様々な動作と知識を教え始めた。すると、彼が本当に知らないことが多いことに気づいた。
笑える話だ。私みたいな知識なんてろくにない女が、人に教えられるなんて。これが初めてだ。しかも教えている相手が、日々夢見てきた国王だなんて。教えることがこんなにも快楽と恥ずかしさを同時に感じさせるなんて。
自分の過去を哀れに思い、同時に目の前の彼に同情した。彼の言葉から分かったのは、三歳の時から十九歳のアンルクニンと婚約させられ、教育の全てを彼女に握られていたこと。彼はただの飾りの「太陽」で、天に吊るされているだけ。継承も、ただの毒々しい嘘だった。
どうやって教えたのだろう? アンルクニンは「人間の本能」だけを教え、「悦び」など微塵も許さなかった。ただ静かに「機械」のように動くだけ。王后は彼を大切にしているのは間違いない。体に激しい傷跡は一つもない。下半身の敏感さも最初そのままだ。おそらく、数えるほどしか経験がないのだろう。大人の男なのに、「運動の知識」は子供レベルだ。
私の体は、そんなに大切にされなかった。見た目は問題ないように見えるが、傷だらけだ。とても痛い。激痛だった。それでも受け入れた。なぜなら、それが私の生きる方法だったから。
さあ、今度は私がうつ伏せになった。教えた通りの姿勢で、彼の本当の「授業」が始まった。だが、驚いたのは私の方だった。こんなに繊細に扱われたことがない。彼の手はとても優しく、動作はとても「温かい」。顔はもう彼自身じゃないほど赤い。国王の本当の姿を知って、彼の夢が壊れてしまうかもしれない……少しだけ、そんな葛藤がある。
行為は続き、体内に欲望と優しさで満ちた液体を感じた。彼がついに絶頂を迎えたようだ。かすかに笑った。先ほどのような皮肉めいた軽い笑いではなく、今は初めての、純粋な喜びの笑いだ。今の気分を邪魔したくない……。
でも、ちょっと待って。これじゃダメだよ! こんなに優しいんじゃ感じないじゃないか!
彼は気持ちいいのに、私が感じられない! もっと激しくないと! 溢れ出す地泉! 天神のような鞭打ちこそがふさわしいでしょ!
「ねえ! もっと激しくできないの!? こんなんじゃ刺激も威力もないよ! もっとガツンと来て!」
私が国王にこんな口をきくなんて……私たち、もうそんなに仲良くなったのか? でも初めてで私を選ぶなんて、本当に妙な趣味だな。
「はい! すみません! もっと力を入れるべきか? でもアンナ、痛くないか?」
そうか、王后の教えではあまり乱暴にできないようにされていたんだ。でも私はもうボロボロなんだから、はっきり言ってしまおう。
「痛くない! ちゃんと力を使って! どうしたの、私にナメられてるの? あなたは国王なんだから! 国王の威厳と覇気を見せてよ! 臭い王后の教えなんて忘れて!」
「じゃあ、アンナ、行くよ! 痛いって言わないでね! 君が教えたんだから!」
彼は本当に激しくなった。でもその中にも優しさが残っている。雛鳥のような優しさだ。初めてなんだから、厳しくしすぎるのも可哀想だ。笑みがさっきよりずっと狂おしくなった。いい、いいぞ〜
部屋には私たちの声だけが響く。淫らさに興奮し、私の理想の目標への渇望が混じり、彼は私の背後にいる。
ポモディスは羞恥に震えながらも解放され、境界を越えて自分を騙すような快楽に浸る。一声一声が幼くも傲慢に響く。ああ——
胸が激しく揺れ、穴が開いたり閉じたりを繰り返す。「小さな国王」は本当に探検が好きだね。もうたくさん溢れてる。旗竿はあの老貴族たちよりずっと立派だ。萎えないんだから。




