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京子と栗拾い

「明日、栗拾いに行くけど、アイコちゃんも行く?」

京子「栗拾い?」

「うん、実家の畑にある栗の木の実が落ちてるから」

京子「あはっ、行く!面白そう(笑)」

9月上旬

「明日、栗拾いに行くけど、アイコちゃんも行く?」

京子「栗拾い?」

「うん、実家の畑にある栗の木の実が落ちてるから」

京子「あはっ、行く!面白そう(笑)」

「それじゃ、明日の14時にこっち出るから」

京子「うん、分かった」

翌日の13時

京子「どんな格好してけば良いの?」

「下はゆったりしたジーンズが良いよ、上はロンTで、オシャレさは不要です(笑)」

京子「うん、けど暑くない」

「午後からは栗の木で日影になるし、風も吹いてるから大丈夫」

京子「うん、分かった」

「あっ、あと、帰りに辰口温泉に寄るからお風呂セットも用意して」

京子「うん、広い湯舟に入れるんだ、やったー(笑)」

14時にアパートを出て途中のホームセンターに寄り

京子「なんか買うの?」

「うん、アイコちゃん用の虫よけ付きの帽子と長靴買って行く」

京子「あはっ、長靴って中学生以来だ(笑)」

「高校の時は冬はどうしてたの?」

京子「ショートブーツにしてた、長靴なんかダサいって思ってたから」

「へー、けど雪が多い時は大変じゃなかった?」

京子「そんな雪の深いところ歩くこと無かったし」

「ふーん、まあ最近はそんなに降らないしね」

帽子売り場で

「アイコ、この帽子」

京子「へー、帽子の周りに網が付いてるんだ」

「これなら被るだけで虫よけになるし、楽でいいよ」

京子「虫よけスプレーいらないの便利だね」

長靴売り場にくると

京子「あは、ゴムの匂いがする(笑)」

「まあ、ほとんどゴム長靴だし(笑)」

京子「それにしても色が何色もあるんだね」

「好きなの選んで」

京子「どんなのが良いの?」

「ショートブーツに近いので良いよ、ちょっとした草むら歩くだけだし」

京子「それで長靴いるの?スニーカーで良くない?」

「スニーカーだと栗のイガが踝とかに刺さるから」

京子「それで長靴なんだ」

「うん、あとはイガから実を外す時にイガを足で踏んで固定するから」

京子「えっ、栗の実ってイガから外れてないの?」

「落ちた時に外れてるのもあるけど、大体はイガに入ったままだよ」

京子「ふーん、あっ、この黄色の可愛い(笑)」

「それじゃ、履いてみて」

京子「うん、これで良いかな?」

「きつかったり、緩すぎたりしない?」

京子「うん、大丈夫」

「それじゃ、後は軍手買って向かいます」

買い物を終えてホームセンターを出ておじさんの実家に向かう。

おじさんの実家により栗拾いの道具を用意してから

「アイコちゃん、これ着て」

京子「うん?ワイシャツ」

「うん、ロンTだけだと蚊に刺されるし、ワイシャツの上から虫よけスプレーかけて

蚊が寄ってこないようにする」

京子「ロンTに虫よけスプレーでも良くない?」

「まんべんなくかけるの難しいからワイシャツ着て、ロンTだけだと蚊の口が突き通るから」

京子「そんなに?」

「うん、ジーンズでも肌に密着してると刺されるくらいだから2枚重ねします」

京子「そうなの?ジーンズみたいな厚手でもダメなの?」

「うん、だからジーンズにも虫よけスプレーかけます、特に膝とお尻に」

京子「膝とお尻?」

「ゆったりしたジーンズでもしゃがむと膝とお尻が肌に密着するから」

京子「あっ、そだね」

京子がワイシャツを着て

京子「このワイシャツ、タカトの?」

「うん、仕事でもう着ることないけど、草刈とかの作業着に使えるから」

京子「そうなの?」

「羽織るだけでいいし、胸ポケットもあるし、便利」

家の庭先に出て虫よけスプレーをかける

京子「帽子にもかけるの?」

「うん、この網のところにかけとかないと目の前に凄い集まるから」

京子「えっ、そんなに集まるの?」

「結構、寄ってくる、人の息からでる二酸化炭素に反応するから」

京子「ふーん」

虫よけスプレーを服の上から全身にかけて、網付き帽子をかぶり、軍手にもかけてから

「それじゃ、行こうか」

京子「準備万端?」

「うん、虫よけの準備は完璧!(笑)」

京子「あはっ、そうだね、けど、これだと肌に直接スプレーしないから良いね(笑)」

「うん、何年か前に網付き帽子みつけてから草刈りはこの恰好してる」

京子「えっ、けど前に日焼け止め塗ってから虫よけスプレーするって言ってなかった?」

「ゴルフの時はね、網付き帽子被れないし(笑)」

京子「あははっ」

大き目のバケツとイガを掴むためのトングを持って栗の木がある畑に向かって歩いて行く。

おじさんの家から100メートルほど歩くと小川があり、直ぐ横を歩きながら

京子「綺麗な水だ、少し遊べる感じだね」

「うん、水辺の公園って言って小松市が整備したけど周りに水道とかトイレがないし

今は近所の子供が親と一緒に来るくらいかな」

京子「けど、足入れたりしてたら気持ちよさそ(微笑)」

「まあ、風が少し吹いてて蚊が寄ってこなければね(笑)」

京子「風が吹くと蚊が来ないの?」

「うん、蚊は軽いから風に飛ばされるし(笑)」

京子「あっ、そう言うこと(笑)」

もう少し歩いて畑に到着する

「この木」

京子が栗の木を見上げて

京子「えっ、おっきい!想像してたより全然おっきい!(笑)」

「うん、30年以上前に植えた木だし、枝の剪定とかしてないから大きくなり過ぎた(笑)」

京子「日影になるって言ってたの分かる、こんな大きい木の下だもんね(笑)」

「横に大きな杉の木もあるし、日陰でそんなに暑くはないかな」

京子「うん、涼しい。それにしてもイガがいっぱい落ちてるね、一面イガだらけだ(笑)」

「まあ、ほとんどはイガだけになってる、猪が来てるから」

京子「それって、栗の実は残ってるの?」

「今日の朝から今の時間までに落ちてきたのは残ってるよ、明るいうちは猪こないから」

京子「昼間は居ないの?」

「うん、周りに家があるし、人もいるから夜中に来てると思う」

京子「ふーん、それじゃ栗拾い始めよ(笑)」

「アイコは実と実が入っているイガを拾ってバケツに入れていって、俺は空のイガ拾って片付けるから」

京子「うん、分かった」

おじさんはイガ拾い、京子は栗の実と実が入ったイガを拾い始める。

京子「あはっ、おっきい、なにこれ!楽しい~(笑)」

暫くすると

京子「タカトー、もうバケツ一杯になったよ(笑)」

「うん、それじゃこっちの綺麗にしたところに来てバケツ空けて」

京子がやって来てバケツをひっくり返して、また栗拾いを始める。

おじさんはイガだけを拾っては畑の一カ所に持って行き捨てていた。

30分ほどで京子はバケツ3杯分の栗とイガを集め、おじさんは20杯以上のイガを集めて捨てると

畑の一角にイガの山が出来ていた。

栗の木の下や周りからイガが全て無くなると木陰のベンチで休憩する。

家から持って来た水筒から冷たいお茶を飲みながら

京子「やっぱり蚊が凄いね、目の前に寄ってくるから最初は怖って思ったけど(笑)」

「うん、この網のお陰で刺されることはない(笑)」

京子「うん、けど目の前にこんなに蚊がいるって、ちょっと怖い(笑)」

「こんなに集まるのは街中じゃ見ないしね(笑)」

京子「それにしても栗がこんな感じで落ちてるって知らなかった」

「こんな感じって?」

京子「イガに1個しか入ってないのとか、2個とかがほとんどだし、イガに3個並んでるのが

私のイメージだし」

「うん、そう言うのもあるけど、3個並んでると実が小さいんだよね、実際は1個とか2個が

育って残りは小さいままのが多いね」

京子「そうなの?」

「うん、この3個並んだのと、この1個だけので比べると」

おじさんがイガから外すと1個だけ実が育っているイガの中に薄っぺらい実が2つ出てくる。

京子の手にイガから外した実を乗せて、1個だけの実と3個の実を比べると

1個だけの実が凄く大きいのが分かる。

京子「へ~っ、こんな大きさ違うんだ(笑)」

「うん、他の2個の養分もため込むから大きくなるみたい」

京子「そうなんだ」

京子が集めたイガからおじさんが実を外してバケツに移していくと、バケツ半分くらいの実が取れた

京子「頑張って集めた割にちょっと少ないな~(微笑)」

「ま、仕方ないね、イガがほとんどだし(微笑)」

京子「それじゃ、帰るの?」

「うん、最後にもう一回、木の周り歩いて実だけが落ちて無いか見てから帰ります」

京子「うん、分かった」

木の下を少し歩いていると

京子「あっ、こんなおっきいの残ってる、見落としてた(笑)」

「うん、最後に歩くと10個くらいは見つかるよ(微笑)」

京子「ここにもある、宝探しみたいで楽しい~!(笑)」

5分ほど歩いて見て回っていると

ボトン

京子「わっ、なんか落ちてきた!(笑)」

「ふっ、うん、イガだね、拾ってると時々落ちてくるよ(笑)」

京子「マジっ?危なくない?(笑)」

「当たったらね(笑)」

京子「当たったことあるの?(笑)」

「ない(笑)」

木の周りをゆっくりと回ってから帰ることにする

「それじゃ、帰ろ」

京子「うん、楽しかった~(笑)」

おじさんの家に戻り、バケツに水道水を入れて栗の実を洗う。

おじさんがバケツの中の水を栗の実と一緒にかき混ぜて浮き上がって来た実を除けていた。

京子「その浮いてきたのってどうするの?」

「捨てます、中に虫が入ってるから」

京子「虫が入ってるの?なんで分るの?」

「虫が中身を食べて空洞が出来るから水に浮き上がってくるの」

京子「あっ、だからかき回して浮いてきたの除けるんだ」

「うん、下の方にあると浮き上がってこないから、かき回して」

何回か水を入れ替えて、水の濁りが無くなるとザルにあけて水を切る。

水を切った栗を袋に入れて

「はい、終了です」

京子「それじゃ帰るの?」

「うん」

京子「マンガ何冊か持って帰ってもいい?」

「あはっ、良いですよ(微笑)」

京子「やった、じゃ持って帰るの選んでくる」

京子が家の中に入って行き、おじさんは栗拾いの道具を片付けてから家に入り、

おじさんが洋間に行くと京子がマンガを選んでいた。

「アイコちゃん、決まった?」

京子「うん、これとこれにする」

京子が全15巻と20巻の2種類のマンガを指さして

「うん、じゃ袋に入れて帰ろ」

京子「うん」

マンガを袋に入れて持ち帰ることにする。

実家を出て辰口温泉に向かいながら

京子「拾った栗はどうするの?」

「うん、半分くらいは渋皮煮を作るつもりです、残りは冷凍にしておいてアイコちゃんの

ツワリが無くなったら栗ご飯にします」

京子「渋皮煮?」

「渋皮が付いたまま栗を煮て、柔らかくなったら砂糖で煮ます」

京子「へ~、甘露煮みたいな感じ?」

「そうですけど、甘露煮より手間がかかります」

京子「そうなの?」

「渋皮についてる繊維が取れるまで煮ないといけないし、煮崩れさせないようにするのが大変です」

京子「ふーん、美味しいの?」

「甘露煮よりも栗の薫りが残ります」

京子「いつ作るの?」

「明日の予定です」

京子「明日、食べれるの?」

「食べられるのは明後日だね」

京子「えっ、そんなに時間かかるの?」

「50個くらいの鬼皮剝くのに2時間近くかかるし、そこから何回か煮て、水入れ替えて煮て、

砂糖で煮て冷まして砂糖を浸み込ませるのに一晩置きます」

京子「鬼皮剝くのにそんなに時間かかるの?」

「渋皮を傷つけない様に慎重に剝くから時間かかります」

京子「渋皮を傷つけないってのは?」

「渋皮が傷つくと、渋皮が破れて煮崩れするから」

京子「へ~、大変だね~」

「あれ、手伝う気ない?(笑)」

京子「あはっ、器用じゃないから鬼皮剝けないし、明日はマンガで忙しいから(笑)」

「そうなんだ(笑)」

アパートに帰る途中で日帰り温泉に寄り

京子「ここってお花見に来たとこだよね」

「そうです、この時間なら女湯は空いてると思う」

京子「女湯だけ?」

「男湯は稲刈り終わりのおじさん達が入りに来るから混んでると思う、軽トラいっぱい

止まってるから(笑)」

京子「あはっ、そう言うこと(笑)」

「まあ、ゆっくりしていきましょ(微笑)」

京子「うん、どの位で出てくればいい?」

「1時間くらいで」

京子「それは、髪の毛も乾かし終わるまで?」

「えーと、それも入れると1時間半くらいにします」

京子「うん、ありがと、たぶんそんなかからないけど、慌てるのもイヤだし(微笑)」

「うん、ゆっくりして来て下さい(微笑)」

日帰り温泉を出ると19時を過ぎていた

京子「お腹空いた~」

「空いたね、どっか寄って食べていこうか」

京子「うん、けど匂いの強いのはちょっと」

「そだね、うどん屋さんでも行こうか」

京子「うん、うどんなら大丈夫(微笑)」

温泉を出て加賀産業道路から海側環状線に入り、8号線との交差点を左折して直ぐのうどん屋に入る

平日の19時半頃、入ると直ぐに席に案内される。お客で半分ほどの席が埋まっていた。

店員「いらっしゃいませ、こちらのお席へどうぞ」

窓際のテーブル席に案内されて座る

京子「なに食べようかな~、ここはうどんと蕎麦のどっちがいいの?」

「ここはうどんの方が好きです、特に冷たいうどん、つるつるの細麺で」

京子「ふーん、それじゃ冷たいうどんにしよ」

「身体冷えない?」

京子「大丈夫、温泉入って温まってるから、むしろ暑いくらい(微笑)」

「うん、なら良いけど(微笑)」

京子「私、梅しそ香ちくわ天ぶっかけうどんにする」

「ちくわ天か~、美味しそうだけど、山かけ大海老天もりそばのセットにご飯にする」

京子「うどんじゃないの?」

「うん、ここ来るといつもうどんだし、今日は蕎麦にする」

京子「ふーん」

「それにアイコちゃん、少しお蕎麦も食べてみたいでしょ?」

京子「あはっ、そうだね(微笑)」

店員に注文をお願いして待っていると

店員「梅しそ香ちくわ天ぶっかけうどん、お待たせしました」

京子「あはっ、美味しいそ~(微笑)」

店員「山かけ大海老天もりそばのセットとご飯、お待たせしました」

「ありがとうございます」

店員「ご注文の品は以上でお揃いでしょうか?」

「はい、大丈夫です」

店員「ごゆっくりお召し上がり下さい」

店員が下がって行く

京子「お蕎麦も美味しそうだね」

「うん、そのうどんも美味しそう」

京子「うん、いただきます」

「いただきます」

京子がうどんを箸で掬って一口

京子「ホント、つるつるだね、細麺で食べやすい」

「うん、ここのうどんは細麺だから冷したのが美味しいと思う」

京子「うん、お出汁が絡んで美味しい、ちくわ天も大葉に包まれてて香りがいい(微笑)」

「ちくわ天、美味しそうだよね」

京子「あはっ、食べたいの?(笑)」

「うん、代わりにこっちの天ぷら上げるから(笑)」

京子「うん、いいよ、それじゃかぼちゃ頂戴!(笑)」

「ありがと、お蕎麦食べる?」

京子「ちょっとだけ頂戴(微笑)」

おじさんがお蕎麦のせいろと浸けつゆと一緒に京子の前に置くと

京子「お蕎麦も美味しい、良い香りする」

せいろからお蕎麦を半分と、ぶっかけうどんも半分を食べて

京子「あと、お願いします(微笑)」

「うん、良く食べたね、良かった」

京子「うん、冷たいのが食べやすいし、匂いも強くないから」

「熱いと匂いも立ち昇ってくるからね、それじゃいただきます」

京子がおじさんが食べる様子をみてハンカチを渡してくる

京子「タカト、ハンカチ使って(微笑)」

「あっ、ありがと(微笑)」

京子「冷たいお蕎麦とかうどんでも汗がでるんだね(微笑)」

「うん、たぶん、味が濃いって感じてるからかな」

京子「味が濃いだけで汗がでるの?」

「うん、冷たい方が汗は出にくいけど、それでも出るからたぶん」

京子「ふーん、他に味が濃いとかってのは?」

「コンビニのおにぎりも汗が出ます」

京子「はあ?おにぎりも?サンドウィッチでも出るって言ってたよね(笑)」

「最近は何でも出てくるから困ってる(笑)」

京子「何が一番汗が出るの?」

「酸っぱいのが一番だめ(笑)」

京子「ああー、前にケチャップライスとかカレーがって言ってたあれ?(笑)」

「うん、最近は想像するだけでも汗が出てくる(笑)」

京子「えっ、そんなに?(笑)」

「だから家のキッチンにはケチャップとお酢が置いてない(笑)」

京子「あはっ、そう言えばそうだね、何で?」

「見るだけで汗でるし(笑)」

京子「汗が出ない食べ物は?(笑)」

「ケーキとアイスクリーム(笑)」

京子「あはっ、甘いものは大丈夫なんだ?(笑)」

「うん、ケーキは味が濃いのでも大丈夫、アイスも一緒(笑)」

京子「ふーん、最近は、ってのは?」

「タバコ辞めてから鼻が敏感になって、舌も敏感になってるから」

京子「あっ、そだね、私も鼻が良くなってる気がする」

「あと、家では薄味にしてるから、外で食べると味が濃いって思ってる(微笑)」

京子「そだね、タカトの料理に比べると味濃いよね(微笑)」

「ははっ、薄味には慣れた?(笑)」

京子「うん、最初は薄~って思ったけど、1週間もしたら慣れたし、もう4ヶ月はタカトの料理

食べてるし、今は普通に思ってる(笑)」

「やっぱり薄かった?(笑)」

京子「うん、けど、7月頃の胸のムカつきがツワリって分かってからは、匂いも薄くなるように

してくれたし、普通に食べられたから、感謝してるよ(微笑)」

「うん、良かった(微笑)」

全て食べ終わり、お店を出てアパートに向かう。

アパートに入ると祥子が玄関までやって来て

祥子「あーう、あーん、あん!」

京子「あはっ、祥子ちゃんただいま~、今ご飯あげるね(微笑)」

祥子「あぉん」

「祥子、ただいま、待たせたね(微笑)」

祥子「あーぉ」

おじさんが祥子の頭と顎を撫でている間に京子がエサと水を用意する。

京子「祥子ちゃん、お待たせ~、こっちおいで(微笑)」

祥子「あーん」

一鳴きしておじさんから離れて京子の足元に歩いて行く

京子「えへへっお腹空いてたんだね~、待たせちゃってごめんね!(微笑)」

祥子がエサを食べているのを見ているとおじさんがテーブルに新聞紙を広げて、拾ってきた栗を袋から全部出す。

京子「どうするの?」

「この中から大きいのを50個取り出して、明日の渋皮煮に使います」

京子「残ったのは?」

「冷凍しておいて、アイコちゃんのツワリが終わったら栗ご飯にします」

京子「あはっ、栗ご飯食べたい(微笑)」

「それじゃ、大きいのを50個、このボウルに入れて」

京子「うん、けどホント大きいのが多いよね(微笑)」

2人して大きな栗を選んでボウルに入れ、残りは袋に戻して冷凍庫に入れる。

栗が入ったボウルに水を入れてシンクの隅に置き

京子「水に浸けるの?」

「うん、鬼皮に水を吸わせて柔らかくするの、剝きやすくなるし」

京子「へ~、そうんなんだ」

「明日まではこのままにしておきます」

京子「へへっ、今日はこれですること無くなったの?」

「うん、今日は特にないです」

京子「タカト~、今日は栗拾いして腰がちょっと痛いんだ~」

「えっ、そうなの?」

京子「うん、立ったりしゃがんだりしたから(微笑)」

「腰揉みますか?」

京子「うん、お願いします!(笑)」

「それじゃ、パジャマに着替えてゆっくりマッサージします(微笑)」

京子「うん、着替えよ」

2人ともパジャマに着替えておじさんがソファーに座り

「どうします?肩から揉む?」

京子「うん」

「それじゃここに座って」

おじさんがソファーに置いてあるクッションを足元の床に置いて京子を座らせる。

京子がクッションに座りソファーに座っているおじさんの膝の間に背中を預けると

おじさんが京子の肩に手を置いて温めてから

「そー言えばマッサージするの久しぶりだね」

京子「そーだよー、赤ちゃんできてからホテル行くこと無くなったし、家のお風呂じゃ2人はきついからね(笑)」

「言ってくれればお風呂上りにしてあげたのに(微笑)」

京子「もー、先に言っといてー、してくれないのかと思ってた(微笑)」

「ゴメン、忘れてた(笑)」

京子の肩と首、後頭部からこめかみにかけてをマッサージすると

京子「うーん、気持ちい~い(微笑)」

「やっぱり、肩凝りが強くなってる?」

京子「うん、元から肩凝りあるし(微笑)」

「それじゃ、週一でマッサージしよか?」

京子「はあ?週一しかしないの?(微笑)」

「えーと、3日に一回で」

京子「だめ、2日に一回でお願いします(微笑)」

「うん、分かったよ(微笑)」

京子「お願いします(微笑)」

肩のマッサージが終わると

「アイコ、膝の上に跨って座って」

京子「えっ、膝の上に?」

「うん、お風呂でのマッサージと一緒です、アイコは俯せになれないし」

京子「まぁそうだけどさ、重くない?」

「大丈夫ですよ、アイコなら(笑)」

京子「へへっ、じゃあ、お願いします、よっこらしょっ(微笑)」

京子がおじさんの膝に跨って座り

「あはっ、赤ちゃんできるとやっぱり変わるんだね、アイコのお尻がおっきくなってる(微笑)」

京子「コラっ、まだそんなおっきくなって無いでしょ(笑)」

「うん、ちょっとだけ(笑)」

京子「赤ちゃん生む準備なんだから、大事なことだよ(微笑)」

「うん、そだね、女の人って大変だよね、赤ちゃん生むのに身体の形まで変わるの」

京子「そうだよー、日に日に身体が重くなってくのが分かるし、大変なんだから(微笑)」

「うん、ありがと、生まれるまで頑張って下さい(微笑)」

おじさんが後ろから京子のお腹に腕を回して優しく抱きしめた後に腰のマッサージを始める

京子「うぅ~、痛い~、けどそのまま続けて~」

「痛いのは良くないよ」

京子「違うの、痛気持ちいいくらいだから大丈夫」

「そお、けど少しだけ弱くするね」

京子「あっ、うん、丁度いい感じ(微笑)」

「痛かったら言って」

暫く京子がうん、うふん言いながらマッサージを受けていると

京子「そー言えばさ~タカト、なんで結婚しなかったの?」

「はぁ?それ聞く?」

京子「だって、タカトは顔は悪くないし、太ってもないし、無駄に女の子のこと喜ばせるのに、

結婚しなかったのって、なんか理由あるような気がするけど」

「ご縁がなかっただけです」

京子「はぁ?そんな事ないでしょ!」

「ホントです、50になるまでは結婚なんて考えたことも無かったし」

京子「50って、最近じゃん(笑)」

「50になったら誰も相手してくれなくなった(笑)」

京子「まてまて、歳は関係ないよね?相手が良いって思えば」

「だから、そう思ってくれる人が居なかったと思うけど」

京子「いやいや、私は良いって思ったから勇気だしたんだけど」

「そんな人がアイコが初めてだったから」

京子「はぁ?だからー、他に居たんじゃないの?」

「えーと、そんな話になる前に振られますので(笑)」

京子「嘘だよね、タカトは異常なくらい女の子に気を遣うから、言い寄る子は居たよね?」

「なんか食いつくね?」

京子「だって、聞きたいから」

「えーと、聞いてどうするの?」

京子「私が安心したいから」

「おじさんはそんな、もてません!(笑)」

京子「そうじゃ無くって、ピンポイントでも好きになる女の子がいたんじゃないの?って話(微笑)」

「なんでそうなるの?おじさんはモテません(笑)」

京子「私は違ったけど!(笑)」

「えーと、ごめんなさい!俺が凄い面食いの上にスタイルが良い子が大好きだったからです・・・」

京子「へぇ~、それで私を選んだの?麗華の方が凄く可愛いのに?」

「いや、えーと、総合的にアイコの方が可愛かったので・・・」

京子「どこが?(微笑)」

「怒られるので言えません」

京子「まてコラっ!麗華に比べてどうってこと?」

「あ、いや、だから・・・」

京子「怒らないから言ってみ(微笑)」

「えー、オッパイが凄く大っきかったからです(微笑)」

京子「なんだ、そんなこと(微笑)」

「え?いいの?(笑)」

京子「そんな訳ないよね?嫁さんを目の前にして(微笑)」

「ごめんなさ~い!」

京子「まぁ、普通に考えて許せないんだけど(微笑)」

「いや、あの、麗華ちゃんは顔は可愛いけど性格に少し難があるし、それに比べてアイコは

麗華ちゃんと同じくらい可愛いのに優しいし、オッパイも大きいから・・・えへっ」

京子「やっぱりか!このクズがっ!(笑)」

「えぇ~、クズって言います?(笑)」

京子「まぁ良いけど・・・1コだけ約束して」

「何ですか?」

京子「麗華とだけはエッチしないで(微笑)」

「えっ、麗華ちゃん以外は良いの?(笑)」

京子「いい訳あるか!(微笑)」

「アイコの顔が怖いんだけど(微笑)」

京子「ふふっ、タカトが私と麗華以外にエッチしたいって思うなら良いけど(微笑)」

「麗華ちゃんがダメな理由は?」

京子「当り前じゃん、麗華にネトラレなんていつも一緒にいる私が悲しくなる!」

「ネトラレ?ふはっ、うん、ありがと(微笑)」

京子「もー、ちゃんと覚えとけよ~!(笑)」

祥子が2人の前までやって来て

祥子「あぉん、あーん」

京子「あはっ、祥子ちゃん、ごめんね、ちょっとだけタカト貸してね(微笑)」

「祥子ごめんな、あとでな(微笑)」

祥子「あぅ!」

祥子がいつもの場所に戻っていく

マッサージが続きお尻のしたの方におじさんの手が移っていくと

京子「うひぃー!あははっ、ちょっと待って、そこダメ!(笑)」

「はあ?」

京子「くすぐったいの!ちょっと待って、あははっ!(笑)」

「お尻で?(笑)」

京子「うん、そこ何?(笑)」

「お尻と太腿裏の筋肉がつながってるところ」

京子「ちょっタカト、辞めてって言ってるでしょ(笑)」

「けど、ここに硬い筋肉があるから、解したいけど(笑)」

京子「んふぅ~、もうダメ、勘弁して~(笑)」

「アイコちゃん、相変わらず右足上にして足組んでるね(笑)」

京子「あはっ、分かるんだ、あははっ、もうヤメテ~っ(笑)」

「もー、交互に足組み直して座ってって言ってるのに(笑)」

京子「だって、癖なんだからしょうがないでしょ(笑)」

「違います、それは癖じゃなくて楽な姿勢になりたいだけです!(笑)」

京子「あはっ、そうだけどさ、もう、お願いーっ!(笑)」

おじさんが手を止めると

京子「はぁ~、も~、けど気持ちよかった~(笑)」

「けど、足を組むときは交互にしてて欲しいよ、背骨が歪むから(微笑)」

京子「うん、分かった、気を付ける(微笑)」

京子がおじさんの膝の上から立ち上がり、今度はおじさんと向き合って膝の上に跨る

「アイコ、マッサージはお仕舞だよ(微笑)」

京子「うん、マッサージはね(微笑)」

おじさんが京子の腰に手を回して引き寄せて囁く

「エッチは出来ないよ(微笑)」

京子がおじさんの頭に腕を回して引き寄せ胸に埋めて囁く

京子「えへへっ、マッサージ気持ち良かったよ、ありがと(微笑)」

「あはっ、またおっきくなった?(微笑)」

京子「うん、新しく買ったブラもきつくなってきてる(微笑)」

「へぇ~、やっぱり凄いね、アイコは(微笑)」

京子「うん、タカトのご飯で赤ちゃんと私が育ってきてるんだから、感謝してる(微笑)」

「うん、もっとご飯いっぱい食べておっきくなって(微笑)」

京子「えへへっ(微笑)」

京子がおじさんの股間に手を伸ばして

京子「あれ~?んん?この状況で勃たないの?(笑)」

「うん、薬飲んでるから(微笑)」

京子「そっか、良かった~、じゃなかったら凹んでるとこだった(笑)」

「あはっ、ごめんね、アイコの妊娠が分かってから飲み始めてます(微笑)」

京子「そうなの?」

「うん、やっぱり痛くて、辛いし(微笑)」

京子「ふふっ、ありがと、痛くってもエッチしてくれてたんだね(微笑)」

「アイコが望んでたし、俺も望んだことだから(微笑)」

京子「ふへへっ、やっぱりタカトは私のこと大好きなんだ(微笑)」

「うん、大好きです(微笑)」

京子「うん、私も大好きだよ(微笑)」

2人してベッドに向かうと祥子がベッドの真ん中で寝転んでいた。

京子「へへっ、祥子ちゃん待ってたの(微笑)」

祥子「あん」

京子「祥子ちゃん、お待たせ~(微笑)」

京子が囁くように祥子に声をかけて

祥子「あぉん、あ~ん」

「祥子~、相変わらず色っぽいな~、いい女なだ~(微笑)」

京子「タカトさぁー、私にも言わないこと言うの?(微笑)」

「祥子、可愛いし(笑)」

京子「もー、祥子ちゃんなら良いけど(笑)」

京子が祥子の顎下を撫でておじさんがお腹を撫でていると

祥子「ゴロゴロごろ~ゴロゴロごろ~」

京子「祥子ちゃん、気持ちいい?ふふっ」

祥子「あ~ん、ゴロゴロごろ~(微笑)」

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