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京子の妊娠 花火とドイツ料理

犀川で花火を見た翌日、京子が産婦人科に、


京子「ふふっ、また泣いてるの(微笑)」

「うん、嬉しい・・・うっ、ふ、う」

7月下旬

18時に片町スクランブルで麗華と待ち合わせをしていた。

京子「暑いね~、まだ蒸し暑い」

「まあ、一番暑い時期だし、まだ6時ちょっと前だしね」

京子「麗華、早く来ないかな~、涼しいお店に入りたい」

「あっ、来たよ」

京子「えっ、どこ?」

「今のバスに乗ってた」

京子「見えなかったよ」

「金劇前に行こ、バスから降りてくるから」

京子「うん、けど、お店は?」

「金劇の裏にあるから」

2人して金劇前バス停まで歩いて行くと麗華がバスから降りてくる

麗華「お待たせ~、もー道混んでてちょっと遅れました~」

京子「ホントに乗ってた(笑)」

麗華「なに?」

京子「おじさんがこのバスに麗華が乗ってたって言って歩いてきたの」

麗華「うん、私も2人が見えたよ、スクランブルに立ってるの」

京子「ホントに~?」

おじさんが予約したお店に向かい歩きながら

「麗華ちゃんは目立ちますよ、姿勢いいから(微笑)」

京子「バスに乗ってたのに?」

「麗華ちゃんはバスの中で立っててもつり革とか手すりに寄りかかってないですよね?」

麗華「そうですね、なるべく自分の力で立ってるようにしてます」

京子「そんな違う?」

「ぜんぜん違います、背筋をピンと立ててバランス取ってる人と、寄りかかってる人じゃ」

京子「ふーん」

「今の時期はみんな薄着だから姿勢の良い悪いは直ぐ分かります、京子ちゃんはいま

猫背になってます(笑)」

京子「あは、ちょっと立ってるの疲れたから、暑いし(笑)」

「ここに入ります(笑)」

麗華「へぇ~、入口がレンガ作りなんだ」

京子「なんか、どっしりした感じの入口だね」

店内に入り予約を告げると2階のテーブル席に案内される

麗華「内側はヨーロッパな感じ?」

京子「そだね、テレビで見たヨーロッパのパブみたい」

「2人とも来たことない?」

麗華「ありません」

京子「ないな~」

「50年以上前からあって有名なんだけどな~」

麗華「そんな古いんですか?」

京子「片町っていっぱいお店あるから」

「まあ縁がなければ来てなくても不思議はないけど・・・飲み物はどうします?」

麗華「ここってドイツ料理のお店なんですよね?」

「うん、そうです、ビールが美味しいお店です(微笑)」

麗華「それじゃビールにします」

「うん、京子ちゃんは?」

京子「私はウーロン茶お願い」

麗華「京子ちゃん、飲まないの?」

京子「うん、もしかして赤ちゃんが出来てたら危ないし」

麗華「あっ、そうだよね」

京子「元々あんまり飲まないから大丈夫だよ、2人とも遠慮しなくていいよ(微笑)」

「ごめんね、1杯だけビール飲ませて(微笑)」

京子「ふふっ、だから遠慮しなくっていいよ(微笑)」

「うん、ありがと(微笑)」

店員に声をかけて

「ハイネケンエクストラ2つとウーロン茶1つ、シーザーサラダ、前菜盛り合わせ、オムレツ、

お肉の3種炭火焼き、バケット、1つづつお願いします」

店員「かしこまりました」

店員が下がっていくと

麗華「なんか、ドイツらしい料理が無かった気がしますけど」

「うん、京子ちゃんが最近は油とか匂いの強いの食べなかったりするから」

京子「気にしなくっていいのに(微笑)」

麗華「ダメだよ、みんな一緒の料理食べるのが楽しいんだから(笑)」

「今日はこの後に外で花火見るから軽めにしといた方がいいかな」

京子「そだね、途中でトイレとか行けないし」

麗華「そうです、今日のメインは花火ですよ!(笑)」

店員「ハイネケン、ウーロン茶、お待たせしました」

「それじゃ、カンパーイ!」

麗華・京子「カンパーイ!」

麗華「あっ、このビール美味しい」

京子「麗華は花火見るの久しぶりなの?」

麗華「去年は連れてきてもらってないし(笑)」

京子「あははっ、ごめん(笑)」

麗華「カニ旅行の時の冬花火から見てなかったから楽しみなんです(微笑)」

京子「あの花火は綺麗だったよね、寒かったけど(微笑)」

麗華「へへっ、けど露天に入ってたから気持ち良かったし、花火は綺麗だったし(笑)」

京子「そだったね、露天に入りながらの花火は良かったよね(笑)」

店員「シーザーサラダと前菜盛り合わせです」

「ありがとうございます」

おじさんがサラダを取り皿に分けていると

麗華「花火も綺麗でしたけど、カニが美味しかったです(微笑)」

京子「うん、あのカニね、美味しかった(微笑)」

麗華「次のシーズンもカニ食べたいです(微笑)」

京子「うん、カニ食べたい、カニ好き(微笑)」

「サラダどーぞ」

麗華「おじさん、私たちカニの話をしてるんですけど」

京子「うん、カニ好き(微笑)」

「うん、けど今は食べられないし」

麗華「もー、普通は「それじゃシーズンになったら連れてってあげるよ」くらい言うでしょ?」

京子「うん、連れてって(微笑)」

「えーと、前回のカニの値段が衝撃過ぎて引いてます」

麗華「そんなしたの?」

京子「いくらしたの?」

「言いたくないです」

麗華「教えてよ、安かったら友達と自腹でも良いから行こうかと思ってるんだから」

「友達連れてくのは辞めた方が良いですよ」

麗華「なんで?」

「あの店、普通サイズのズワイと香箱のコースで1人3~5万します、時価です」

麗華「うひっ、そんなするの?」

京子「マジで?たっか~!」

麗華「けど、値段の差があり過ぎません?」

「カニのサイズによりって言うより、予算に合わせたサイズのカニが出てきます」

麗華「この前よりちょっと小さいくらいだと?」

「5万円くらいじゃないかな~、普通のサイズでも3はする」

麗華「それじゃ無理か~」

「うん、麗華ちゃんが奢るって言っても普通の人なら引くと思うよ」

麗華「そうだね、私でも引くわ~(笑)」

京子「そう考えたら輝と輝姫だと幾らになるの?」

「時価です」

店員「オムレツとお肉3種炭火焼きお待たせしました、ご注文は以上でお揃いですか?」

「はい、ありがとうございます」

麗華「幾らだったの?」

「お肉美味しそ―、冷める前に食べよ(笑)」

京子「幾ら?」

「時価です(笑)」

麗華「もー!」

「いいじゃないですか、終わったことなんだし(笑)」

京子「まぁいいけど、次のシーズンは連れてってくれるの?」

麗華「そーですね、どうなんですか?」

「普通のコースなら」

京子「うん、十分だよ、カニのコースなら(笑)」

麗華「そうですね、お願いします(笑)」

「はーい」

ビールは1杯で収めて後はウーロン茶にして料理を食べ終わり

「それじゃ、そろそろ行きますよ、花火が始まる」

京子「うん、花火見に行こ(笑)」

麗華「わーい、花火~!(笑)」

お店を出て犀川に向かって歩いて行く、犀川沿いを5分ほど歩いたところで、

土手に3人が並んで座り、花火を見上げる。

京子は去年の経験から長袖長ズボン、スニーカーで肌が見えているところ全て

虫よけスプレーを塗ってから家を出てきていた。

麗華も京子から聞いていたのか同じような服装で来ていたが、

麗華「はぁ~綺麗~、花火、花火~!(笑)」

京子「うん、綺麗だね~(笑)」

麗華「夏の花火もいいですよね、元気になれる!盛大だし(笑)」

京子「冬の花火は?(笑)」

麗華「冬の花火は、空気が澄んでるから、ただ、ただ、綺麗で見惚れるんです(微笑)」

京子「うん、なんとなく分かる(微笑)」

大会の終わりには連続して花火が盛大に上がり、最後に特大花火が

夜空に大きな光を広げて大きな音とともに終わりを告げる。

京子「はぁ~終わっちゃった~、綺麗だったね(微笑)」

麗華「綺麗でしたけど、途中からつま先が痒くてしょうがなかったです」

京子「えっ、水虫?(笑)」

麗華「違いますー!つま先を蚊に刺されたんです!(笑)」

京子「虫よけ塗ってなかったの?」

麗華「首とか手は塗りましたけど、足に塗るの忘れてました(笑)」

京子「あははっ」

「麗華ちゃん、虫刺されの薬、どうぞ(笑)」

麗華「もう!来年はサンダルで花火来ない!(笑)」


花火大会の翌日

京子「タカト、病院に連れてって」

「えっ?体調悪いの?」

京子「うん、違う、言ってなかったけど先月から来てないの」

「なにが?」

京子「馬鹿!女の子の日!」

「えっ・・・ホントに?」

京子「うん、だから病院で看てもらいたいの(微笑)」

「うん、分かった」

金沢市内の産婦人科医院に京子を連れて行き

「えーと、病院の中までは着いて行けないから、ここで待ってます」

京子「え~、ついて来てくれないの?(笑)」

「いや、さすがにここは・・・」

京子「あははっ、そうだね、ちょっと時間かかると思うけど、待ってて(微笑)」

「うん」

1時間ほどして京子が医院の出入り口から歩いてくる。

おじさんが車から降りて出迎え京子がおじさんのすぐ前まで来て

京子「ふふっ、出来てたよ、タカトの子(微笑)」

「うん、ありがと・・・」

おじさんが膝をつき京子のお腹にそっと頭を寄せ優しく抱きしめて

「ありがと・・・アイコ」

京子「ふふっ、また泣いてるの(微笑)」

「うん、嬉しい・・・うっ、ふ、う」

京子がおじさんの頭を撫でながら

京子「ね、立って、お家帰ろ」

「うん」

車に乗り

「ごめん、涙とまるまでちょっと待って・・・」

京子「ふふっ、はいティッシュどうぞ!(微笑)」

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