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励まし おじさん、初めて奢られる

前回の衝突でおじさんが凹んだままでいると、


麗華「だから、たまに衝突はあっても、次に会う時には京子ちゃんも私も笑ってます」

京子「うん、今も私たち笑ってるよ、ちゃんと見て(笑)」

12月上旬

25話の前半の収録3日前、麗華からメッセージが入る。

麗華「こんにちは~、次の収録前に香箱ガニの軍艦巻きが食べたいです!」

「粟津まで行くんですか?」

麗華「そうです、あのお店が良いんです!」

京子「私もカニ~!(笑)」

「はま寿司とかスシローでどうですか?多分あったような気がします」

麗華「却下です!」

京子「却下~!」

「なんで?」

麗華「あの茶碗蒸しも食べたいので」

京子「あの茶碗蒸し、好き~!」

「えー、この寒いのに粟津まで行く?」

麗華「車なら寒さは関係ありません」

京子「そだよね」

「はーい、予約が取れたら行きます」

麗華「11時半に予約は取ってあります(笑)」

京子「もう取ってある(笑)」

「どう言うことですか?」

麗華「この前、おじさんが凹んだまま帰っていったので、元気になってもらおうと思って(笑)」

京子「そうだよ、凹んでちゃダメだからね(笑)」

「あはっ、もしかしてご馳走してくれるの?(笑)」

麗華「予約はしました」

京子「予約したよ」

「それは聞きました、お支払いは?」

麗華「お願いします」

京子「お願いします!」

「はーい、それじゃ10時半に金沢駅集合でお願いします」

麗華「よろしくお願いします!」

京子「よろしくね~!」

収録当日の10時に駅中のカフェで

麗華「京子ちゃん、今日の支払いは私たちでしませんか?」

京子「あっ、そだね、いつも払ってもらってるから、たまには良いよね」

麗華「そうです、今日ならトータル6000円くらいなんで2人で割れば」

京子「うん、その位はぜんぜん良いよ」

麗華「私たちが支払いしたら喜んでくれると思います」

京子「たまにはね」

麗華「うん、これで奢ってあげたって事実ができたら、次からはまたおじさんに

お支払いしてもらい易いので(微笑)」

京子「麗華っておじさんに厳しいよね(笑)」

麗華「えへ、そんなこと無いですよ(笑)」

京子「ははっ」

麗華「それで支払い寸前まで私たちが払うとは言わずに居ましょうね(微笑)」

京子「おじさんにサプライズ?」

麗華「まあ、そんな感じです(笑)」

京子「おじさん、感動して泣くんじゃない?(笑)」

麗華「イヤまあ、そこまでは無いと思いますけど(笑)」

京子「それじゃ、行こう」

麗華「はーい」

2人して待ち合わせ場所に到着するとおじさんの車がロータリーに入ってくる

麗華が助手席、京子は後席に座って車が動き出すと

麗華「それじゃ、カニ行きましょ、カニ(笑)」

京子「カニ―!(笑)」

「そんなカニって言うほどの量じゃないですよ」

京子「そんなこと無いよ、私は軍艦2個とランチ半分でも苦しい(笑)」

麗華「大丈夫です、私が付いてます!(笑)」

「うん、まあ、そうですね」

京子「どうしたの~元気ないね~(笑)」

麗華「そうですよ、お寿司ですよお寿司(笑)」

「はぁ、まあ」

京子「この前、叱られたのまだ引きずってるの?(笑)」

麗華「そんなこと考えてたら楽しい作品できませんよ!(笑)」

「いや、まあ、はーい」

京子「もー、そんなに麗華が怖かったの?(笑)」

麗華「あっ、酷っ!京子ちゃんですよね怖かったの?(笑)」

「いや、2人ともそんなこと無いです」

京子「また~、麗華でしょ?(微笑)」

麗華「ふふっ、京子ちゃんでしたよね?(微笑)」

「ごめんなさい、そんなに苛めないで下さい!」

京子「ぶはっ、あはははっ、ごめん(笑)」

麗華「あはははっ、ごめんなさ~い!(笑)」

「もー、お願いしますよ、怖いんだから~」

京子「はぁ?私のどこが怖いの、言ってみ?」

麗華「私は可愛いですよね?(笑)」

「何もお答え出来ません」

京子「も~、そんなに気にしないの、この前の話合いで納得はしてるから(微笑)」

麗華「そうですよ、これからも一緒におじさんに付き合っていくって言ってました(微笑)」

「はい、ありがとうございます(微笑)」

麗華「やっと少し笑ってくれましたね(微笑)」

京子「おじさん、暗い顔してちゃダメだよ(微笑)」

「いや、ホント怖かったです(微笑)」

麗華「おじさん、もう少し私たちのこと、よく見てて下さい」

京子「そうだよ、おじさんの全部を否定したりしてないから」

麗華「だから、たまに衝突はあっても、次に会う時には京子ちゃんも私も笑ってます」

京子「うん、今も私たち笑ってるよ、ちゃんと見て」

「はい、ありがとうございます、なんですがこれ以上はちょっと・・・」

麗華「はい?」

京子「なに?」

「これ以上は、涙が溢れて前が見えなくて運転できなくなります」

麗華がおじさんの顔を見て

麗華「いやっ、危ない、泣いてるじゃないですか!」

京子「もう、その辺の駐車場に入って」

コンビニの駐車場に入っておじさんがハンドルに伏せて少しの間、泣いていた。

京子「も~、ホントに涙もろいんだから~(微笑)」

麗華「ティッシュどうぞ(微笑)」

「うん、ありがと・・・」

おじさんが泣き止むまでの間、2人は黙って待っていた。

「ごめん、お待たせ、お寿司行こ(微笑)」

京子「ふふっ、そだね、香箱ガニの軍艦巻き!(笑)」

麗華「香箱ガニ~!早く行きましょ!(笑)」

コンビニの駐車場から車を出してお寿司屋さんに向かう。

麗華が電話をして

麗華「すみません、予約の時間から15分くらい遅れますけど大丈夫ですか?」

店員「大丈夫ですよ、お気をつけてお越しくださいませ」

麗華「はい、ありがとうございます!」

電話を切ると

麗華「おじさん、急がなくて良いですよ、お店に連絡入れましたから」

「うん、ありがと」

お店に到着して、席に座りお寿司ランチと香箱ガニの軍艦巻きを頼む。

お寿司と茶碗蒸し、あら汁が並べられると

麗華「久しぶり~、会いたかった~!(笑)」

京子「えへ~、美味しそ~!(笑)」

「うん、いただきます!(笑)」

麗華「いただきます!(笑)」

京子「いただきまーす!(笑)」

麗華と京子が茶碗蒸しから食べ始める

麗華「熱っ、はふっ、美味し~(笑)」

京子「ふへっ、美味しい(笑)」

麗華「さーて、軍艦から」

京子「私も」

香箱ガニの軍艦巻きを1づつ口に運ぶ

麗華「これこれ~、美味しい~!(笑)」

京子「なんでこんな美味しいかな~も~!(笑)」

3人でお寿司を楽しんでからお会計の時

京子「おじさん、今日は私と麗華で払うから」

麗華「そうです、大丈夫ですよ」

「あ、はーい、それじゃ俺の分です」

おじさんが3000円を財布から出してくる

麗華「だから~、おじさんの分も払います!(笑)」

京子「奢っちゃる~!(笑)」

「えっ?ホントに?」

麗華「たまにはね!(笑)」

京子「うん、ホントにたまにだけどさ!(笑)」

「ははっ、ありがとうございます」

おじさんの目に涙が溢れだす

京子「ふふっ、お店の外に出ようか(微笑)」

京子がおじさんの腕を引っ張ってお店の外に連れ出し

京子「ティッシュないから私のハンカチで」

「あっ、いいよ、汚れるから」

京子「いいの!洗うから(笑)」

「ありがとございます」

京子「ふふっ、気にしないの(微笑)」

麗華が支払いを済ませてお店の外に出てくる

麗華「もー、そんな大したことじゃないから、泣かないの!(笑)」

京子「そだよ、いつも払ってもらってるのからしたら微々たるもんだし(笑)」

「うん、ありがと」

麗華「ふふっ、それじゃ安全運転で収録に行きましょ!(微笑)」

京子「うん、もう直ぐ終わりだけど、それまでは楽しく行くよ!(笑)」

「はーい、気を付けます(微笑)」

ホテルに入りおじさんがお風呂のお湯を張りに行ってから戻ってタバコに火を点ける。

麗華と京子もタバコに火を点けて

京子「おじさん、落ち着いた?(微笑)」

麗華「大丈夫?今日はいつにも増して涙もろい気がするけど?(微笑)」

「あ、ごめんなさい、ちょっと・・・」

京子「なんか理由があるの?」

「えーと、今はずっと麗華と京子の再開の話を考えてて、頭の中が泣けるモードになってます」

麗華「は?どう言うこと?」

京子「なんのこと?」

「いや、あの、後編の始まりのシーンをずっと考えてて・・・」

麗華「はぁ?それじゃ、さっきまでの涙は私たちのことに感動したとかじゃないの?」」

京子「京子と麗華の感動の再開を想像してたの?」

「いや、君たちの行動には感動して泣いてましたよ」

京子「どう言うこと?」

「えーと、感情が不安定で、涙が出るハードルが凄く低くなってる状態なので、

ちょっとでも良い話があると涙が出てくる状態です」

京子「意味が分からない」

「ちょっと良い話のニュースでも泣けるくらい」

麗華「さっきまでのは普段だと涙も出ない話なんですか?」

「えっ、そんなこと無いですよ、たぶん」

京子「たぶん、ってなに?(笑)」

麗華「もー、心配して損した~!(笑)」

京子「そだね、も~バーカ!(笑)」

「いや、そんな言わなくても(笑)」

麗華「それじゃ、今は後編を考えてるんですか?」

京子「そろそろ書き始めるの?」

「うん、後編書くって宣言したから」

麗華「そうですよね、待ってますから(微笑)」

京子「うん、楽しみにしてる(微笑)」

「はい、出来上がるまでに1年位かかるかも知れませんが、待っててくれる

人達がいてくれるので、頑張ります!」

京子「待っててくれる人達?」

麗華「そんな人がいるんですか?」

「少なくとも2人、目の前にいます(微笑)」

京子「あははっ、そうだね、頑張って(笑)」

麗華「頑張って下さい(笑)」

その日の収録を終えてホテルをでる。

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