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京子の怒り、麗華呆れる カトルカールマロン

おじさんの心変わりに京子と麗華の怒りが頂点に。

最後には2人とも呆れて


「あ、二人のことじゃないよ、脚本のほう!」

京子「あははっ、もっと腹立つ!(笑)」

麗華「ホントですよ、目の前にモデルがいるのに!(笑)」

3月20日

おじさんから体調が悪いとの連絡が入り、予定より1週間遅れで収録となる。

11時に金沢駅で待ち合わせをして、おじさんの車にのって香林坊に向かい

麗華「私、あのお店入ったことないです!」

京子「私も~!あるのは知ってるけど(笑)」

「へぇ~、結構美味しいのに」

麗華「おじさんは行ったことあるんですか?」

「うん、36~7年前はよく行ってた(笑)」

京子「そんな前?(笑)」

「うん、その頃って香林坊に映画館街があって、平日昼間の暇なときは映画に

行くときにパン買ってから映画館入ってた」

麗華「上映中に食べるんですか?」

「それもあったけど、だいたいは映画と映画のあいだの待ち時間に食べてた」

麗華・京子「待ち時間ってなに?」

「あ、そだね、俺が20歳のころは金沢の映画館って同時上映って言って2本立てだったから」

麗華・京子「2本立て??」

「うん、その頃って2本の映画を同じスクリーンに交互に上映してて、1回入ると4~5時間は

席に座ってないと見終わらないし(笑)途中でお腹空くからパン持って(笑)」

麗華「それって料金は?」

「うん、今の1本分より安かった(笑)」

京子「え、2本見れて今の1本分より安かったってこと?」

「うん、正確には1回入場料払ったら、映画館を出ない限りはずっと見てても良かった(笑)」

麗華「え、そんなこと出来たの?」

「うん、凄く売れてる映画は無理だったけど、そうじゃないのはね。よくやったのは

見たい映画を最初に見て同時上映の映画みて、見たいのの2回目をみる(笑)、

1日に3本とか4本だから疲れたよな~(笑)」

京子「映画好きには良かったんだね(笑)」

「うん、良かった(笑)」

車は玉川町からせせらぎ通りを香林坊裏まで狭い道を抜けてパン屋の近くまで行き、

コインパーキングに車を止める。

車を降りてパン屋の前まで来ると

麗華「あっ、ホントにお人形さんが動いてるんだ、働き者~!(笑)」

京子「ほんと、昼間でもちょっと怖いけど(笑)」

「まぁ40年くらい動き続けてるおばちゃんだから、ちょっと怖いのは許してあげて(笑)」

麗華「そんな前からこのお人形さんってあるんですか?」

「うん、俺が来てた頃にはもうあったと思うけど、たぶん?昔過ぎて覚えてない(笑)」

京子「へ~、けどいい匂いするねこのお店の周り(笑)」

麗華「あっ、そうですよね!(笑)」

「うん、他のパン屋さんより甘い匂いが強い気がするけど、中にはいると総菜パンとか

サンドイッチの方に目が行くんだよな~(笑)」

麗華「それじゃ、入りましょ!」

京子「うん!」

パンを買いホテルに入るとおじさんが

「コーヒーか紅茶、どっちがいい?」

京子「私、コーヒー」

麗華「紅茶あるんですか?」

「うん、持って来た」

麗華「それじゃ紅茶でお願いします(微笑)」

おじさんがコーヒーと紅茶を入れたあと、京子用に使ったドリップ式のコーヒーを自分用の

カップに載せてお湯を注ぎ始める

京子「そんな出がらし、味するの?(笑)」

「うん、そんなしないけど、コーヒーの薫りはする(笑)」

麗華「薫りだけでいいの?(笑)」

「うん、パンと一緒に飲むから」

京子「あぁ、お茶替わりね(笑)」

麗華「やっぱり、変わってますよね(笑)」

パンを食べ終わるとおじさん

「お風呂入れますか?」

京子「は?今日はエッチなしだからお風呂は最後でいいよ!(笑)」

麗華「なに、なんかあるんですか?(笑)」

「いや、ちょっと話がありまして・・・」

京子「え、なに?」

麗華「おやすみが伸びるとかは無いですよね!」

「うん、4月末にはお休みは取ります!2週間だけ・・・」

京子「はぁ?どう言うこと?」

麗華「なんで?」

「え~、前回の打合せから脚本を読み返していたんですが、どうしても追加したい話が

いっぱい出てきまして・・・」

京子「追加したの?私達に相談も無く?」

麗華「言ってましたよね、相談しながら進めようって!」

「そうなんですが、麗華ちゃんと京子ちゃんがお互いに不安?心配?が出てきて

それを収めるのに追加が必要だったのと、麗華ちゃんが会社辞めるまでに

時間が必要だったので・・・あと就職活動」

麗華「私が悪いんですか?」

「いや、脚本の麗華の話なので、そう言うわけではありません」

おじさんがテーブルに額が付くほど頭を下げて

「どうしても書きたい話が出てきて、追加してしまいました、ごめんなさい!」

京子「はぁ~もー、おじさんがダメなのそう言うとこよ、先に相談してくれれば

こっちも聞くのに、勝手に進めて!」

麗華「そうです、一言欲しかったです!」

「はい、ごめんなさい」

京子「ダメ、簡単に謝らない!書きたいなら先に私達を納得させてからにして!

謝ったからって何でも許されると思わないで!!」

麗華「そうです、おじさんが書きたいなら書けばいいけど、先に納得させてもらわないと!

後から言われても私達が「うん」って言わなければ意味ないから!!」

京子「そうだよ、私達が「うん」って言わなかったら出来上がった脚本が無駄になるんだから!」

「うん、そうですよね、どうしようか・・・」

おじさんが下を向いたまま5分ほどが経過すると

麗華「はぁっ、もうっ、取りあえず追加の脚本送って下さい、読んでみてどうするか決めましょ」

京子「うん、そうだね、読んでみてだね」

「それじゃ送ります」

送られてきた追加の脚本を30分ほどかけて京子と麗華が読んでいたが長すぎるので

半分もいかずに途中で諦めて

京子「だから長いって!」

麗華「長すぎます!」

京子「しかも高田って誰?」

「え~、適当おじさんです」

麗華「適当って・・・そんな話いる?」

「うん、高田さんの件は削ってもいいけど、盆踊りだけは削りたくないです。

ただ、麗華が会社辞める時の話し合いには必要な人です」

京子「まぁ盆踊りは良いけど、麗華と京子が二人とも不安になってるけど、これ何?」

「1回、ゆらぎがあってから、二人がお互いに好きだってのを客観的に書きたくなりまして・・・」

麗華「まぁ、良いですけど、全部追加したら今までリリースしたのの3倍以上の量があるけど、

削ってもいい話って、おじさんの中にはあるんですか?」

「ゴメンなさい、ありません!」

京子「も~、謝らない!書きたいなら堂々と私達に言えばいいし!」

麗華「私達も別に否定したい訳じゃないのは理解しといて下さい!それにしても、話を

私達の知らないところで追加されると、納得できることも、納得できないってなります!」

「うん、そうですね・・・」

京子「そうですね・・・?って、もう腹立つわ~!」

麗華「そんなに書きたかった話なんですか?」

「うん、二人とも動きまわってて可愛かったから・・」

少しの沈黙の後に

京子「ぷっ、ふっふっ、可愛いからって、こんな書く?(微笑)」

麗華「うん、ふふっ、そうですよね(微笑)」

「うん、二人とも好き!(微笑)」

京子・麗華「はぁ?」

「あ、二人のことじゃないよ、脚本のほう!」

京子「あははっ、もっと腹立つ!(笑)」

麗華「ホントですよ、目の前にモデルがいるのに!(笑)」

京子「もう、それじゃこの後どうしたいの?(微笑)」

「うん、出来れば今回の追加分も一連の流れで全部収録したいです」

麗華「うん、そこを譲らないなら、分かってますよね?(笑)」

「うん、4月末頃に一回休み入れます、リリースでは1話分、2週間は空けます」

京子「うん、それで?(微笑)」

「温泉旅行に行きます(笑)」

麗華「うん、正解!(笑)」

京子「それじゃ、目先の温泉旅行までもう少し頑張ろうか、麗華(笑)」

麗華「はい、頑張ります!京子ちゃん(笑)」

「ありがとうございます。それじゃ、そろそろ収録に」

京子「ダメ、まだ終わりじゃないよ!」

「えっ?まだなんかありました?」

京子「今日の収録ってホントは1週間前に撮る予定だったよね」

麗華「うん、おじさんが体調不良って言って遅れて」

「そうですね・・・」

京子「それじゃ、なに、12話目の後に3週間で20話くらいの追加したってこと?」

麗華「計算上はそうなりますよね」

「いや、話的には7話しか追加してないです」

京子「話の区切りじゃなくて、量の話をしてるの!」

「ん~、元もと少しベースがあったから、どのくらい書いたか覚えてません」

京子「えーと、そもそも休みを取りたいって言いだしたのはおじさんだよね?」

「はい、そうです」

京子「なのに自分で仕事増やしてどうするの!」

麗華「今回もまた寝ないで書き続けてたの?嘘までついて?」

「いや、体調不良はありましたけど」

京子「それでも書いてたってことだよね?」

「あ、まぁ少し」

麗華「もー、いい加減にして下さい!体調崩してまで書くっておかしいです!」

京子「そうだよ、私も麗華も書くなとは言わないけど、もうちょっと自分の歳考えて

仕事して欲しいんだけど」

麗華「そうです、無理してまで書くって理解できないです!」

「んー、自分の歳を考えると、どうしても今の話は早く完結させたくて・・・」

京子「だから~、明日明後日で寿命がくる訳じゃないんだから。それに早く完結させたいなら、

こんなに長い脚本追加するんじゃない!」

「はい、ごめんなさい」

麗華「別に謝って欲しいんじゃないです!自分の身体のこと考えて下さいって言ってるんです!」

「はい・・・」

京子「も~、おじさん、分かった?この後は追加無しね、これで前編が完結したら

後編をリリースするまで3ヶ月はお休み取るって約束して!」

麗華「そうです!私も休みが欲しいんです!普通の人の半分しか休み無くなってるから!」

「はい、分かりました」

京子「うん、約束ね!(微笑)」

麗華「約束ですよ!(微笑)」

「はい、約束します(微笑)」

京子「それじゃ、収録始めようか(笑)」

麗華「はーい!(笑)」

収録は順調に進み、2時間ほどで2話分を撮り休憩に入る。

京子「はぁ~、疲れた~、セリフ多すぎ!」

麗華「うん、疲れます、セリフだけでも!」

「お疲れさまです、今日のおやつは小松の洋菓子店のカトルカール マロンです」

京子「はぁ?なんて言ったの?」

麗華「マロンって言ってました(笑)」

京子「その前!(笑)」

「カトルカール マロン。栗が入ったパウンドケーキ」

京子「パウンドケーキかー、パサつくのが多いからな~」

麗華「そうですよね、多いです」

「うん、ここのは大丈夫だよ」

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