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イルミネーション

作者: 尚文産商堂

その日はすっかりと晴れ渡っていた。

昨日までの雨も嘘のように晴れている。

そして明日はまた曇ってくるそうだから、今日という位置に血を大事にしよう、と天気予報で言っていた。


そういえば、と思い出す。

近くに確か蛍の自生地があって、そろそろ時期のはずだ。

ネットで確認するとちょうど今日、蛍の観察会があるそうだ。

これを逃す手はないだろう。


夜7時半を過ぎたころ。

手野市にある集合場所へと子連れや大きな写真機を持った人らが20人か30人くらい集まっていた。

係員の誘導と懐中電灯の明かりに照らされて、細い道を歩いていくと川にたどり着く。

ここが蛍の自生地らしい。

一斉に懐中電灯を消すように係員からの指示が出て、とたんに蛍のほのかな光が足元に広がった。

それはまるで冬のイルミネーションのようなものだ。

黄緑色から緑色くらいの色調でぽぉん、ぽぉんと光っているのを見ると心和む。

ちなみに捕るのは、この蛍が天然記念物になっているためにダメだそうだ。

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