069 ― 旅は道連れ ―
お久しぶりです。なんて時間に投稿してるんだ…。
「そういや自己紹介がまだだったな。俺の名前は“アトラ・リーズバイト”だ。よろしくな」
俺の対面に座っている彼。黒虎の顔がにやっと笑い、縦長の瞳孔が俺を見つめている。
そこに先程までの威厳はない。どちらかと言えば優しそうで、フランクな印象を受ける。ただ…やはりその特徴的な頭は気になるもので、俺は少々返答に窮してしまった。
「どうした? ああ、やっぱり気になるか」
「あ、いえ。すみません。初めて見るのでつい…」
「いや、謝ることじゃねぇよ。珍しいってことはオレもよく知ってるさ」
「その…先程はありがとうございました。私だけでは対処のしようがありませんでしたので、大変助かりました。飛び込んできてくれなければ今頃どうなっていたか分かりません」
「ああ、それに関しては気にしなくていいぞ。あの野郎には少し因縁があってな。これはオレの自己満足も入ってるんだ、気にするな」
「それでもです。私はアトラさんが助けてくれなければあのまま手出しできずに降格されていたでしょう。そうしたら飛空挺にも乗れなくなっていたかもしれません」
「律儀な奴だな。…まあなんだ。お嬢が助かったのならよかったよ。で、それにしても────…良く食べるな」
「はい?」
テーブルに並んでいる料理を見て、呆れたように彼は呟いた。
俺は今、食べ損なった食事の真っ最中だ。結局、いろいろありすぎて遅めの昼食となってしまったが、どうにかありつくことができたので良しとしよう。
「あ、いりますか?」
「なんでそうなる。人様のもんを横取りするほど落ちぶれてねぇよ」
「そうですか? 今このドスポークとか見てませんでした?」
「・・・」
少しばつが悪そうに視線を逸らす彼。図星のようだ。
「まだ手を付けてませんし食べて貰っても大丈夫ですよ。まだお昼も食べてないんじゃないですか?」
「いやまあそうだが…。───いいのか?」
「はい。もちろん」
「じゃ、遠慮なく───」
「───こらっ! 人の物を食べようとしないっ」
「いでっ!?」
と、いつの間にやら近づいてきた人物が彼の頭を叩いた。
それは紺色のローブを着込んだ女性だった。艶やかなロングヘアの金髪から少し長めの耳が見えている。
「なんだレビヤか…。叩かなくてもいいだろ。叩かなくても」
「あんたが無理やり取ろうとしたからでしょっ」
と、憤慨した様子で彼女は言う。
見たところ彼女は彼が無理やり食べようとしていたのだと勘違いしているようだ。それに気がついた俺は横から口を挟む。
「…あの、すみません。私がいいと言ったんです。別に無理やりではありませんよ」
「え…っ!?」
俺の言葉に驚いた様子の彼女は目を丸くさせ何度か瞬いてから気まずそうに彼を見やった。
「ほ…ホントに?」
「ああ」
「……う………。…ご、ごめんなさい」
しゅんと小さくなりながら彼女は素直に謝る。と、そこへ───
「なんだなんだ? まーた早とちりしたのかレビヤ」
「なっ!? またってなによっ。あたしが常習犯みたいにっ!」
「はっはっは。悪い悪い」
そう言って笑うのは鈍い鉄色の重鎧を着た男性。刈り上げられた短髪で人の良さそうな雰囲気を纏った彼はレビヤと呼ばれた彼女を宥めるとこちらに向き直る。
「やあ、初めまして。君がリナちゃんが言ってた狐の女の子だね?」
「はい…?」
突然知らない話を振られ、つい素頓狂な声が漏れる。ちょっと話が見えない。リナって誰だ?
「ちょっとアトラ。まだ説明してなかったの?」
「…今から言うところだったんだよ」
じと~と責めるような視線を向ける彼女。それに晒された彼は居心地が悪そうに視線を逸らした。
「どういうこと…です?」
「ああ、実はな。お嬢を助けに行ったのにはちょっとした訳があったんだよ」
「…訳?」
「そうだ。俺はそのリナに頼まれてお嬢を助けに入ったんだ。そのリナってのは───」
「“わたしです!”」
と、話に割って入る人物がいた。それはここで働いているウェイトレスの少女。予想外の闖入者に俺は驚いて目を丸くする。
「なんだリナ。仕事はいいのか?」
「はいっ。ようやく一段落ついたのでっ」
元気のいい彼女はそう言ってから俺を見やる。そして、勢い良く頭を下げた。
「余計なことをしてごめんなさい! その…どうしても見ていられなくって。でも、わたしじゃどうしようもないから…ちょうど戻ってきたアトラさんたちに助けを求めたんです。ご迷惑ではなかったですか…?」
彼女は手に持ったお盆で顔半分を隠し、俺の顔色を窺う。なるほど。彼女なら納得できる。大方、俺がしたことを見ていたのだろう。店内を駆け回っているのだからあの出来事を見ていても可笑しくはない。勝手にしたことを気にしているようだが、寧ろその機転で俺は助かったようなものだ。迷惑なんてとんでもない。
「なるほどそういうことですか。えっと…リナさん。余計なことなんてとんでもないです。貴女の機転で私は助かりました。本当にありがとうございます」
「そ、そうですかっ。よかったぁ…」
彼女はパアッと花が咲いたように笑顔になる。そして───
「あのくそったれなギルマスが可愛い狐ちゃんに手を出すなんて許せませんからねっ。出来るならボッコボコのギッチョンギッチョンにしてやりたいくらいです!!!はい! ホント万死に値しますっ!!」
「え…? あ…そ、そうですか…」
ぐっと握り拳を作り、鼻息を荒くした彼女はその可愛らしい顔に似合わずかなり物騒なことを言い放った。まさかそんなことを言うとは思わず、俺はその豹変ぶりに少したじろぐ。え? なに? 急にどしたの?
「ああ…こいつはその…。なんだ…可愛いものが好きらしい」
「違いますぅ! 何度言ったら分かるんですかっアトラさん! わたしは“可愛い獣人族”が好きなんです! 可愛かったらいい訳ではありません!」
「ああ、分かった分かったよ。それは十分に聴いた」
アトラさんがかなりげんなりした様子で彼女の話を聞き流す。が、そんなことはお構いなく彼女は続ける。
「わたしはアトラさんだって、ドストライクなんですからね!!」
「…相変わらず守備範囲が広いな。お前は」
諦めた表情で呆れたように言う彼。ここまで見聞きして分かったことはリナさんは“獣人族”のことが性別問わず好みらしいということ。彼の雰囲気から読み取るに多少度が過ぎてるようだったが…。
さらに熱弁しようとしていた時にタイミングよく呼び出しのベルが鳴る。
「あ、はい!ただいま参ります! ────ではでは、皆さんごゆっくり~」
と、彼女は颯爽と去っていった。まるで嵐のような娘である。
「あはは…相変わらず、元気な娘だね」
「元気すぎだろ」
「いいじゃない、好かれてるんだし」
「そういう問題じゃねぇ…」
三人は口々にそう言い合う。まあ、彼女と彼らの仲は今のでよ~く理解できた。
「───で、だ。どこまで話したっけか」
「リナさんがアトラさんたちに助けを求めた、というところまでですね」
「ああそうか。まあ、その後は見たまんまなんだがな。一緒に帰ってきた二人に依頼の後始末を頼んで、俺が乗り込んでいったという具合だ」
彼は説明は終わりだというように溜め息をつく。が、また彼は口を開いた。次は神妙な面持ちで。
「あまりここでは騒ぎを起こさない方がいい。特に獣人族だったらな」
「それは…どういう意味ですか…?」
「そうだな…。あまり聞いていいもんじゃねぇが…」
「はい、構いません」
彼は恐らく聞かせたくなかったのだろう。もしくは自分が語りたくなかったか。しかし、それを分かってもなお俺は構わず聞き返す。
それに彼は再び溜め息をつくと、仕方なさげに口火を切った。
「アイツらは───“反亜人主義者”だ。特に獣人族は全て例外なく奴隷だと思ってる」
「…反、亜人…主義者…」
“反亜人主義者”。不愉快な言葉が出てきた。簡単に説明すると“亜人”とは獣人やエルフ、ドワーフなど…ようは人族以外の種族を分けて呼ぶための…皮肉を込めた名称。所謂、蔑称と言われるものだ。
長らく封建的な貴族制度が続くこの世界では、種族差別はまだまだ根強い。エルフなどの“国”を持つ種族はそもそもそこから出てこないことが多いためその被害はまだ少なめだが、生活圏がほぼ重なってしまう獣人族はどうしようもなかった。
貧しい村から売られた獣人。小さな村々やスラム街などから捕らえた獣人。彼らが行き着く先は往々にして奴隷という立場だった。
そして容姿の良い者は貴族の性奴隷に、それ以外の者は労働力に。時にはオークションや闇市にまで出され、商売の一部として、使い勝手の良い駒として、使い潰れるまでこきつかう。それが一昔前まで当たり前だった。
今でこそそれはマシになったが、そんな時代を慣れ親しんだ貴族たちは多く、今の制限がかかった制度に物申す者も多いと聞く。もしも獣人族の“拠り所”となっている“狐の里”が表舞台に台頭してこなければもっと酷い有り様になっていただろう。
現国王の代になって“王国”と“狐の里”は友好関係を結んでいる。そして何より、奴隷制度を廃止するよう推し進めているのは…王国の“華”と名高い“第一王女”その人であった。
アトラさんが言うには、反亜人主義者たちの大概は制度を変えたくない保守派の貴族らしい。根強く残ってきた制度を変えようとする国王たち革新派と保守派の仲は日に日に険悪となっていく一方だ。その皺寄せがここにも来ているのだ、と。
一頻り説明を終えた俺たちはなんとも言えず口を閉ざす。まあ、確かに聞いて気持ちの良い話ではなかった。この世界の暗く闇の深い一面だ。
俺は獣人である。この話は俺に直で関わってくる話だ。この世界で生きていく以上、無関係でも無関心でもいられないだろう。
(どうしようもないこと…か)
こんな力を持ってる癖になにもできないことが歯痒い。あの若者パーティを助けたことで俺は内心いい気になっていたようだ。
神獣としての九尾。ただの狐娘の私。
今ここにいるのは恐らく後者だ。なにかを変えるなんておこがましい。世界の体制を変えるなんて、そんなたいそれたことができるとは思えない。それこそ、この国を引っ張っていく国王や王女、貴族らがやるべきことだ。俺が手を出したところでなにも変わらないし変えられない。悩んだところで結局、自身の手が届く範囲でしか俺はなにもできないのだ。
(力を持っているとしても…その中身がただの世間知らずなガキだしな…。現代でも無くならない問題に俺がなにか出来るとも思えない…───その筈、なんだけどな。…釈然としない)
はぁ…と溜め息をついた。その時、パンっと手を叩いた音が聞こえた。
「───はい!! しんみりした話はこれで終わりねっ!」
と、レビヤさんが暗い空気を入れ替えるように話題を変える。
「それよりさ。そろそろちゃんと自己紹介しない?? まだあたしたち名前も聞いてないでしょ」
「それもそうだ。なら、先に僕たちからだな」
そう言ってお互いに頷き合う二人。見たところ相当仲が良さそうに見えたが…。
「僕の名前はジン。ジン・ハーネスだ。冒険者を生業としている。種族は人族ってのは見たら分かるかな。ランクは『B』だな。そしてこっちが───」
「レビヤよ。レビヤ・ハーネス。エルフ族よ。ジンと一緒に冒険者をしてるわ。ランクも彼と同じね。よろしくね」
そう言って笑顔を見せる二人。
俺はというとその名前を聞いて首を傾げる。二人は家名が同じだ。しかし、片方は人族でもう片方がエルフ族。一瞬兄妹かと思ったが、全く似ていないしそもそも種族が違う。これは…もしや。
「あれ…。お二人はもしかして、ご結婚…されてます?」
俺の問いに彼らは笑って答える。
「ああそうさ。まあ、人族とエルフ族だ。不思議に思われるのも仕方ないな」
「そうねぇ。ま、でも種族なんて関係ないでしょ。好きになったのなら」
と、言って仲良く笑い合う二人。それを見ていたアトラさんは呆れたように頬杖をつき言う。
「仲が良いこって」
「なによ。アトラにも王都にちゃんと恋人がいるでしょうに。今回も帰るんでしょ?」
「ばっ、アイツは恋人なんかじゃねぇよ! 幼なじみだ!」
「またまた~」
瞬時に言い返された言葉に明らかに動揺する彼。少しうんざりしたような様子だったが、その慌てぶりになんだかんだ彼にもそういう人がいることが丸分かりだった。
「───では、次はこちらですね」
そう言って俺はフードを取って顔を見せる。
「私の名前はキュレア。狐族…というのは知っているのですね。冒険者ランクは『C』です。よろしくお願いします」
一旦食事をする手を止め、俺は彼らを見回してそう言った。しかし、俺は首を傾げる。和気あいあいと仲の良い彼ら。パーティとしても雰囲気が良く、皆大人な印象を受ける三人。そんな彼らだ。俺が自己紹介をすれば何かしらの反応が返ってくるかと思っていた。だが───
「───??? 皆さん…どうしました?」
何故だか俺がフードを取った途端に三人とも固まってしまった。
(え…なに、この反応。あ、もしや口に食べ滓ついてる? …いや、付いてない。はっ、もしや髪の毛ボサボサなのか!? ずっとフード被りぱなしだったからありえるな…。え、えーと…袋にブラシがあったはず…)
と、内心動揺しながら自分の麻袋をゴソゴソしてると、いきなり席を立ったレビヤさんが近づいてくる。そして、唐突に俺の両肩を掴んだ。
「あたしたちの子供にならないっ!?!?」
なんかすげぇ爆弾発言を放ったんだけどっこの美人エルフ!
え? なに、どゆこと???
「は…はぁ?」
「お前なぁ…。キュレアさんが困ってるじゃないか。気持ちは分かるけどもう少し慎みを持ってくれ」
(え!? 気持ち分かるの!?)
と、心中で突っ込むが声には出さない。いや、まあ表情には出てたようだけど。
俺の表情で気持ちを察したのか、少し慌てたようにジンさんは取り繕う。
「あ、いや。誤解だよキュレアさん。えーと…どう説明したものかな…」
と、悩んだ表情で頭を掻くジンさん。誤解と言われても『子供にならないか?』なんてなかなか出てこない言葉だと思うのだが…。一体どういう気持ちで言ったんだ。ちょっと想像しかねるぞ。
「あのねキュレアちゃん。あたしたち結婚してるのよ」
「あ、はい。それは聞きました」
「で、種族が違うわけ」
「そうですね…───あ、なるほど…」
レビヤさんの宝石のような瞳に見つめられどぎまぎしている最中、一つ思い出したことがあった。
『───種族が違うと子が出来づらいんだよ~』
数年前の話。自身の社で書庫を漁っていた時にユノがそんなことを宣っていた…気がする。
いや、なんで今やねんとか、何故俺に言うの…とか、疑問に思ったが、彼女は俺の嫌そうな表情には目もくれず、勝手に話し出した。
それによると基本的に種族が違う人間が子を成すことは可能である。しかし、確率が低くなり、つくりたくても出来ないことがしばしばある。特にエルフやドワーフなどの“精霊”と近しい者とは一層確率が下がる。…らしい。
ユノは一頻り説明すると満足そうに去っていった。その時はなんだあの変人…と思っていたけど。
(まさか役にたつとは…。まさか予想してた? いや、それはないか…あいつのことだからもっと性の知識をつけろといいたかったんだろうなぁ。そういうの避けてたし…)
「───確か種族が異なると子が出来づらいと聞いたことがありますが…それですか?」
「そう! 良く知ってたわね! あたしたちも最近知ったのよそれ! キュレアちゃんは博識なのねっ。ますます子供にしたいわ。で、どうなのどうなの???」
「いや…ちょっとそれは…私獣人ですし…」
「種族なんて関係ないわっ! この愛らしい見た目に冷静で礼儀正しく、その上博識! これはびびっときたわよ!びびっと!!」
「いや…あの、落ち着いてくださいって───ち、近い…近いですよ!!」
ぐいぐいと遠慮なく寄ってくる彼女に俺はパニックになりあたふたしてしまう。あわわわっ。そ、そんなに見つめないでぇ!!!
「こらレビヤ。いい加減にするんだ」
「きゃう!?」
唐突に彼女が引き剥がされる。それはジンさんが彼女の襟首を捕まえ引き戻したからだった。よ、良かった…一時はどうなるかと思った。
「これは僕たちの問題だろ。彼女に押し付けるのは良くないぞ」
「うう…そうだけど。何度やっても子供が出来ないなんて…悲しいじゃない。ナーバスにもなっちゃうわ」
テーブルに突っ伏してめそめそと泣く彼女。かなり感情の起伏が激しい。随分と気に病んでいるようだ。可愛そうだが、そう言っても俺がこの提案に乗ることは出来ない…な。
「悪いねキュレアさん。気にしないでくれると助かる。今の彼女は可愛らしい子を見るとすぐこうなっちゃうんだ。こればっかりは授かり物だからね。我慢強く頑張っていきたいんだけど…って、こんなこと君のような子に言うことでもないね。ごめんね」
と、彼は申し訳なさそうに謝ってくる。別にそこまで気にしてないけど…。
「あ、いえ。その提案を受けることは出来ませんが…応援しています」
「うん。ありがとう」
そういって返す彼の微笑みには少し疲れが混じっている気がした。
・・・・・・・・・・・
「────お嬢。そういえば、“飛空挺”に乗りたいとか言ってたよな」
ハーネス夫婦の話が一区切りついた折。今まで沈黙を保っていたアトラさんが急に話を切り出した。
「? はい、そうですね。その為にこの街に来ましたから」
「そうか。もしかしてだが、乗れなかったんじゃないか?」
「───!!」
図星を刺され息を飲む俺。その感情が耳に現れ、ぴくっと反応してしまう。
「よく…分かりましたね」
「いや、そんなに気にすることないぞ。初めて来る冒険者は大体そうだからな」
「そうなんですか?」
「ああ。この街に来れば飛空挺に乗れるとまでは広まってるが、大概が予約制なんてこと気にも止めない奴らばかりだからな。飛空挺の護衛依頼なんてほとんど常連客が一人占めしてるし、諦めて陸路を使う奴らの方が多いのさ」
そして一度言葉を切った彼は俺を見据えてこう提案してきた。
「───で、だ。お嬢がいいなら、俺たちと“飛空挺”に乗らないか?」
それは、俺にとってとても魅力的なものだった。
さて、今月ももう終わりですね。今年も後残すところ一ヶ月となりました。来月は…たぶん投稿できるか正直微妙なところです。出来なかったら今年はこれで終わりとなるのですが…まあ、うん。仕方ないですね。投稿できてなかったらこいつ死んでんなと思っててください。
さてさて、今回から主人公に仲間が増えましたね。下に簡易的にですが紹介文を残しておきます。気になる人は見てみてくださいね。
では、今回もありがとうございました。次回もよろしくお願いします。
以下人物紹介。
『アトラ・リーズバイト』
黒虎頭の獣人族。獣頭種と呼ばれる種族でとても珍しい。しかし、その見た目ゆえに迫害されてきた種族。しかし、彼はあまりその辺は気にしていない様子。“Aランク”で冒険者でもその名はかなり有名。一匹狼だったが、今はハーネス夫婦と組んでいる模様。
『ジン・ハーネス』
アトラに負けず劣らず大柄な男。それに反して性格はフランク。常に重鎧を着込んでいる。魔術はあまり得意ではないが、その分“護り”に長けている。
『レビヤ・ハーネス』
金髪碧眼ロングヘアの美人エルフ族。少し勝ち気な性格で早とちりする癖があるが、ジンに窘められることで事なきを得ている。ジンとの間に子供をもうけたいがなかなか出来ずに最近は病み気味。可愛い子を見つけると養子にしたいとアタックする。因みに魔術の腕はかなりのもの。
『ウェイトレスちゃん』
名前はリナ。茶髪ポニーテールの元気な少女。なぜか“可愛い獣人族”が好きで、ストライクゾーンはかなり広い。そのぐいぐい行く性格でアトラとも仲良くなった。過去になにかあったとかではなくこれはただの性癖。地味に初対面だったキュレアを獣人族と見抜いていた。