ープロローグー夢の中の彼女
初めまして!
Apple chuck (あっぷるちゃっく)と申します!
今回が初投稿となりますので、読んでいただけた方に楽しんでもらえたらと思います!!
頑張って投稿していきますので、応援よろしくお願いします( ´ ▽ ` )
どこかの国のとある森の中・・・誰かを追いかける声が聞こえる・・・
「・・・どこデスかぁ〜、ウフフフフッ・・・追いかけっこ・・・デスか?」
いやだ・・・いやだ・・・
部屋の隅で少年は震えていた。アレに・・・彼女に捕まってはいけない、その思いから少年は一心不乱に逃げていた
「いるのはわかってるんデスよぉ?隠れてないで出てきてください・・・♪」
彼女の声が近づくのが分かる、コツリ、コツリと足音が聞こえ扉のすぐそばで止まる
「・・・ウフフ、ここデスか・・・?」
きっと彼女はいつものように笑っているだろう。そう・・・お母さんに渡された護身用のナイフを片手に・・・
「アハ・・・ッ♪この向こうでアナタが震えてるのがよくわかりますよ・・・?もう逃げ場なんてないんデスから、出てきてください・・・?それともーーー」
彼女はドアの鍵穴に目を近づけ、そして
「ーーーいつものように、私が迎えましょうか・・・?」
彼女は得意のビッキングでドアをこじ開けた
金色の三つ編みを2つ揺らし、手に持つナイフを鈍く光らせながら彼女は少し、また少しと近づく。近づくにつれて、彼女の被っている頭巾がまるで血に染まっているように少年は感じた
「ウフフ・・・、どうして私から逃げるんデスか?こんなにもアナタを愛しているのに・・・?」
違う、違う、違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う!!!
君の思いは愛情なんかじゃない!君の思いはーーー
言葉を出そうとしてもなぜか声が出ない、少年は必死になって声を張り上げようとする。
しかし、
「ーーーもう、いいデス」
彼女はそう呟くと、手に持つナイフを振り上げ
「サヨナラ」
ーーーまっすぐに振り下ろした
「うわぁぁぁぁあ!!!!!・・・あれ?」
気がつくと、少年はベッドの上にいた。そう、全部夢だったのだ
「・・・ゆ、夢でよかったぁ・・・ものすごい悪夢・・・」
少年がベッドから起きようとすると、1階から朝ごはんの匂いがした。
「・・・良い香り・・・って、じゃなくて!!」
少年はベッドから飛び起きると、すぐさま1階に走った
(また、アイツが勝手にはいったのか!?これじゃあまるで正夢じゃないか!!)
「オイ!ーーー」
「あ、起きたんデスね♪おはようデス」
言葉が出終わる前に彼女の言葉が少年の言葉が遮られた
金の三つ編みを2つ揺らす赤ずきんの少女によって
「おはようじゃないよ!なんで君がここにいるのさ!?」
少年は少女を問い詰める。しかし、彼女はニッコリ笑うと
「だって、私はアナタを愛しているんデスからどこにでもついていきますよ?」
そう言って、フライパンで焼いた腸詰を少年の口に放り込む
「・・・あっちちちちち!!!」
少女はケラケラ笑うとお皿にに朝ごはんを盛り付ける
「さ、冷めないうちに早く食べましょう?
ーーー狼さん♪」
いかがでしたでしょうか?
まだ慣れない点が多いとは思いますが、温かい目で見守って頂けたらと思います!
また、アドバイス等ございましたらコメントお願いします
それではまた(^^)/~~~
※荒らし行為はご遠慮願います