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寂しさの依存先

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

どれだけ寂しくても、大でも小でも人に依存するのは危険だと思いますよ。

何時でも一人で大丈夫なようにしないと。

久方振りに飲み会なるものがあった。立食形式のビュッフェ。だから好きな物を取ったら好きな場所に移動出来るシステムだ。

このスタイルの良い所は、今まで知らなかった人ともそれなりに会話になること。これは想像でしかないのだが、合コンとか婚活とかもこれが採用されているのではないかと思う。

ただ私の部署で出席したのは私だけ、他は大体見知らぬ人。探せば入社当時の同期も居そうだが、会話する内容なんかないので、隅っこ寄ってもそもそと食事をする。

肉に食らいつきながら人の観察をしていると同期を発見した。入社当時に少しだけ話した二人の男性。何でも幼稚園から小中大、そして就職に至るまでずっと一緒な二人。この飲み会でもやっぱり二人一緒に居て、同じ釜の飯を食らっていた。

幼小中大、就職に至るまでずっと一緒に居ることは珍しい。大抵は何処かで分岐が見知らぬ人になる。それだけ馬が良いのか、はたまた寂しいだけなのか。

肉をなんとか食らい終わった後、端にある返却口に皿を戻してまたウヨウヨと彷徨う。ただ特定の席に座ってもそもそと食事をしたい私にとって、これはそれなりに苦行だった。

会話に花咲かす様な同期は軒並み辞めているか、違う県へと転勤してしまったし。どっかのグループに入っても異物として浮くし。

そんな事を考えていると、後ろから声を掛けられた。

「久しぶり」

振り返ると一人の男性がにこやかに声を掛けてきた。研修の時一緒になった同期だった。

「あら、久方振り。知り合いが居ないからフラフラしてた」

「そうなんだ。先輩は?」

「うちの課は全員欠席」

前に一ヶ月間仕事をした仲ではあるのだが、如何せん数年前。彼の人となりは分かっていても、名前が思い出せない。なんならこの間見掛けた時、対応に困ってさり気なく行方を眩ませたぐらい。だから内心冷や汗を掻きながら、ボロが出ない内に適当に切り上げる事にした。

「ご飯は食べた? さっき見た時、ピザが出来たてだったから、取ることをお勧するよ」

「あ、本当? 君は?」

「お腹いっぱいだから端っこで休める位置に移動するよ」

流れ的にはおかしくない。この調子で彼の知り合いに見つかるなり、気まぐれ起こして別の料理に手を付けるなり、私という存在を見なかった事にしてくれると嬉しい。

会話が弾んで『貴方の名前は何ですか?』と問い掛けるのはご法度だと思っている。

とりあえず会話の整合性を保たせる為に、私は人混みに紛れるようにして、端の方に移動する。ここまで来ればきっと見つからない。そう思ったのは私の油断である。

「君が言ってたピザってこれでしょ? 出来たてだった」

「……そう。それ」

この人混みの中から私を探し出し、またこうして会話を試みようとしてくれた。その行為は有難いし、彼なりの善性ではある。だがそれ以前に寂しさを感じたのではなかろうかと。この人混みの中で寂しく食事をしたくないという感情。だからこそ心配になった。

ただ寂しいと、孤独を感じた途端、誰かに依存するのはお勧めしないよ。と。

以下何でも許せる方向け。

個人の意見飛び交います。私の発言が許せる方のみ宜しくお願いします。


『ホス狂』なんて言葉がある様に、依存するのって女性だけだと思ってません?

男性でもあるんですよ。私が知る中では最低でも二人。


『この人なら助けてくれると思ってた』という常に助けを求めているタイプ。

これは依存しやすいと言われても伝わるかと。


問題はもう一つ。

『幼小中大、就職までずっと一緒。部署も同じ』というような寂しがり屋タイプ。


この文章だけでは分かりにくいんですが、人と関わるのが好き。休日も誰かと触れ合っていたい。触れ合う対象はぶっちゃけ知らない人でも良い。

でもたまたま幼馴染という立場がいたから、その人と一緒にいるような。


こういうタイプって、一言で表すと凄く惚れっぽい。

数分間話し馬が合うと思うと、直ぐに好きになっちゃう。


『女性は多少頑張れば男性と付き合えるんだから』

なんて言葉をネットで見ました。

恐らく男性のご意見だと思います。

裏を返せば、それだけ男性って惚れやすいのかも知れない。とも思いました。


※お願い、偏見であって。


これね、凄く危ない。

相手に良いように利用されて捨てられるか、重くて相手側から浮気されるから、破滅の未来しか見えない。

だから本当に気を付けて。


いや、本当に。身をもって最近感じたというか、見たというか、思ったんで。

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