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魔除けの聖女は無能で役立たずをやめることにしました  作者: ゆうひかんな
第二章 マグナ・セザイア金貨と大海蛇

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第四話 これが誤算というものです


 一日目。蛇の項目に記された魔力の配合は全部試した。結果、達成ならず。


「はー、そんな都合よくいかないよね」


 気がつけば夕刻。太陽は落ち、これから魔物が活性化する時間だ。簡易の防御陣しかないし、さすがに魔寄せの力を使うのは危ないので一旦解除する。

 アンジェリーナは黒に塗り替えた内側を白く塗り替えて、ランタンを回収する。

 さてジルベルト様は、そう思って振り返ったときだ。少しばかり離れた場所に積み上がっているものを見てアンジェリーナは絶句した。状況を理解すると、青ざめた顔でジルベルトに駆け寄った。


「ジル、無事ですか!」

「大丈夫だ、落ち着け。このぐらいは余裕だ」


 頬に飛んだ魔物の血を拭って、何事もなかったかのように剣を鞘に納めた。

 やだ、かっこいい……ってそれどころではなかった!


「傷を負ったところはありませんか!」

「ないな、全体的にそこまで強い魔物はいなかった」

 

 いやいや、獲物である蛇の山には上位種と変異種が含まれているのが見えていますよー!

 魔寄せの力を使えば、当然こういうこともある。だからこそ防御陣を使うというのに、どうして事前に気がつかなかったのだろう。アンジェリーナはしょんぼりと肩を落とした。


「ごめんなさい、思いつきもしませんでした」

「仕方ないだろう。アンジェリーナはおばあさま以外と共闘した経験がないのだから。組む相手によって戦い方が変わる。それを覚えて、次に活かせばいい」


 ジルベルト様は柔らかい表情で笑った。なだめるように、彼の指先が頬に軽く触れる。


「それに私の鍛錬にもなる。手加減がいらないから、むしろ気が楽だ」


 もう、また甘やかして。頬が赤く染まったままアンジェリーナは横を向いた。

 いつもそうだ、アンジェリーナがはっちゃけて取りこぼしたぶんをジルベルト様が回収する。手のひらで転がされた気分だわ。うれしくもあるけれど、ほんの少しだけ切なくもなる。

 いつまでも子供扱いだわ、もっと頼ってほしいのに。

 深々と息を吐いて、蛇種の山を見上げた。うわー、蛇しかいないせいか……ちょっと引く。


「それにしてもこれはどうしましょうねー。このままだと他の魔物が餌にしようと寄ってきてしまいます」


 今はアンジェリーナが魔除けの結界を展開しているから近づいてこないけれど宿に戻れば、あっという間に食い荒らされるだろう。


「いっそのこと全部浄化して跡形もなく消してしまいましょうか」

「それだと困る。できれば素材を採取したい」


 ジルベルト様も素材の採取はできるけれど、さすがにこれだけの量を一人では無理。比喩ではなく朝になる。


「正直なところ、これだけ大量に獲れるとは思わなかった」

「うれしい誤算というものですね!」


 顔を見合わせて苦笑いを浮かべる。

 さてどうするかなー、アンジェリーナは鞄を探った。


「そうそう、これがあった!」

「また杭か。それでどうする気だ?」

「本気で日が暮れそうなので作業しながら説明しますね。まずはこの杭を山の周囲を囲むように四方に立ててもらえますか?」


 ジルベルト様が杭を打ち、アンジェリーナは杭に開いた穴から麻の紐を通していく。紐でぐるりと山を囲って、アンジェリーナは杭の一本に魔力を流した。


「この杭にだけ媒体として紫水晶が埋め込まれています。この杭を始点として、魔除けの結界で囲うのです」

「防御陣とは違うのか?」

「違います。防御陣には魔除けの効果は付与しないものです。ただ、結界の造りはほぼ同じですね」


 この結界は常設型の魔除けの結界。影響範囲は紫水晶の大きさによって変わる。


「これを張るとどんな効果がある?」

「単純に、魔とつくものを寄せつけません。術者が常駐しなくても紫水晶に溜めた魔力が切れるまで効果を発揮するので便利なんです」


 するとジルベルト様は難しい顔をした。今彼が何を考えているのか、アンジェリーナにもなんとなくわかる。


「もし一国を包むとすれば、どのくらいの大きさの紫水晶が必要なんだ?」

「あそこに見える山ひとつ分でしょうか」


 アンジェリーナの指が、そこそこに高さのある山を示した。

 熱を逃すように息を吐いてジルベルト様は苦笑いを浮かべる。


「そう簡単にはいかないか」

「そうなのです。紫水晶に限らず、山ひとつ分の媒体を用意することがまず無理でしょう。それに一度で使える魔除けの力には限りがあります。たった一人で、あれだけの大きさがある媒体に魔除けの力を満たすことはできません」


 もし媒体が用意できたとしても、人間が一日に使える魔力量は限られている。それこそ三種の宝具のように何世代にも渡って少しずつ魔力を満たしていくしか術はない。


「勝手に仕事をしてくれる魔除けの結界と違って、常設型は機能が限られているうえに燃費が悪いのです。それもあってセントレア王国は聖女に魔除けの結界を張らせていたのでしょうね」

 

 あくまでも常設型は仮置く目的で作られたものだから。しかも、この結界には魔とつくものが触れても滅することはできない。影響範囲に寄せつけないという、その名のとおり魔除けの効果だけしかなかった。


「限定される代わりに効果は極めて高いのですよ。この程度の獲物の山なら完璧に守ってくれるはずです」

「なら、もうひとつの課題は現状維持か。それは我々、魔法師の領分だな」

「そういうことです。魔除けの聖女の扱う魔法は属性魔法の効果を阻害しませんから、魔除けの結界と一緒に魔道具か何かで現状維持の魔法を展開しておけば、鮮度が落ちるという問題は解決できると思いますよ」


 蛇種の山を眺めながらアンジェリーナがのほほんと答えると、ジルベルト様は深く息を吐いた。

 あら、どうしたのー?


「アンジュの魔法は我々に都合が良すぎて、逆に心配になる」

「どれだけ便利でも度が過ぎれば害になりますからね。相手が悪ければ良いように利用されるか、使い潰される未来しか見えません」


 この心配は優しさからくるものだ、その気遣いがうれしくてアンジェリーナは微笑んだ。

 魔除けの聖女が積極的に力を使うことがなかったのもこれが原因だろう。うっかり他国の人間の目に留まって、彼らの欲望に火がつけば、魔除けの聖女を奪うためにセントレア王国が襲撃されるという未来もあったかもしれない。

 

「無能で役立たずをやめた代わりに今度は別の心配事ができてしまったな」

「そうですねー。ですが間接的とはいえ私は国をひとつ滅ぼしてます。手を出すには自国を潰す覚悟がないと無理でしょう」

「そのあたりの対策も考えたほうが良さそうだ。とはいえ、まずはこの蛇の山をなんとかするところからだな」


 ジルベルト様は鞄から魔道具を取り出した。一応、現状維持の魔道具を持参してはいるが心持ち自信なさそうなのは試作段階だから。


「フェレスからついでに実験してこいと渡された。まだ、ないよりはマシという程度らしいが」

「さすが、抜け目ないですねー」


 一定の需要があるためリゾルド=ロバルディア王国でも現状維持の魔法や魔道具の研究は進められている。ただ、現段階では腐敗を遅らせるだけで止めることはできない。時間経過を止めるという最終目標を達成するため、実験の結果と改良してほしい点を教えてほしいと渡されたそうだ。しかも、提案すれば改良後の現物が支給されるという仕組みになっているらしい。

 お互いに利があるわけか。うん、あの人絶対王様に向いているよ。


 魔道具が起動したのを確認して、二人で手を繋いで宿に戻る。


「それで、素材の採取はどうします?」

「先ほど連絡を入れてセザイア帝国と交渉した。商人ギルドに依頼を出して業者を派遣してもらおうと思っている。作業に慣れている者のほうが素材の質が落ちない。作業手数料はかかるが、結果的には安くあがるからな。作業手数料を含めた諸々の経費は素材を納品するときにリゾルド=ロバルディア王国に請求してもらうようにした」


 アンジェリーナと話しながらリゾルド=ロバルディア王国にも魔道具の手紙を送って交渉したらしい。折り返し、いいよという返事がきたそうだ。


「ですがそれではジルの利益にはなりませんよ?」

「私には国から手当が支給されているから、別にかまわない。あれだけ大量に蛇種の素材が採れることは滅多にないから皆喜ぶだろう」


 目の前に浮かんでいるのはきっと故郷の大切に思う人達の顔で。本当、欲のない人だ。そんなあなたは、たぶん王には向かない。悩んだときもあったけれど、アンジェリーナの手元に引き寄せることができてよかった。


「どうした?」

「いいえ、好きだなぁと思いまして」


 わざわざ聞かせることでもないだろう。だからにっこりと笑って誤魔化した。ランタンの灯りに照らされたアンジェリーナの顔が、いつもよりも妖艶で大人びて見える。

 あっさりと翻弄されたジルベルトは頬を赤らめた。


「いきなりはずるくないか」

「ふふ、油断しているからですよ!」


 月明かりの下、橙色をした提灯が招くように揺れている。

 アンジェリーナは冴えた光を放つ月を見上げた。


「明日もがんばりましょうね!」


 そして翌日、早朝――――。

 やる気に満ちあふれていたはずのアンジェリーナの気持ちが一気に萎んだ。


「ええと、どうしてラシムール公爵子息がこちらに?」

「他人行儀ですね、公的な場ではありませんからジャミルと呼んでください」

「謹んでお断りします」


 にこりともしないくせに親しさを演出する態度がどうにも胡散臭い。

 ハッとしたアンジェリーナの顔色が一気に青ざめた。

 こ、この感じはアレだ!


「先日の面会で厚かましいお願いをしたのが不敬で、やっぱり息の根止めて黙らせる事案に発展したと!」

「は?」

「落ち着け、安心しろ。まったく無関係だ」

「では、偶然撃ち落としたコカトリスを美味しくいただいたのがバレたとか!」

「コカトリスには毒があるはずですが……まさか食べたのですか」

「アンジェリーナ、それはいつのことだ。私は聞いていないぞ?」


 ジルベルト様の目が完全に座っている。

 あらやだ、焦ってうっかりバラしてしまった。


「いつも言っているじゃないか、おかしなものを勝手に食べるなと!」

「おかしなものではありませんよ。羽を取り除き、きちんと部位を切り分け、毒のある箇所を避けて下処理するのです。それから茹でて完全に火を通せば滋味豊かな食材となります。味も見た目も鶏肉に似ていますが鶏肉より脂分が多くて歯応えもありおいしいのです、ものすごく!」

「……絶妙に偏った知識、もしかしておばあさまの知恵袋か?」

「はい!」


 おばあさま曰く、丸々としていておいしそうだったのですって。ひっそりと持ち帰り、検証してみた結果、下処理さえすれば食材になるとわかったらしい。

 そう答えると、なんとも言えない微妙な表情をしてジルベルト様は頭を抱えた。


 でしょうね、立派な知恵袋信者ですもの。まさか料理の下拵えまで載っているとは思うまい。


「つまり毒よりも興味が勝ったというわけか」

「おばあさま、食べることには恐れを知らないところがありましたからねー」

 

 ちなみにうっかり毒を食べてしまっても魔除けの聖女特製霊薬によって解毒するから問題なしと。

 

「なるほど、食いしん坊はしっかりと受け継がれたわけか」

「食いしん坊ってなんですか!」

「面白いですね、陸で獲れた魔物も加工すれば食材として使えるのですか」


 おや、そういえば忘れていましたがラシムール公爵子息がいましたね!

 さすが商人の国の人だ、売れそうなものには食いつきが違います。

 

「それでコカトリスも原因でもないとすれば、ラシムール公爵子息がどうしてここにいるのです?」

「ジルベルト殿が商人ギルドに業者の手配を依頼したと聞きましてね。それだけ量があるなら解体だけでなく、同時に買取や輸送の手配も必要になるのではないかと思いまして伺いました」


 彼は懐から朱の飾り紐で括られたものを取り出した。金色の丸い硬貨、表には羽根を広げた孔雀のような鳥の絵が浮き彫りになっている。隣に立つジルベルト様が感嘆したように息を吐いた。


「相変わらず素晴らしい色だ」

「ジルベルト様、これは?」

「これがセザイア金貨だ」

「へー、これがですか!」


 彼が興味深く覗き込む傍らで、アンジェリーナは表面をじっくりと観察する。


 マグナ(大いなる)・セザイア金貨。


 抜き出た精錬技術により、どの国よりも純度が高いとされるセザイアの金。自慢の金を使って作られたこの金貨こそ、まさに国の富の象徴だった。


 話だけなら聞いていたけれど実物は初めて見たわ!


 金の質の違いがわからないアンジェリーナだけれど、神殿の宝物庫で見たどんな黄金よりも輝いているように見える。価値に比例して流通量も少ないとされているから、自分と同じように見たことのない人間もいるだろう。


「それでこの金貨が、どうしてここに来る理由になるのです?」

「ラシムール公爵子息は、数少ない特級商人だ」

「特級商人?」


 アンジェリーナが小さく首をかしげるとラシムール公爵子息が呆れたような顔をした。


「あなたは物を知らなすぎる。我が国では平民の子供ですら知っている常識です」

「っと、申し訳ありません」

「その程度の知識しかないのに国を渡り歩くというのは少々無謀ではありませんか?」


 そこまで言わなくても。反論しようとして、アンジェリーナは開きかけた口を閉じた。


 たしかにアンジェリーナの持つ知識は偏っている。魔除けの知識と日常生活に必要な一般的な知識。他国のことは表面的には知っていても、懐に入ると知らないことばかりだ。国を渡り歩くならば、知らないことが時と場合によっては致命傷となる。それがわかっているから言い訳はしないけれどね。

 言い方はきついけれど、わざわざ言うのは心配してくれているから……たぶん?

 優しいのか意地悪なのか、どうにも判断がつかない。

 警戒するように微笑みを張りつけたアンジェリーナの背をジルベルト様は軽くなでた。


「彼女はさまざまな知識を勉強しているとこです。きっと期待に応えますから、それ以上はご容赦を」


 さらっと話の流れを切って視線をアンジェリーナに向けた。


「セザイア帝国の商人は階級がある。見習いから始まって、四級、三級、二級、一級と。階級によって扱うことのできる商品が増える仕組みだ。階級を上がるには、課されるさまざまな試験があるらしい。その試験に受かると許可証代わりとして裏面に許可番号が刻印された特別なセザイア硬貨が渡される」

「たとえば二級ならば銅貨、一級ならば銀貨が許可証として渡されます。これは取引などで身分証として使うことができるので必ず持ち歩いているのですよ」


 ラシムール公爵子息が金貨を裏返すと、そこには文字と数字が並べて刻印されている。

 本物の貨幣に個人の許可番号を刻むということか、なんて大胆な。


「硬貨だけに財布に入れていたら、うっかり使ってしまいそうですね」

「たしかに貨幣としても使えますが、唯一無二の許可証を支払いに使った時点で失格です。流通させた許可証は失効、階級も剥奪されて見習いからやり直しになります」


 しかも許可証の番号は照会すれば誰のものかわかるそうで、貨幣として流通している間はずっと晒し者にされるのだとか。見習いに降格すること以外の罰則はないけれど、裏では笑われて矜持が傷つけられるというわけか。

 地味だけれど、後からじわじわ身に染みる罰だ。

 

「そして特級に支給されるのが、このマグナ・セザイア金貨の許可証です。セザイア帝国に許可を得て、我々、特級商人だけがこの偉大なる金貨を扱うことができる。商人達の憧れであり、我々の誇りです」


 ラシムール公爵子息は金貨を陽に透かした。濁りなく澄んだ金は、思わず胸を突かれるほどに美しい。


「特級商人となるために身分は関係ありません。入口は広い代わりに、試験は難しく道のりは過酷です。知識だけでなく、商品を見極める目や嗅覚、金銭感覚が試されます。ちなみに特級は武術の試験もありますよ」

「いやもう、途方もないというか」

「もともと優れた資質を持つ一級商人から、さらに選ばれし商人のみが特級になれる。身分が高いせいでよく疑われるのですが、私はきちんと技能も実技試験も合格している正真正銘の特級商人なのですよ」


 最後のくだりは金や権力で手に入れた称号ではないと言いたいらしい。察したアンジェリーナは苦笑いを浮かべる。なんとなくだがセントレア王国時代の自分を思い出した。


 あのころは不正をして聖女になったのだろうと、よく陰口叩かれていたものねー。


「ではこの場に足を運ばれた理由は?」

「階級によって売買できる商品が限定されます。裏を返せば、私に売買できない商品はないということです」


 冷徹なる公爵子息のはずが、振り向いたときは完全に商人の顔だった。ほんの少しだけ彼の口角が上がる。


「掘り出し物が手に入りそうな予感がしましてね。作業の合間に査定させてもらおうと伺いました」

「それは」

「ご安心ください、リゾルド=ロバルディア王国には連絡済みです。商品を融通いただく代わりに諸々の手数料はこちらで持ちます、貴国との商談も我々で進めましょう」


 強引なと止める間もなく作業が始まった。アンジェリーナは呆気に取られた顔で、ジルベルト様と視線を合わせる。彼は深々と息を吐いて乾いた笑い声を立てた。


「彼が絡むとたまにこういうことがあってな。多方面に顔も利くし結果的に損はないから、表立ってはあまり文句は出ないが」

「それで、どうされます?」

「面倒だからフェレスに任せよう」


 要約すると丸投げということだ。


「ラシムール公爵子息はフェレス隊長と仲が良いのですか?」

「想像がつくだろう、最悪だ」

「でしょうねー」


 同族嫌悪、もしくは水と油か。混ぜるな危険、仲良くしている姿が全く予想できない。


「ちなみに二人が同席した会談は、水面下で魔王の代理戦争だと言われている」

「は?」

「それだけ荒れるということだ」


 双方の背後に黒い何かが見えたとか、口にするのも憚られるおぞましい気配を感じたとかなんとか。

 二人の会談後には体調不良を訴える人が後を絶たないらしい。

 

 魔のあとに王がつくといえば、たまに私が固めた結界をぶち当てて星にしている奴だよね。

 え、その代理なの、しかも戦争。

 アンジェリーナの脳裏に、黒い笑顔で高笑うフェレス隊長と、無表情にドス黒い影を背負ったラシムール公爵子息の顔が浮かんだ。


 ねぇ私、ちゃんと戦える?


「とりあえずぶっ飛ばしてみましょうか?」

「とりあえずってなんだ。その飛躍しがちな思考は本当になんとかならないものなのか!」


 

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