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第一話 頭痛

「ものの見事に辺り一帯含めて殲滅したなサリシア」


「いや〜それ程でもないよガエル団長」


「褒めてない。あと俺達も殲滅する気か、アホみたいな威力だしやがって巻き込まれたらどうするんだ」


 サリシアは残ったのオーガもすぐさまに倒しバング陛下から監視を頼まれていた近衛騎士達と合流していた。


「それは即座に逃げない団長が悪いかと」


「そうですねリック先輩。それに巻き込まれそうになったの隊の中じゃ団長だけですし」


 そう話すのは監視していた近衛騎士の大柄な男と小柄な青年の二人。


「リックにシュザルお前らは巻き込まれんだろうよ!一番初めに俺を置いて一目散に逃げたからな!!!」


「当たり前じゃないですか」


「まぁ普通に危ないので、それに団長ぐらい良いかなって」


「良くないだろ!!!」


「えー危なくないよリック。もしも巻き込んだら魔法で治せばいいし、死なない限り大丈夫だよ。治すの得意、私はサルマニア一番の回復魔法の使い手こと聖女だし」


「破壊者の間違いだろ」


「一帯を消したこの状況下でそれを引き起こした張本人を聖女だなんて思う奴はいないと思うぞ」


「まぁ良いとりあえずそろそろ帰還するぞ。陛下に報告しに行く」



◆◆◆◆◆◆


 サルマニア国  聖帝城


「以上が報告になります陛下」


「近衛騎士達よ、よく任を全うしてくれたが…………サリシアはどこに行った?一緒ではなかったのか?」


 今回の監視の任務を命じられていた近衛騎士達はバング陛下に報告を行っていたが、その監視をしていたオーガの討伐を命じたサリシアの姿だけが見当たらなかった。


「それが『報告なんて私じゃなくてもいいじゃん。任せた』と」


「………ガエルよ」


「はい陛下」


「サリシアを今度は聖女として呼んでこい。陛下がとんでもない頭痛だとな」


 サリシアの行動にバングは頭が痛くて仕方なかった。



「リリーにマリエルただいま〜」


「サリシア様」


「おかえりサリシア早かったわね」


 サリシアは報告をガエル達に任せ教会に帰っていた。


「すぐ終わったからね、珍しく全力出して良いって言われたから」


「あらそれは珍しいわね。基本的あなたの力はなにかしら制限されるのに」


「本当に面倒くさいよそれ、ただ本気だすと周りが消えたりたまに地形とか山とかが変わるだけなのに」


 それがいけないのでは?と思うマリエルとリリーであったが言っても仕方がないため言葉を飲み込んだ。


「あとマリエル」


「なんでしょうか?サリシア様」


「やっぱり報告なんてだれでも良いよ」


「はい???」


 サリシアの言葉にリリーは早く帰って来ていたのは………まさか


「サリシア確認だけど剣帝として討伐してきたこと陛下には報告したのよね?まさか誰か別の人物に任せてきたから帰って来るのが早かったなんて言わないわよね」


「うんそうだよリリー全部ガエル達に任せてきた」


 何故か胸を張りながら答えるサリシア。

 そう答えると一気に理解したのかマリエルは頭を天に向けリリーはとんでもなく大きなため息をしていた。

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