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第二十九話 それぞれの戦い

「なんだ………これは?」


 地面から何かが伸びてきてやがるのか?

 いや地面だけじゃないここいら辺り一帯の壁からもか。

 魔力を感じるな。

 細い糸のような、こんなもんがなんで生えてきてやがる。


『俺の魔法騎士を忘れない方が良いぞ』


 まさかさっきの言葉は………そういうことかよ!!!

 俺の魔法騎士なんて一人しかいねぇ、これは魔法騎士ラルク・シュタイアートの仕込んだ何かしらの魔法か。

 キオは地面から不気味に伸びて来る細い糸のようなものから全力で離れる為に一気に後ろに下がった。


「そんなに一気に下がってどうしたんだい!」


 そんなキオに対して最短最速で詰めよるザイト。

 

「ちっ」


 そら突っ込んで来るかこれが魔法騎士ラルクの何かしらの魔法の物ならな。

 だがいくらなんでもそんな一直線に突っ込んで来たら迎撃できるってつーの。

 前に詰めてくるザイトの心臓に狙いを定め

て、


『ここだ!!』


 カウンターを狙った一閃だったが、


「なっ」


 そこに合わせるかのように細い魔力の糸が動いていた。

 ザイトの心臓を狙った一撃は細い糸のような物に阻まれていた。


「マジかよ、こんなもんに防がれて」


「まずは一発お返しだ」


 防御はラルクの糸に任せればいい。

 一瞬の隙、今の硬直したキオをただ真っすぐ斬る。

 ザイトは反撃をしてきたキオの短剣には目もくれず間合いを詰め剣を振り降ろしていた。

 今までしていた防御は捨てただキオを斬ることだけを考えて。


「はっ」


「ぐぁ」

 

 そしてその剣はキオの右肩から斜めに見事に斬った。


「クソが…………テメェ……やって…くれ…た…な」


「良い一発が入ったかな?」


 結構深く入ったのに後ろに転がって一瞬で体勢を整えるてくるのか。

 だがこれでようやく防御以外の選択肢が取れるな。


「どうしたんだいただ一発入っただけじゃないか、まだ終わってないよ」


「こんな重いの…入れ……た…くせに言ってく……れ…る」


 あまりに綺麗な一発をもらったためにキオはとてつもない量の汗をかいていた。

 まずいな想像以上に深い一発をもらっちまったな、血も止まらないかこれ。

 右は使いもんにならんくなったなこれは…………左でやるしかないか。

 それにしても何なんだろうなあの細い糸は、あんなもんにいくら短剣とはいえ防がれるなんて。

 それに増えていってないかあれ。

 キオは細い糸を観察していた。

 魔力の糸って感じなんだろうが………


「なんだこれは?」


「私の解体用の得物を防がれるなんて」


 向こうにも糸があるのか。


「形勢逆転って言える程ではないかもしれないが少しは状況が好転したかな」


 ザイトはキオに近づいていく。

 今まで防御するため待ちの行動が大半であったが魔力の糸が現れ前に詰めることにした。

 それ程にこの糸を信じていた。


「ハァハァ……何が好転だ。まだ俺しか…ハァ………食らってねぇつうの」


 向こうの二人はまだまだ動けそうだが俺はヤバいかもな。

 今の一発が痛過ぎた。

 動きが鈍る。

 この糸がどういった魔法かわからないままじゃ相手するのは危険だな。

 あんな細い魔力の糸に俺の攻撃が全部防がれ続ける可能性もある。

 まずはこの魔力の糸の観察からだな、どんなもんかわかんねぇと話にならねぇか。


「ふう~とりあえず……仕切り直しだな」


◆◆◆◆◆◆


北門 左側地下通路


「これはラルクの糸ですか。これなら何とかなりそうですね」


 これで足止めは完璧にこなせそうですね。


「皆さん行きましょうか」


北門 正面入口


「なんだ?魔力による糸」


「ビーダン王子これは」


「安心しろ、俺達ヘの援護だ」


 ザイトから聞いていたラルクの援護用の魔法が展開されたか。


「これから攻めたてる。行くぞ」


◆◆◆◆◆◆



「う〜気持ち悪いよ〜」


 水源に向かって急いでいるけど本当に気持ち悪くなる。

 純度百パーセントって何かで薄まってくれないとやっぱり体に拒否反応が出る。

 でも急いだおかげか第六門に着いたからいっか。

 上で何かしら起きたっぽいから間に合うといいけど………

 ううう〜

 それにしてもここにいると頭が痛いし気持ち悪くて吐きそうだよ。

 北門にてラルクの魔法が展開され各場所で戦闘がさらに激化していく。

 北門にいる者たちは皆命を取り合っていたがその中でサリシアだけは吐き気と戦っていた。

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