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第二十四話 可能性

北門 大広間


「さてサリシア嬢が魔力の水源から帰ってくるまでにこちらは情報収集といこうではないか。ビーダンよ何かないか?」


「いきなり何かとは何だ!!!と普段なら言いたいが護衛騎士として来ているラルクが死ぬ可能性となるとすればアイツ等しかいないだろうな。ここにある水源を手にしたい力に溺れたバカ者達が」


 サリシアが魔力の水源へと行ってからこれからのことを皆で話し合いをしていた。

 その中で候補があるとすればアイツ等しかいないと。


「我々なら正しくこの魔の力を扱えると言っている連中か。絶対にそんなことは出来んと言えんのが辛い所だが」


「ですが本当に強襲するでしょうか?いくら魔力の水源を欲しているとしてもここはその水源を力に溺れたバカ者に得させないために作られた城ですよ。それに今はガイカゼ公国から来たビーダンの護衛も居る。いつも以上に堅牢だというのに」


 サルマニアとガイカゼの国同士の会談があるのにその防衛を怠るはずがない。

 もしも攻勢を仕掛けることが出来るとしても今である必要がない。

 今よりも防衛が薄い時を狙った方が良いに決まっている。


「『セルフジーニアス』自分は天才だと言うアイツ等ならこういう時にこそ仕掛けそうですがね」


「バカと天才は紙一重なんて言いますが正しくそれを体現している連中ですから有り得そうですね」


「頭が痛いな。実際天才と呼ばれる、呼ばれていた連中の集まりではあるからな」


『セルフジーニアス』

 自分は天才だと言い切るバカ者が集まって作られた歪な組織。

 何かに突出していたり、純粋に今よりも力を求めたり、これがあればとなったら平然と何でもしだす者達。

 そこに倫理感なんて存在しない。

 天才の自分がするのだからと。


「零か百か成功するか失敗するかの二択しかないような面倒くさい連中だよ。だからこそバカ者達の集まりと呼ばれているのだがな」


「ですがラルクの死が確定的ならば成功するのでしょうか?」


「どうなるか全く予想がつかん。連中がこの付近にいるなど聞いていないしな」


「この前は我がガイカゼ公国のさらに北にある連邦と北東にある連合に仕掛けていたはずだが」


「こちらに来ようと思えば数週間で来る事ができる距離か。そもそも連中と違うかもしれんが」


「今の所付近に人を放って監視しているがめぼしい発見はないしな」


「結局なにもわからないと言うことですね」


「だが備えておいて損をすることはないだろう」



◆◆◆◆◆◆



「いってててて」


「大丈夫か?……………大丈夫だな!!!」


「一人で解決してんじゃねーよ。ってえーな本当に、クソ連合とクソ連邦が手を組みやがって」


「まさかあの二国が協力関係を取るとは予想外であったからな、手痛い反撃を食らった、命あるだけマシだと思うしかないな」


 身体に大きな争った傷を持ちゆっくり隠れるようにして移動している男女二人組。

 

「使えそうだが傷が酷いな」


 だがそこに見知らぬ少年が立っていた。


「…………誰だ?」


「誰ですかね」


「ふむ、こういう時に名乗る名前を持っていたほうがいいか?支配者として名前を」


 目の前にいる男女の人間をあざ笑うように怪物が姿を曝す。

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