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第十六話 北門ヘ

 サルマニア首都 聖帝城


「そうか了解した」


「結構あっさりしてるね、もっとピリピリしてると思ってたよ陛下」


「ピリピリはしておるが今はまだ期間があるであろう、目の前に現れていないしな」


 あれから急いで首都に帰って来たサリシアは帰って来るなりバングに会っていた。

 今後の方針の為にも話さないといけないことが多い。


「サリシアよ、流石に一人ではキツそうか?まだどんな相手かもわからんが」


「絶対に勝てないとは言わないね。周りに被害がどれだけ出てもいいなら多少は勝率も上がるだろうしなんとかって所かな、でもあの軍勢がいくらでも増やせるならはっきり無理って言えるよ」


 サリシアはリアラの怪物としっかり対峙した訳ではないから今理解出来る範囲での考えを話していた。

 目的の為に全力を出すのがリアラの怪物にとっては当たり前の行動であるため今がどれくらいの強さかはなんとなくではあるが推測することはできた。

 あれぐらいの軍勢を連れているなら強さは大体同じくらいだろうと。

 だからこそ数で負けると。


「それは誰でもキツイだろう。数がいるだけでしなければならな対処が増えるからな」


「その為に北門にいきたいんだけど駄目かな、ラルク連れていきたいんだけど」


「うむそうだな、他の候補もいたが仕方ないか。今は第一王女の護衛として行ってもらっているが良いだろ」


「ありがとう、これで楽になるよ。ラルクの魔法は防衛と補助と殲滅戦に向いているから私がリアラの怪物本人にしっかり対処しやすくなるよ」


 よしまずは防衛力ゲットと。

 ってあれ?第一王女の護衛?


「ラルクの護衛って第一王子の方じゃなかった?そもそも北門に行っての他国との交渉だって王子の方じゃなかった?」


 確か『北へ行く!』って当の本人が言ってなかったけ?


「あ奴なら西の方に行きおった」


「ヘ?」


 サリシアは予想外の回答に呆けた顔をしてしまった。


「なぜ?」


「いきなり『西ヘ行ったほういい気がする!』などと大声で言い出してだなその日の内の勝手に行きおった。そもそも西ヘ行くといっても西方面のどこかわからんだ。まぁ心配するだけ無駄な気はしてしまうがな」


「単純な実力だけなら近衛騎士の上位に食い込むクラスだしなんとかなりそうだけどねあの王子は」


「そんなことがあってか王女が変わりに行くことになったのだ」


 西へ行くか急すぎるけど直感でも働いたかな?

 たま-にそういうことをする人だし結果的には良くなることのほうが多いから放置してもいいかな。


「じゃあ陛下私は北門に直接行って参りましす」


「少し待てサリシア、私が書状を書こう。その方がトラブルが少なくすむ。今は特にな」


「確かに怪物がいるかもしれないしちゃんと待っておくよ」


 変なゴタゴタに巻き込まれなれければいいな、こういうときはなんか起きるんだよな。


「ところでサリシアよ、あの臨時講師はなんだ?サクとジキに聞いたが抜けが多くないか、特に回復魔法に必要な魔力の話や怪物の歴史あたりはどうしたのだ?」


 バングは書状を書きながら気になることを聞いていた。

 あのときの臨時講師について。

 バングに頼まれていた仕事で臨時講師をした時サリシアは回復魔法やリアラの怪物について全てを語った訳ではなかった。

 もちろん嘘はいっていないし内容に間違いはないがバングはサクとジキに内容を聞いて抜けがあることに気づいた。


「えっ!だって危ないでしょ全部言っちゃうと」


 普通に全部を教えるのは危ないでしょうに。

 私の時に何が起きたか。


「間違えない限りは危険なことはほとんど起きないであろうに」


 バングの考えては何一つ間違っていなかった。

 普通はすべて話したとしても危険なことなどゼロに等しいといってもいいのだが、やはり例外は存在してしまう。


「ここに危なくした張本人がいますよ」


 サリシアは胸を張って答える。

 例外がここにいるぞと。


「…………そうであったな、昔過ぎて忘れておった、というよりあんなことそうそう起きんわ」


 サリシアがやらかすのはいつものとこですっかり忘れていた。


「ほれ、書状が出来たぞサリシアよ。持って行くがよい」


 バングは話しをしながらもしっかりとサリシアに渡す書状を書いていた。


「承りました。陛下」


「サリシアよ北門にいるラルクのもとに行って来るが良い」


 さぁ他国との国境に近い北門ことザダに行こうか。

 颯爽と城を去るサリシア。

 北門ザダに着いたのはそれより丸一日たったときであった。

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