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第十二話 対デュラハン

「ぜぃ」


 サリシアはただ真っすぐに敵の中に突っ込んでいく。


「私の後ろには行かせないよ。ちゃんと私を相手にしてもらはないと」


 サリシアは無造作にゴブリン達を斬っていく。

 一体一体を相手にせず周りにいる者たちも巻き込むように剣を振るっていく。

 サリシアが剣を振るうたびに敵の数がガンガン減っていく。


「セイッッ!!!」


 まだまだまだまだまだまだいく。

 止まらないサリシアの攻撃。

 次々に多くのゴブリンの体が吹き飛んでいく。

 

「お!!」


 サリシアはこのまま止まないつもりであったがそんな中にサリシアの剣を受け止めて見せた相手がいた。


「報告にあったデュラハンか。受け止められるとはね」


 ゴブリン達みたいに巻き込んでは無理そうだね。

 このデュラハン達はしっかり相手しないといけないな。

 

「本当に急いで駆け着けたかいがあったよ。よくこのデュラハン達相手に持ちこたえたもんだ」


 この前のオーガ達のボスよりも強いかなこいつ等は。

 まだ対峙しただけの相手だがサリシアは本能的にしっかりやり合わない倒せないと感じていた。


「その持っている鎧はなかなかに高度だね。どこで拾ったのか。まずは一体目行こうか」




◆◆◆◆◆◆



「何だあれは人間なのか?形からして人間にしか見えないが」


 僕が前に出る前にデュラハン達を行かせたが人間達が多くいる場所の間近で何かがいきなり飛び出して来た。

 あれは本当に何なんだろう?

 どうしようかな?

 もしかしたらあれに全部倒されてしまうかもしれないな。

 僕の支配したオーガ達もあいつに殺られたのかな?そうだとしたら納得するんだよな。

 オーガに続いてまた僕の支配したやつらがやられる。

 僕が行ってもいいけど勝てるかは怪しいレベルだな。

 最終的な僕の目的は全部の支配だし、今の段階で確実に勝てると言えないなら一旦放置してもいいけど…………

 あ、デュラハンが一体やられたか。

 本当にどうしようかな?あれは。



◆◆◆◆◆◆


「まずは一体目」


 結構時間かかるかもこいつ等。

 意外に強くてこんな状況下でもなければ楽しかったかもしれないけど、どうもそんなこと言っている場合じゃないかなこれ。

 なんていうか目的の為に動いている感じがするんだよねゴブリンもデュラハンも。

 裏になんかいるなこれは。

 サリシアは戦いながら敵の監視を怠っていなかった。


「何がいても結局こいつ等を倒さないことには前に進まないな」 


 次々に剣を振るい斬っていくサリシア。


「硬ったいなその鎧は」


 でも大体どう攻撃すれば通るか分かってきた。

 斜めにこんな感じかな。


 ゼゼゼアアアァァァ


「よし、今度は鎧ごといけた。一体目を相手する時にきっちり見て良かったよ」


 このデュラハン達のことは理解出来てきた。

 でも油断できないなやっぱり個体ごとにちょっとずつ違うかなそれでも、


「負けは許されない。かもしれないも許されない。対峙する相手もこちらを理解していく。常に相手の先に行く」


 十手、二十手、百手、千手とそんな先じゃなくてもいい。

 たった一手でいい、命のやり取りはそのたった一手で決まる、決め手になる。

 だからこそ相手より先に理解して、一手で相手の命を握れ。


「ここだ!」


 サリシアは三体目のデュラハンも砕いていく。

 最初に比べて簡単に斬っていく。

 ゴブリン達も戦いの余波によっていくらかが吹き飛んでいた。


「さぁ残りもいこうか」

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