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第九話 やらかし

「さて、単刀直入に聞くよ。調査してもなにもなかったんじゃないかな」


 サリシアは調査員達が集まり次第いきなり確認したいことを聞いていた。

 なにも見つからなかったんじゃないかと。


「はいサリシア様申し訳ありません。せっかく来ていただいたのになにも見つけられず」


 バングによって集められた調査員達は困った表情をしていた。

 それもそのはずでサリシアが連絡を入れずやって来るなりいきなりなにも見つからなかったんじゃないかと言われたからだ。

 調査結果が出ていないのが余計にその表情に拍車をかけてもいたが。


「それは仕方ないね。そもそもなにもなかったんだよ」


 だがサリシアは予想通りだと言わんばかりの表情を浮かべていた。


「オーガ達はどこからか来たんだと思って調査していたけど最初からいたんだよあそこに」


「えっとどういうことですかサリシア様?」


 リーア含め今回集まった調査員全員が首をかしげていた。


「オーガ達は元からあの場にいたんだよ。どこからか来たとかじゃなくてね。オーガ達に一気に増殖する能力なんてないと思っていたからどこからか来たんだと思っていたけどあの場で本当に増殖していたんだよオーガ達は」


「にわかには信じられないのですが…あの場で本当に繁殖したんでしょうか?聞いたことがないですよ。一気にオーガ達が増えるなんて」


「どうやって数を増やしたかはわかってないよ。でもあの場で増えていたとこは確定と見て良いんじゃないかな」


 優秀な地理学者のリーアは辺り一帯に違和感を感じずに今までと変わらないと言った。

 バングに命じられた調査員達も何も見つけらなかったという調査結果を出した。

 なら彼らは初めからいたのではないか?とサリシアは考えていた。

 あそこまで一気に増殖するということがオーガ達には出来ない為どこからか来たんだと思いこんでいた。

 なにせオーガが現れたのはサルマニアの首都とここラグナの間、オーガなんて普通は一体いるだけでも脅威だ。

 それが初め襲われた商人達の時には二十から三十近くにいたという。

 首都に近づくにつれて酷い怪我を負った者達が来るため当然警備も頑丈になっていく。

 そんな数がいて気付かないなんてことはない。

 なら初めから数体ほどでもしくは初めの一体だけがあの場にいたんじゃないかと。

 そもそも増殖したオーガ達と対峙したのはサリシア自身である。

 そのサリシア自身でさえオーガ達に特別な違和感を感じなかったのだから。


「それじゃサリシア様あの場所になにかあると?」


「もしくはオーガ達自身かな~何故か動かなかった個体も商人さん曰くいたらしいし」


 動かなかった個体には何があったのか?

 サリシアが相手した時はそんなことは起きなかった。

 理解出来ない行動をとった者はいなかった。


「とりあえずオーガ達が居た場所に行って調べてみようか。(何もないかもしれないけど)」


 サリシアはオーガ達が居た場所に行こうと提案していたが何も見つからないと思っていた。なにせ………



◆◆◆◆◆◆



 サリシアに言われ調査員達はオーガ達が居た場所に来ていたが…………


「何もなさそうですね」


「何もどころではないぜ。草木一本もない」


「これからどう調べていきましょうか?」


 オーガ達が居た場所は岩や木々がなくなり綺麗に真っ平らな平原のような場所になっていた。


「そうだね~(思いっ切り全部消しちゃったからな~ちょっとでも残しとけば良かったよ)まぁなにか見つかるかもしれないし頑張って調査しよっか」


 剣帝として制限なく本気を出した結果本当に綺麗になっていた。

 その場になにかあったかオーガの方になにかあったのかは定かではないがサリシアが全部消して、何もかもなくなっていたため調べるどころの話しではなかった。

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