第三章 うまくいかない時の対応 3 それ以外の時の対応②
人生はパターン認識が大事である。多くの場合、色んなパターンに対する対応には、共通する部分と異なる部分がある。これまでの話から、共通するのは呼吸を整えること。では、異なる部分というのは何だろう。
例えば、焦っている時は、ゆっくりペースを落とす。気力が起きない時は、簡単にできることから始めてみる。怒っている時は、気持ちを落ち着かせることを優先する。動揺している時は、焦って行動しない。緊張している時は力を抜いてリラックスする。
このように、状態に応じた違いは多少あるが、それでも、まずは呼吸に意識を向け、呼吸をしっかり整えてから対応する、という土台は同じである。
私たちは必ずしも、怒っている時に「私は今怒っている」とか、動揺している時に「私は今動揺している」と気づかない。このように気づかないとなると、呼吸療法を始めようと思うきっかけがなくなってしまう。
しかし、呼吸療法は当然気分がいい時や普通な時にやっても問題はないので、「なんかいつもと違うな」と違和感を感じたらとりあえず呼吸療法を始めることをお勧めする。そして、呼吸療法を行っているうちに、何が問題なのかを冷静に見極め、適切な対処を選んで実行することが可能となるのである。




