13/61
第一章 とらわれとその解除 3 解決策は後で考える(急がば回れ)①
3 解決策は後で考える(急がば回れ)
永遠に続く嵐はない。感情の渦に巻き込まれてしまったとしても、やがて落ち着くものである。気分が悪い時に判断をしない。後から後悔しないためにも。
気分が悪い時は急がば回れで、気分が回復するのを待ってから解決策を考えたり、それを実行するかどうか判断する方が得策である。
気分が悪いと、一種のパニックが生じることが多い。「これからどうなるんだろう」「このままではいけない」など色々と考えてしまう。しかし、そういう時は判断力が低下し、現実的に物事を評価したり、客観的に良いと思われる決断をしにくくなっていることが多い。
確かに、対応する必要はあると感じるかもしれない。でも、そういう時こそ、すぐに行動に走らずに、まずは自分の呼吸を意識し、気分を落ち着かせることに専念した方が、良い結果に結びつくと私は思う。




