トイレの話
ぐわあああああトイレ生きてえええええ。いや行きてえええ
も、もれるううううう、い、いやだあああああ
頭いてえええ
吐く、吐く、吐きそう…
はやく、おれを解放しろっ、い、いますぐに。
だめだ、手が震えてきた。こんなハズい文章書いてねえでトイレ生きやがれ、いや
行きやがれこのカバ!
ごめんねカバさん、ごめんね。
はやく解き放てよ、おれをこの牢獄から解放しろ!
ーーだ、誰だ!
おれだ、尿だ!
ーーな、なぜ尿がおれに話しかけている。
うるせえ!とっとと俺を解放しろよ、自由の身にさせろよ、はやくトイレ行けよ!
なんで、頭痛くして、膀胱もがんっがんに膨らませてまで、こんな文章書いてんだよ、頭湧きすぎだろおまえ!
ーーっ、し、しょうがないじゃん!っだって、俺、小説家になりてええんだ(
だまれえええええ!あああああ、やばいいいいい、も、もうだめだあああ
は、破裂するうううう
ーーえ?あ、あなたは誰ですか?
うるせえ!!俺は膀胱だ!はやくコイツを出させろ!とっととトイレ行けこの馬鹿あ!
ーーそ、そんなこと言っても、僕は、ぼくは小説が書きt(
おまえ、膀胱と会話してる小説なんて誰も読まねえんだよ、とっととトイレ行きやがれこのドМが!
ーーや、やめてくださいよ、僕はドМなんかじゃありません、と、とにかく落ち着いてください。まともに小説書けないじゃないですか。
書かせてたまるか、つーか今も手を止めろよ、いつまで続けてんだこのタコ!いいのかあ?いいのかあ?このままもらしちまっても、小学校4年生のときに、教室で漏らしてたよなあ、じょぼじょぼじょぼ汝おおおって!
ーーちょ、ちょっと、僕の恥ずかしい話を漏らさないでよ!
ふん、それがいやだったらトイレに行くことだな、いい加減にしないと、脳みそ先輩も黙っちゃいないぜ、いいのか?お前の意識に反することを書かれても。
ーーそ、それは困りますよ。。。わ、分かりました、い、行きますよ、行けばいんでしょ、行けば!
だまれ!よくあるセリフでしめてんじゃねえよ、ったく、お前小説家向いてねえんだよ
ーーなんで膀胱から説教食らわなきゃならないんだ…