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母の苦労

ダダダダッ

病院内を走る母

ガララッ

ある部屋のドアを開けると

父の顔に白い布が置かれていた


「お母さん…」


父の横で泣いている大人のヒカリ


「タクミさん…帰ろう…」


無表情でそう言う母

しかし父タクミの反応はない


「なんで…なんで…?」


父タクミの手を強く握りしめて


「うわあぁぁぁん」


大きな声で大泣きする母だった






家の中

子供のヒカリが夕食に

父親の箸の準備をしていた


「パ…パパ…」


母親はそれを暗い顔で見ていたが

しばらくして


「ヒカリ…お父さんの分はもういらないのよ…」


しかし子供のヒカリは理解出来ない為

父のコップも用意した


「だからもう必要ないって!!」


大きな声でヒカリを叱る母

それにびっくりしたヒカリは

泣き出した


「え〜〜ん」


「お母さん…」


大人のヒカリがそれをただ見ていた

母が今どんな心境かを考えると

なんて声をかけたらいいのかわからない


「え〜〜ん」


泣き止まない子供のヒカリに

母が近寄り

そっと抱き寄せた


「ゴメン…ヒカリに当たっても仕方ないよね…ゴメンね」


そう言い自分も泣きながら

子供のヒカリを抱いた母だった

そして大人のヒカリもその母の後ろから

ギュッと抱きしめた






「行ってきまーす!」


ヒカリは小学生になり学校へ登校


「気をつけるのよ」


そう言い

母は洗濯・食器洗いを済ました後

自転車に乗って

家の近所のスーパーでパートとして働き

ヒカリが帰る夕方前に帰宅

そして洗濯物を取り込み

夕食を作り

また家事…

23時に就寝し、

5時45分起床の繰り返し


ヒカリはそんな母親を見て

思った


「私が小さい頃 こんな苦労しながら

私の事を育ててくれたんだ…」


ヒカリは母が洗濯物をたたんでいる時

肩をトントンッと自分で叩いていたので

意味がないのをわかっていたが

肩を揉んでマッサージしてあげた

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