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お父さん

また場面が変わり


「仕事いってくるわぁ〜」


「いってらっしゃい 気をつけてね」


「パパ〜」


「おっ、ヒカリ パパは仕事に行ってくるからなぁ〜」


赤ん坊のヒカリは3歳くらいに成長していた


「お父さん!私も付いて行く!」


父のバイクの後ろに乗る大人のヒカリ


ブロロッ

ブォーンッ


「へへっ お父さんのバイクに乗れるなんて

なんかいいわぁ〜」


「うーん?なんかバイクの調子悪いなぁ

そんな重い物乗せてないし

俺そんな太ったかな?」


「なっ、私そんな重ないわ!」


そういいながら怒るヒカリ

しかし霊体の様な存在のヒカリの声は聞こえるはずもなかった


ブロロッ

ブォーン


ガソリンスタンドに立ち寄り

バイクに燃料を補給する父


「カンチョー!カンチョー!」


ふざけて父にカンチョーするヒカリ

しかし効くはずもなく

お尻をポリポリと掻くだけの父


「ふふふっ」


父にちょっかいをかけれて嬉しいヒカリ

またバイクに乗り走り出す


ブロロッ

ブォーンッ


しかし


プーッ!


後ろから走ってくるセダン車


ププーッ!


「なんやねん うるさいな」


後ろに向かって怒鳴るヒカリ


ププーッ!


「はい はい わかったよ」


そういいながら

端に寄る父

父のバイクを追い抜くセダン車

するとセダン車が窓を開けて金髪の中年の男が


「おい!トロトロ走ってんちゃうぞ!

いてまうぞ!」


「うわ 怖!」


びっくりするヒカリ

しかし父は全く物怖じせず

手を振り無視した


「チッ!」


舌打ちをして走り去る男のセダン


「なんなんあいつ!?

しかしお父さん凄いなぁ」


関心するヒカリだが

それも束の間

信号機が赤になっていた

前にはあのセダン車が止まっていた


ブロロッ


セダン車の少し前に停車する父のバイク


「うわぁ あの車や」


セダン車を見るヒカリ

窓からは男が

こっちを睨みつけていた

信号機が青になり

走り出す両車

しかし前を走る父のバイクにイライラする

セダン車の男

すると急に速度を上げ

無理矢理追い抜く

その時


ドンッ


男のセダン車が父のバイクに接触


「えっ…」


ガラガラッ!


バイクは衝撃で横転し

前のガードレールへ激突


「………。」


あまりの出来事にびっくりし

キョトンとしたままのヒカリ

ヒカリは霊体の様な存在の為

無傷だった


「あっ、お父さん!お父さんどこ?」


父を探すヒカリ

父はバイクの少し前に飛ばされたようだ


「お父さん!!」


ぶつかったセダン車は止まっていたが

しばらくするとその場から走り去った

父の元へ駆けつけるヒカリ

父はヘルメットを着用していたが

頭部を強打し、大量の血を流していた


「うぅ…」


「お父さん!しっかりして!

す、すぐに救急車呼ぶから!」


スマホを取り出すヒカリ

しかしスマホは使えない


「な、なんで!?、お願い!かけさせて!!」


「ユカリ…ヒカリ…」


小さな声で2人を呼ぶ父


「だ、誰か!誰か救急車を!」


周りに呼びかけるヒカリだが

誰もいないし、ヒカリの声は聞こえない


「ヒカリ…」


「お父さん!?」


父はヒカリの方に向かって話出した


「ヒカリ…お母さんを…頼んだ…」


なぜかヒカリの存在に気付いた様な父

ヒカリに母の事を託す


「嫌だ!お願い!死なないで!!」


しかし目をつぶり

息を引き取った父だった

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