赤髪に青顔。見た目が鮮やかなオッサンとコミュニケーションが取れない。
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______コンドハマti画eナイで
_________Die丈無キミはゲームが㊤ズdaかra
_________同化、タノシ死デネ
か
________________NEWGAME
初めに目に入ったのは、布団の上に転がる白い物体X(仮定)だった。
「うひゃっ?!」
思わず悲鳴を出しつつよくよく見てみると、なんてことは無い、ダダの自分の手だった。
…………………………………あれ?違和感。なんだろうこの感じ。
おかしい。もう1度じっくりその手をながめる。それは1度日に当てようものなら真っ黒に焦げてしまいそうな程に白く、そこから生える指は傷1つ無く、……傷1つ無く?
……あっ、これ私の手じゃないのか。
親指と人差し指に何でゲームダコが無いのかなぁーっ思ったら、そゆことね、そりゃ違和感あるはずだよね、自分の手じゃないんだもん。ウンウン。
いやいや、ちょっと待て。ウンウンじゃないよ!
……じゃあ、これは誰の手?!
あっ、動いた。そりゃ動くか、自分の手だもん。いや、自分の手じゃないけど。まぁ、よくわかんないし、取り敢えず起き上がってみるか。
「よっこい正一郎、とっ」
……ううん?
なにこの小鳥が囀るような可愛らしい声?!誰の声?えっ?可愛い。言ってる事オッサン臭いけど。
「てか、誰の声?」
うわぁぁぁ。これ、もしかしてもしかしなくても、私の声?!いやいや、こんな保護欲を掻き立てるような愛らしい声は断じて私の声じゃないよ。いや、私の口から出てるから私の声か?……それにしては何処かで聞いたことがあるような、無いような?でも、こんな可愛らしい声1回聞いたら忘れるはずないし、ウン。転地天命に誓って聞いたこと無いな。
それは、布団の上で自分の声に自分が悶えるという珍しい体験をしていた時だった。
コン、コンとドアを叩く音が響いたのは。誰だろう?2回しか叩かないんだからおトイレと勘違いした訳じゃぁないよね。
「はぁい?」
「馬車を操縦していました、エドワーズでございます」
……いや、どなただよ。馬車ってなんだよ。ちょっと意味がわからないよ?ウン。どゆこと?誰か解説プリーズ。取り敢えずこの人は誰だ。
「どなたですか?」
「…?エドワーズでございます」
ウン。それは知ってる。コレは私の聞き方が悪かったんだ。
てか、この人誰だよ。エドワーズさんだよ。馬車操縦してた人だって!ウン!誰だよっ!?もう、意味わかんないよっ!!
「と、取り敢えず、中へどうぞ?」
「はい、失礼します」
そう言っておずおずと入ってきたのは結構ダンディーな赤髪のオッサンだった。しかしその顔は蒼白く、汗がダラダラと垂れていてとても見れたもんじゃない。なんかちょっと可哀想だな。なんかあったのかな?
「あの、大丈__
「この度は誠に申し訳ございませんでしたっ!」
ッ!そんな勢いよく言われるとビックリするわっ!しかも、そんな響く声で言わないでよ。全くもう。そもそも急に謝られても何をされたかわかんないよ。
「えと、いった__
「お詫びとしてこの宿代をお払い致します!出来ることであれば何でも致します。どうか、どうか、この馬畜生めをお許しください」
と、赤髪に青白い顔という何とも目に鮮やかな色合いのオッサンは頭を下げた。ジャパニーズ土下座である。
本当に、何をしたんだよあんた。なんかそこまで必死になるとこっちまで不安になってくるよ。そして、さりげなく私のセリフ消すなよ。こんな可愛い声をかき消すとかお前何様だよ。
「と、取り敢えず頭を上げてください。私は大丈夫ですから」全然大丈夫じゃないけどね。
「しかしっ!!」
「私はもう何とも思っていませから、どうか」なんとも思ってないどころか、何が起こったかすらわかってないけどね。
わざわざ布団から出て、肩を叩くと、ようやくそのオッサンは顔をあげた。
「もう、謝らないでください(結構恥ずかしいので)」
「ゆっ、許して下さるのですか?!」
「何を言っているのですか許しますよ」何をだろう?
「だから、私にどうかこの状況を解__
「なんて、慈悲深き貴族様だぁ!!」
「だから、その代わ___
「ありがとうございます、本当にありがとうございます。この御恩は忘れません。何かあったら私にお申し付け下さい。貴女のためなら惜しみなく力をお貸ししますっ!」
「だから、その力を__
「では、私は馬の手入れをして参ります。明日は9時にお迎えに上がります。良い夢をっ!!」
そう言うだけ言ってドカドカと部屋を出ていってしまった。もう、オッサン何なんだよ。いったい何がしたかったんだよ。何でもお申し付けください?私にこの状況を解説してよっ!意味わかんないよ。
「もう、本当何なの!」
怒り任せに立ち上がる。しゃがんでた為クラァっとなるが気にしない。
……気にしていられない。だんだん顔の血が抜けていくのを感じる。
鏡に映る込んだ自分の顔。それが面白い程に白くなっていく様子をじっくりと眺めることしか出来なかった。