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ワールドエンドルート  作者: イカランム
63/67

EP:62 案内とAN60



リヴァイアサンゾンビとドラゴンゾンビを倒し

平和になった海を真っすぐヘリで進んでいく


暫く進んでみててきたのは超巨大な巡洋艦

小島と言っても差し支えないレベルのそれに感動を覚えながら

せり上がってきたヘリポートに着陸する。


わずか30分足らずの空の旅を終えて、ついにアトランティスに足を踏み入れた。


暁「よっと」


アツキ「とぉう!」


最初に足を踏み入れた印象は思ったより揺れがないだった。


水の上に浮かぶ船なら波に揺られてある程度揺れているはずなんだが

どういうわけかアトランティスの上では揺れを感じなかった。


船の上で一番の強敵は船酔いだがこれなら船酔いになる心配もなさそうだ。


咲実「うぉ~すげぇ~まじでデケェな。」


蛍「ヤッホーーー!」


白「何してるのお姉ちゃん?」


蛍「や~なんとなくこの光景を見てるとやってみたくなったのさ。」


やまびこが返ってくるわけもないが

確かにここから更に離れた先まで船の部分が見えると

山々が連なる場所の山頂に居るような気分になる。


実際、どのくらいの高さがあるのかわからないくらいに高い。


クイーン「凄いねぇ……本当にどうやって作ったのかな?」


白「完全に道の技術だよね。

普通なら沈んでもおかしくないくらいのサイズだよ。」


暁「二人でもわからない技術なのか?」


ビショ「僕も正直どうやってるのかわからないかな。

どう考えてもこのサイズを水の上に浮かべようなんで物理的におかしいよ。」


クイーン「何か浮力を得る技術があるのかな?」


白「興味が尽きないよね。」


技術者組は色々と興味津々の様子だ。


ビショップ組も合流して全員がアトランティスに到着したわけだが


暁「ここからどうするんだ?」


てっきり案内でも来るかと思ったんだが……人の気配が全くない。


というか……。


暁「本当にこの船に3000人の人間が居るのか?」


白「なんで?」


暁「人のにおいが全くしないんだが……。」


白「どういうこと?」


暁「そのままの意味だ。人もゾンビもある程度匂いがあるから判別できるんだが

この船に入ってからここに居る以外に人のにおいが一つもしない。」


白「アツキちゃんも?」


アツキ「ん~しないね。」


どうやらアツキも俺と同じ感想のようだ。

クンクンと鼻を鳴らしてすぐに答えた。


ビショ「この世界で生きていくために何かしたとか?」


暁「だとしても食料の匂いすらしないのは」


クイーン「嗜好品として食べてるけどゾンビ化すれば

何も食べなくても良いし……そういう方法を取ってるとか?」


暁「一理あるな。」


匂いで完治してくるゾンビも居るだろう。

ドラゴンゾンビはそれが仇になってあんなことになっていたし


だとしても3000人の人間が居て

一つも人の気配がしないというのは違和感があるが……。


ユリス『失礼します。』


暁「ん?」


どういうことかと考えようとしたタイミングでユリスの声が聞こえてきた。

周囲に人の姿はなく声だけだが


ユリス『案内を出せずに申し訳ありません。』


クイーン「大丈夫だよ。何かあったの?」


ユリス『皆様をもてなす準備に手間取りまして

本当でしたら私が案内をするべきなのですが手が離せない状況でして』


クイーン「そうなんだ?何か手伝おうか?」


ユリス『お心遣い有難うございます。準備はもうすぐ終わりますので

お手間でなければ音声案内に従って船内に来ていただけますか?』


ユリスのセリフに機械音が聞こえてきた


案内「はじめまして、案内担当のAN60ともうします。」


どういう原理なのか空中に浮かんでいる球体が現れ

機械音声で挨拶をした。


クイーン「おぉ!?なにこれすごい!?」


ビショ「空中に浮いてるんですか!?風力じゃ……ないみたいだね。」


技術組は案内ロボの登場に大興奮状態。

ビショップはどうやって浮いているのか興味津々で

ロボの下の部分を手で切ったりと色々している。


暁「彼?についていけば良いんだな?」


ユリス『はい、お願いします。』


暁「わかった。」


色々気になることはあるが……。

クイーンたちはロボに興味が移ってしまったので

俺が代わりに対応して船内を進むことにする。


案内「どうぞこちらになります。」


流暢な機械音声のロボに従いながらヘリポート付近にあった

鉄の自動扉をくぐる。


船内はいかにも近代的なメカニックデザインになっていて

ロボ好き宇宙戦艦好きにはたまらない感じになっていた。


相変わらず人の気配がしないのは気になるが……。


クイーン「うはぁ!?何この機械!?見たこと無いパーツが沢山だよ!?」


ビショ「今まで見たことがある金属とはどこか違うね。」


白「これってどうやって使うのかな?」


見たことない技術が次から次へと出てくる光景に完全に心を奪われている。


クイーン達に限らず、他の子らもだいたい似たような状態で

一人で考えるのが馬鹿らしくなってきた。


クイーン「ねぇねぇ、案内くん!」


AN60「60で構いませんよ。どうかしましたか?」


クイーン「ここってユリスさんが作ったんだよね?」


AN60「はい。

ユリス様が東京の研究施設に残っていた設計図を元に完成させました。」


クイーン「東京にそんなの残ってんだ!?」


AN60「正確には旧東京に位置づけされるビックサイト付近ですね。

そこはナノマシン開発研究が行われてた場所でもあります。」


クイーン「そこでナノマシンが作られたんだ。」


AN60「ユリス様の準備ももう少しかかるようですし、

よろしければ船内をご案内しましょうか?」


クイーン「いいの!?」


AN60「ユリス様にご許可を頂いてますから」


クイーン「ど、どうする?」


どうすると聞いてはいるが見たくてたまらないと言わんばかりに

目がキラキラしている。

まるで新しいおもちゃを見つけておねだりする子供のような目だ。


ここで駄目だといってへこませるのもかわいそうだ。

何よりまだ時間がかかるなら今のうちに船内を見て回るのもいいだろう。


振り返って後ろのメンツの様子を見てみるが


咲実「―――」キラキラ


アツキ「―――」キラキラ


どうやら他のメンツも似たような状態らしい。


下手に暴走されるよりは素直に案内してもらったほうが良さそうだ。


暁「時間があるなら構わんよ。」


クイーン「じゃあ早速案内してくれる?!」


AN60「かしこまりました。」


アトランティスの主への面会を前に

アトランティスの内部を案内してもらうことになった。

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