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ワールドエンドルート  作者: イカランム
44/67

EP:43 拠点移設と先遣隊


休息期間は思いの外長引いた。

理由は輸送期間を短縮するためにある程度作業を進めようという話が出たからだ。


もし突貫して素材が足りない……とかの問題が出るとまずいよな?

と誰かが行ったのである程度先に進めることに


何グループかで別れて交代で休憩を取りながら進めていくと

流石に幾つか問題が出てきた。


一つは素材、ビルごと輸送できるヘリを作る分には問題なかったが

輸送用のビルが問題だった。

放棄された旧地区程度の施設では飛行運送に耐えうる収容所が作れなかった。


なので急遽、東京新地区で素材集めの任務が追加された。


とはいえ、勝手知ったる東京新地区

特に問題があるわけじゃなく、輸送用のビルが完成した……。


そのついでにもう落下させて水中に施設を埋め込めば?

との発言を真に受けて更に改造


気が付けば如何に輸送を短縮できるかを念頭に

休憩を挟みながら活動することになった。


それが終わり、ついでに収容所に半ゾンビ化した人達を収容

すぐにヘリで飛んで輸送できる様に準備を整え


ようやく新拠点設置作業へと移行する。


クイーン「さて~……なんか色々あったけど

皆、十分リフレッシュできたと思います。」


クイーン「ってことで!サクッと拠点を移設してもっと休むぞぉぉぉ!!」


一同「「「うぉぉぉぉぉぉ!!!」」」


ここまでで随分と余裕ができてきたのか……一致団結感が凄い気がする。

特に俺以外……。

俺を中心としているらしい謎のハーレム計画とやらの影響で特に団結力が凄い。


俺もハーレムが絶対に嫌ってわけではない。

他人ならどうかと思うが自分ならそりゃ嬉しいが……。

やはり倫理的にどうよ?って気持ちはある。


手を出しておいて今更だけど……。


クイーン「それじゃ、早速グループに分かれてね。」


クイーン「拠点移設はとにかく時間との勝負!

各グループのリーダーの指示にしたがって行動してね。」


クイーンの言葉で並んでいたメンツがそれぞれのリーダーの元へと向かう。


機械兵達と咲実は輸送部隊としてビショップの元へ

和、アツキ、ポーンは設置部隊としてクイーンの元へ

俺はトウカ、蛍と共に先遣部隊として白とともに行動する。


白「さて、私たちは多分最重要な先遣隊にだよ。」


暁「多分じゃなくて間違いなく重要だけどな。」


トウカ「そうですね。私達の動き次第で施設移転はご破産ですから……。」


蛍「気合が入るね!」


暁「一応、先々遣隊で軽く見てまわったが特に問題らしいものはなかった。」


蛍「あれ!?そんなのやってたの!?」


暁「俺とトウカと和でな。

トウカの半ゾンビ化のポテンシャル確認の意味もあった。」


トウカ「結果は上々でした。」


暁「あのハンドキャノンはやばかったな。」


トウカ「個人的に飛行ユニットもなかなか……。」


蛍「なにそれ!?超見たかったんだけど!?なんで呼んでくれなかったの!?」


暁「いや、蛍は寝てたしな……。」


白「一応、皆に収集かけたんだけどね……。」


蛍「な、なんで寝てた私!!」


白「徹夜で麻雀してたからだよ……。」


蛍「だってアツキがアホ強いんだもーーーーん!!」


暁「まだ挑んでたのか……。」


トウカ「私はもう諦めました。」


蛍「一矢報いたかったのよ……。」


白「挑みすぎたせいで負債が凄いことになってるけどね……。」


暁「賭け?何を賭けたんだ?」


白「おやつ。」


蛍「ふふ、ここ数ヶ月はおやつなしだよ……。」


暁「どんまい。」


トウカ「ハマれば怖いのがギャンブルですね。」


白「ともかくとしてこっちでも情報精査をしたけど

向こう側に問題らしい問題はないよ。」


白「強いて言えばゾンビがそこそこ多い……かな。」


蛍「あんな放棄された小島に人なんていたの?」


暁「それが居るんだからびっくりだよな。」


白「数はざっと400人、多分、初期当たりのゾンビだと思うよ。」


暁「殆どの個体のバッジが関東方面だったからな。」


蛍「あ~感染初期に逃げ込んだ系か~」


白「あとわかってるのは全施設がストップしてる事

ゾンビは水に入ると即沈むから島に渡る速度がすごく遅いことかな。」


蛍「ゾンビが水に沈むのはいいとして……施設ストップはまずくない?

確か電磁防壁はるのにエネルギーが必要なんだよね?」


暁「それに関してはトウカに調査してもらったが」


トウカ「停止してるだけで壊れてるものはありませんでした。

しかし、知識がないものに動かせるたぐいではないので……。」


蛍「あ~死体?」


トウカ「えぇ、まぁ……。」


暁「いくらか片付けたけどまぁ、びっくりするほど多い、特に餓死系」


蛍「食糧確保難しそうだもんねぇ……エネルギーがないと何も出来ないし」


白「なので清掃ロボットをいくらか持っていくことになってるよ。」


蛍「移動はヘリ?」


白「ヘリだね。自動操縦付けてるから向こうについたらすぐに返すけどね。」


暁「いっそ小島にあればいいと思ったんだが……。」


蛍「なかったの?」


白「既に回収されたと+何かの仲違いで海に沈没」


蛍「あちゃ~」


トウカ「とりあえず、パーツはパーツですので拠点を移動したら回収しますが

今回はヘリ1機で2グループ動くことになりますね。」


蛍「不測の事態が起きた場合は?」


暁「逃げる。幸い、トウカもポテンシャルは高いからな。

フォーメーションは俺+白、暁、トウカだ。」


蛍「合体……。」


暁「その表現やめろ。おんぶだ。」


蛍「おんぶもなんか……卑猥じゃない?」


暁「卑猥じゃないわ。」


白「逃走経路も用意してあるからはぐれないようにね。

そもそも、別行動は絶対しないように」


蛍「流石にそれは大丈夫。一人で生きていく自信はない!」


暁「むしろ居るとも思えないが……。」


クイーン「最終整備終わったよ~」


白「じゃあ、行こうか」


白の先導で全員がヘリに乗り込む。


クイーン「念のために自動操縦はタイマーかけてるけど

ボタンを押せば解除できるし、直ぐに飛ばすことも出来るからね。」


トウカ「了解です。」


このヘリも大分改造された。

流石にキャンピングトラックほどではないが

振動の軽減や生活空間の向上……それ必要?って思うほどの設備を増設


防音設備まで充実させて、ヘリなのに旅客機みたいな状態になっていた。


普通、ヘリってもっとうるさい印象だったんだが変われば変わるもんだ。

長距離移動用にトイレが有るのはありがたい

風呂は流石に理解できんが……居るのか?必要か?


そんな疑問をよそに、ヘリが飛び立つ。運転はトウカ……だが

自動操縦があるので目的地を設定したらすぐにこっちにやってきた。


白「それじゃあ、最終確認するね。」


白が地図を広げ、最終確認が始まる。

今まで何度か上から確認してある程度詳細な地形が載っている。


白「まず着地点はここ」


元々ヘリポートだった場所を指差す。

ちょうどいい高さだし、俺とトウカで制圧してゾンビが出る心配もない。


白「私達の目的は早期制圧、進化型の探索は行ってるからそっちは問題ないけど

設置中に生まれても困るし、クイーンがまともに動けないから」


白「ココらへんのポイントに向かってゾンビを狙撃していくことになるよ。」


指を指したのは島の半分を四角く囲った先端部分。

中心と合わせて全部で7箇所の地点だ。


設置部隊が来るまでにここの制圧を済ませておくのが俺達の仕事になる。


白「さすがに時間がかかると思うからせめて一つ……。

できれば3つ位制圧しておくといいかな。」


蛍「じゃあ、やっと私の出番ってことね!」ジャキン


トウカ「私もですよ。」ジャキッ


お互いに獲物を構えた。

蛍の武器は全長2m程の長さがあるスナイパーライフル


元々使っていたものをクイーンたちで改造したものだ。

彼女に合わせて連射力を高め、飛距離もかなり伸びている。

今回の予定地なら多分初期地点から島全域を狙撃できるだろう。


その分威力は落ちているが別に頭を吹き飛ばす事が目的じゃない。

命中させてしまえば半ゾンビ化して動けなくなるから問題ない。


トウカの装備は同じく連射能力を高めたサイコガンモデルの銃だ。


元々はビショップが一体型ハンドガンとして用意した物を

アニメを見たノリで改造したらしい。


装填式なので某アニメのように精神力で無限に撃てる訳じゃないが

安全装置を外せば装着者の思考によって撃つ事ができる。


腕に装着するから安定感と反動の軽減が段違いで速射力も恐ろしく高い。

一度、ポーンたちと模擬戦をした時、トウカ一人で勝利した。フラッグ戦だが


狙いをつけるから狙撃へ移行できるから連射力は段違いなんだそうだ。

こちらは蛍のに比べて飛距離が劣るが強度が高く

近接戦でもかなりのアドバンテージが得られる。


必要な場面は主に進化型戦だろうから活躍してほしくないのが本音だが……。


白「基本の動きは私と暁さんが索敵、

お姉ちゃんが狙撃、トウカさんが突撃になる感じかな。」


暁「行動範囲は常に白が指示するから独自判断は止めるように

流石に危なくなったら報告してからその場を離脱って形になる。」


蛍「オッケー」


トウカ「問題ありません。」


白「設置部隊が来たら指示を出すからキリが良い所までいって合流ね。

逃走経路はその都度変わると思うから簡単な撤退ポイントを覚えておいてね。」


各所についた赤い丸を簡易撤退地点として記憶しておく


白「動きはそんな感じかな。到着まで……。」


トウカ「あと30分ほどですね。」


蛍「おぉ~早いね。」


白「じゃあ、各々装備の点検を忘れないでね。

いざという時に使えないと困るじゃすまないからね。」


暁「分かった。」


蛍「ほいほ~い」


トウカ「了解です。」


到着までの時間、それぞれで装備の点検をしていく

と言っても武器持ちの二人以外は

撤退用の煙幕、エレキボム、スタングレネードくらいだ。


他は簡単な食糧と水、通信機器、GPS探知装置くらいになる。


それぞれで相手の装備を確認しながら……目的地に到着するのを待つ……。

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