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ワールドエンドルート  作者: イカランム
31/67

EP:30 進化型ゾンビと大指針


進化型ゾンビは感染対象がいる場合にのみ生まれる。

条件は感染対象が長期間そこにいて感染していないことが条件


つまり、今回のハルクゾンビは

蛍と白を感染させるために誕生したってことらしい。


クイーン「二人と暁くんの情報を照らし合わせると……

ゾンビが少しずつ成長してることが分かったの」


第一段階は電波防壁の突破

これは本当に初期、彼女たちと別に生き残ってた人達を感染させる。

その時に電波の通じない体になって襲撃した。


第二段階は超蘇生機能

蛍がヘッドショットで何度もゾンビを討伐し、ハルクゾンビも何度か倒した。

そこから核を別に移して、すぐに再生できるようにしたりして……。


最終的に俺が見た全身パーツだらけの状態になったそうだ。


クイーン「頭部をやられても即時復活して倒せるようにってね。」


蛍「こわっ!?じゃあ、皆が来なかったら私達やばかったってこと!?」


クイーン「かなりね。」


蛍「反則すぎじゃん……。」


クイーン「あと、咲実ちゃんが持って帰ってきてくれた衣服

あれはゾンビの肉を使ったものだってことがわかったわ」


咲実「はぁ!?そんなにキモいものだったのか!?」


クイーン「まぁ、あんまりよくないよね。

感染能力はないけど……多分体のパーツを隠すためのものじゃないかな。」


咲実「知りたくなかった新事実……オレ、ナマで触ったよ……。」


暁「ナマって表現やめようか」


アツキ「ナマダシ?」


暁「どこで覚えたその言葉」


アツキ「さぁ?」


クイーン「こほん。話を戻すけど、そうやって感染できない対象を

感染させようとして生まれるのが進化型ゾンビってことね。」


白「アツキちゃんもそうなんですか?」


アツキ「進化型妹アツキ」


暁「妹の進化はどこに向かえばいいんだ?」


アツキ「…………コドモが増える?」


暁「それを進化っていうのはちょっとな……。」


クイーン「アツキちゃんは多分ハルクゾンビの最終形態

電波を突っ切り、超蘇生し……何より知能があるゾンビ」


白「知能があるゾンビ……。」


クイーン「ゾンビ化は別に死んでるわけじゃなくて

ナノマシンで生きてるって言ったよね?」


クイーン「つまり、ゾンビ化する前に死んだ場合、それただの死体になる。」


暁「普通の死体も転がってたのはそういうことか」


クイーン「本来、進化型ゾンビは周囲の腐敗病感染者を取り込んで成長するけど

アツキちゃんの素体になったゾンビは……死体を吸収してたの。」


暁「死体を?意味あるのか?」


クイーン「腐敗病に感染して理性を無くす前の人間の脳を取り込んで

しっかりとした知能を付けようとしたんでしょうね。」


咲実「マジで無茶苦茶じゃねぇか……。」


蛍「まだちょっと濡れてるよ。タオル使う?」


咲実「すまん、助かる。」


今更手を洗っても意味は無いと思うが……。

感触を忘れるために全力で手洗いしてきた咲実が戻ってきたようだ。


クイーン「アツキちゃんはその知能の部分になってたんだよ。」


アツキ「スーパーブレイン」


咲実「それだと、知能があるやつ以外は復活できねぇんじゃねぇの?」


クイーン「核があって暁くんの血を受け入れられるなら

どんな状態でも復活は出来るよ。」


クイーン「生きてる人を半ゾンビ化したほうが確実だけどさ。」


クイーン「重要なのは生存者の居るところに進化型ゾンビがいて

時間が経てば立つほど強力になっていくってことだね。」


咲実「ちょい待ち、理屈はわかったけどさ。

東京にも生存者が何人かいただろ?」


和「いましたね。」


蛍「いたの?」


暁「あまり、褒められた方法で生き延びたやつじゃなかったけどな……。」


蛍「聞かない方がいい系だね。おっけ。」


咲実「あれから結構言ってるけど進化型ゾンビなんていねぇぞ?」


クイーン「多分、長期間居座ってたわけじゃないからじゃないかな?

進化するにもある程度時間が必要だと思うしね。」


クイーン「他には生存本能も働いてるだろうし……。

その人達はゾンビを倒してないんじゃないかな?」


和「そうですね。初期の戦いで倒れたゾンビは居ましたが

……それ以外では見てませんね。」


暁「……あいつらが居た期間はおそらく数ヶ月程度だろうな。」


あまり思い出したくないが……

あそこにあった人骨と人数を計算して最大数値を引き出すとそのくらいだ。

少なくとも1年もあそこに居た可能性はない。


クイーン「せめて、進化するには一年近くは必要だと思う……かな?

何十人も生存者が居たなら加速する可能性はあるけどね。」


蛍「じゃあ、どうするの?生存者を探すために進化ゾンビがいる場所に行くの?

それとも別のことするの?」


クイーン「できれば生存者の捜索優先かな。」


白「時間=強さに比例するなら早く救出するか対処しないと……。

手に負えなくなる可能性が高いね。」


暁「ハルクゾンビの時点ですでに手に負えなかったからな。」


咲実「色々ぶん投げたけどまだ生きてたのか?」


暁「活動停止してる様子はなかったな。」


咲実「まじかよ……とんでも性能すぎだろ。」


暁「人のこと言える立場でもないが……あれは流石にな。」


クイーン「ってことでこれからは生存者の捜索を優先していきます!」


暁「もし、東京に居たようなのだったら?」


クイーン「その時は処理して……かな?生きてるだけでまずいしね。」


まぁ、生かしてって判断は無理か……。

蛍たちの手前言葉を濁したが実際に前にしてどう判断するか


蛍「ま~仕方ないよね。何もかも無限ってわけでもないしさ。」


白「甘いこと言って生きていける世界でもないもんね。」


暁「言葉にごしたのに伝わってんのかよ……。」


蛍「なんとなく?私達が初の生存者って聞いたし……

その前に出会ったんなら……ってね?」


白「私達が集団で居た時も一番の問題は一部の人の暴走だったからね。

和を乱す人を加えると最悪全滅する可能性だってあるから……理解してるよ。」


案外シビアだった。

当たり前か……あんな場所で二年も生きてきたんだ。

甘ったれた考えを持ち続けて生きていけるとは思わない。


そんな感じはしないが生きるために取捨選択をはっきりしてきたんだろう。


クイーン「大方針は生存者救出だね。細かい方針は……。」


咲実「やっぱヘリだよな。

今後も範囲が広くなっていくと考えるとこれは欠かせねぇな。」


蛍「電車だとやっぱり限界あるよね。進化ゾンビを考えると陸路はキツイかも」


暁「ゾンビはどうする?無駄に撃たないほうがいいのか?」


クイーン「状況次第かな。拠点に連れてこれるなら積極的にお願い。」


クイーン「無理なら出来る限り撃たないようにして、

撃ったなら人目につきにくい場所に移動かな。」


白「パワーアップ防止だね。

結局、複数のゾンビが居ないと進化できないしね。」


クイーン「他に必要なのってあるかな?」


白「私から」


クイーン「はい、白ちゃん」


白「出来る限り、進化ゾンビは避けていったほうがいいけど

いつかはどこかで当たる敵だと思うの。」


咲実「まぁ、ずっと逃げるってわけにも行かねぇよな。」


白「だから軍事施設も積極的に探索してほしいの。

探索には私も行くけど居ないときでも関連のものを探して欲しいかな。」


クイーン「軍事施設……かぁ……。」


白「やっぱりダメかな?」


咲実「街よりはゾンビも居ねぇし大丈夫じゃね?」


暁「いや……そんなに簡単じゃないだろうな。」


咲実「そうなん?」


蛍「さぁ?」


和「さっきの話しで生存時間が長く、数が多ければ多いほど

ゾンビが進化すると説明がありましたから……おそらくは」


クイーン「多分、進化ゾンビが居る可能性が凄く高いのが軍事施設だと思う。」


蛍「あ~……街とかじゃなくて施設なら武器も食糧もいっぱいあるもんね。」


暁「軍が全滅した後に別の集団がいる可能性もあるし

そうじゃなくても全滅するまでに進化ゾンビが溢れてる可能性もある……。」


咲実「どう転んでも地獄か……。」


白「あくまでも出来たらでいいよ。

可能性が高いってだけで頑張ればなんとかなるかもしれないし……。」


暁「いや、候補に入れよう。今後を考えるなら対処方法は必須だ。

多少は厳しくてもどうにかしないと後はジリ貧になるだけだ。」


暁「蛍の力もある。最悪遠くから見るだけでもいいだろう。」


蛍「任せといて!」


クイーン「他にある?」


アツキ「ブランコ欲しい。」


クイーン「ブランコ?ブランコ欲しいの?」


暁「そこら辺に作ればいいだろ……探す必要なくないか?」


アツキ「じゃあ……屋台欲しい。」


暁「屋台……屋台の資材でも探せばいいのか?

と言うかどこにあるんだ?」


和「神社の蔵とかでしょうか?」


クイーン「真面目に対応する必要ないと思うけど!?」


暁「真面目な内容ばかりだと疲れると思ってな。」


クイーン「もうちょっと緊張感持って!?」


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